USBミニスロットル 速度絶対値版
Desktop StationのワイヤレスDCCコマンドステーションDSair2は、スマホやタブレットから運転操作できますが、画面上のスピードメーターをタップして速度操作するのは、パワーパック世代のわれわれには違和感があります。このシステムにはオプションとして、スマホやスマホに接続してダイアルツマミやスイッチで操作できるUSBスロットルがあります。まあ速度調整のスロットルつまみ以外はタッチパネルのボタンタッチでも許せるので、速度スロットルつまみだけをスマホやタブレット差し込んで使うUSBミニスロットルを以前作りました。これはロータリーエンコーダーを使って、その回転で速度を加減するものでしたが、その後フジガヤさんによりボリュームを使った速度とボリューム角度が一致する速度絶対値版がつくられましたので、そのミニスロットルを作ってみました。
OTGアダプタも、以前はlightning用のよいアダプターがなかったのですが、最近小さい一体型をamazonで見つけました。
左がロータリーエンコーダー版、右がボリューム絶対値版
つまみを外したところです。つまみは大きい方が使いやすいようです。手持ちのつまみを使いましたが、アンプのボリューム用などの格好のよいものを探してきて交換しようと思います。
コンピューターはアマゾンで売っている小型Aruduino Leonarud互換機を使っています。今なら999円です(笑)
配