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ピーコック製の2-4-0 3フィートゲージ マン島にて 2009年

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9450(20) 上回り ボイラー・煙室をつくる

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キャブとサイドタンクを床板にハンダ付けで固定しました。

ボイラーをt0.3の真鍮板から曲げました。今回は煙室は、ちょうどφ20とφ19のt0.5真鍮薄肉パイプの手持ちがあったのでそれを利用しました。末広がりの部分はt0.5の真鍮板を曲げてつくりました。煙室末広がりの部分の前板はボイラーに切り込みをいれて差し込みました。後板は砂箱などで隠れてしまうので省略です。

こういうタイプの煙室は日本の英国型古典機にはあまりありませんが、英国ヨークの鉄博でみた南アの機関車が格好がよく気に入ったので、そのスタイルにしました。

ボイラーは仮止めです。

☆追加(10/7)ボイラーの曲げ方

ボイラーを曲げるのは三本ロールなど特殊な道具を使わなくても簡単にできます。

ボイラーを曲げる前に、ドームや煙突、ハンドレールなどは下穴を0.5mmのドリルで開けておきます。

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私はまず、ボイラー下部のつなぎ目の部分(コバ)を少しカーブをきつめに曲げます。今回はボイラーの直径が18mmだったので、φ14ぐらいのパイプを当てて曲げておきます。この部分は曲げにくいので余白をとって、その部分ごと曲げたあとで、余白の部分を糸鋸で切り落とします。

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そのあと中央部分を曲げますが、これもφ16のパイプをあてがって、巻き寿司ののように一気に曲げてしまいます。昔のTMSを読むと厚い本の上で丸棒を当ててゆっくり曲げていくと書かれていますがそんなことをしていると日が暮れてしまいます。

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こうやって曲げたボイラーは真円にはなっていないので、次に少し大きめのパイプ 今回はφ18のパイプを内側に強引に差し込みます。それを柔らかい木の板の上で押しつけるようにして転がすのを繰り返すとボイラーは次第に真円に近くなっていきます。

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最終的には内径きっちりのパイプがあればよいですが、ほとんど場合そういう都合のよい寸法のパイプはないので、少し細めのパイプに紙を巻き付けて直径を調整したものを内側に差し込んで、板の上で押しつけるように転がすと所定の直径のパイプ状のボイラーとなります。

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これが私のやり方です。慣れると20−30分程度で、一本できます。

ブログ見られている方もやってみてください。意外に簡単です。

市販のバラキットはボイラーは曲げ済であっても、とても真円とはいえない製品も結構あるので、私はこのやり方で修正しています。

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サウンドシステムでの蒸機のブラスト音について

 これまでの鉄道模型のサウンドシステムで蒸機のブラスト(排気)音というと 発車から停止まで機関車の走行スピードに応じて鳴るのが当然でした。
 先日クラーケンさんと話ししていて、日本の実物の蒸機は停止する前は絶気運転で惰行運転して、ブレーキをかけて停車するのが通常なので、停止する直前までブラスト音が鳴り続けるのはちょっと実物とは違うのではないかという話になりました。

 最近のDCCサウンドでは蒸機のブレーキ音も入っているので、ブレーキをかけてブレーキ音が鳴っている状態で、同時に勢いよくブラスト音がなっているのはおかしいという話になりました。
 停車前の絶気・惰行運転の間は、ブラスト音は消えて、レールの継ぎ目を車両が渡るジョイント音だけが聞こえて、ブレーキをかけるとブレーキ音が鳴って停車するのが実感的だという話になりました。

 とはいってもこういう音の鳴らせ方の仕掛けは、DCCでは、サウンドデコーダーの方に仕込んだ方がよいのか?コントローラー側に仕込んだ方がよいのかもちょっと考えモノです。
 PFM/SL1方式のアナログ蒸機サウンドでは、コントローラーに仕込むしかありません。まあそういう小細工しなくても、マニュアルでそういう操作するのが、通の楽しみという声も聞こえてきそうではありますが・・・

 今後こういう実感的な音の鳴り方ができるような、サウンドプログラムをSmileSoundデコーダーに仕込んでみようと思います。

 余談になるかもしれませんが、蒸機の排気音はブラスト音、ドラフト音という二つの言い方をされているようです。あまらぼ鍋屋町さんによればやはりブラスト音が正しいようで、わたしもそう思うので、このブログではブラスト音と書きます。

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図面で見る東京の構造物

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月刊誌「東京人」10月号は「図面で見る東京の構造物」の特集です。

巻頭はまず東京駅の駅舎と東京・新橋間の高架橋です。銀座線の地下トンネルも取り上げられています。

ものづくりの原点である図面から、設計者や技術者の思考の軌跡を読むという副題がつけられているとおり、図面だけではなくその背景なども語られています。

レイアウトファンというか、ストラクチャーに興味のある模型ファンには嬉しい一冊だと思います。

 

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9450(19) 上回り 床板をつくる

9450の床板を作りました。

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ベースはt0.2洋白板で、取付部の裏打ち板はt0.5真鍮板、縁取りは真鍮1.0mm角線を貼っています。洋白と真鍮では熱膨張率が違うので、ハンダ付けするときはクリップで固定していますが、どうしても反りが出るので、最後に手で曲がりを修正しました。

スプラッシャーカバーは、珊瑚模型のB6用ロストパーツを使いました。第2動輪はロストパーツを半分に切りました。一体物のロストパーツを使うと、板金パーツ組み立てと違って、半田付けする時に熱分解する恐れがないので、工作がはかどります。

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最初床板の幅は、31mmで設計していましたが、それではクロスヘッドが床板の縁取りに当たるので、32mmに設計変更して作りました。

シリンダーブロックカバーは、床板を抜いたときの廃材利用で作りました。

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上回りを乗せると全容がみえてきました。

KKC総会までは二ヶ月を切りましたが、この工作ペースで行けば何とか未塗装完成の状態で持参できそうです。

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9450(18) 上回り キャブ・サイドタンク(2)

 サイドタンクと一体化したキャブの設計ですが、ニールスンの7750は妻面の丸窓が小さいのが好きではないので、この機関車は7850のような大きな直径の丸窓にしたいと思いました。

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 上図は金田さんの図面集からの引用です。左から7850、7750単式、7750複式です。右端が今回の模型化図面です。

 7750や7850は1/80にすると車体幅は27mm前後となりますが、16番の模型ですのでシリンダーの出っ張り具合やメインロッドと床板の当たりなどから模型化設計して、キャブ幅30mm、ランボード幅31mmとしています。シリンダー中心間隔は25mm、ピストン棒を片側で0.5mm偏心させているので見かけ上24mmです。

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 7750複式の断面と模型化したキャブを重ねてみました。

 最初はこのロコもやはりペルペア火室にしようと思っていました。ところが丸窓を大きくしようとすると、火室にあたってしまうのです。ナスミスウィルソン製のロコは丸窓が小さいのが特徴のようですが、ニールソン製は1960の丸窓は大きいので、このメーカーのデザインの特徴というわけではなさそうです。7750では火室との干渉を避けるために丸窓の直径が小さくなったデザインになったと想像しました。というわけで今回のロコは窓のデザイン優先でストレートボイラーにすることにしました。

 なお7850に比べて7750はサイドタンクの高さが高いので、丸窓の位置は少し上にしています。

 ちなみに日本にきたピーコックのキャブ妻面の窓は角窓が多いですが、オーストラリアに行ったものは大きな丸窓が多いですね。

 

 

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サイドタンクの前端は裏面にPカッターで筋を入れて折り曲げました。

妻面の窓は内側にパイプを輪切りにした窓枠を入れるので大きめにしてあります。

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キャブ妻板のボイラーの欠き取りは最後は、真鍮パイプにペーパー巻き付けたもので仕上げています。今回はボイラー径がφ18なので、φ16のパイプに#400のペーパーを巻き付けています。ペーパーを一重ではなく多重巻きにして直径調整をするのがミソです。

☆9/15追記

キャブ窓は、φ6.0外径7.0のパイプを輪切りにしてはめこみます。内径はハンダ付け後もう少し拡げます。

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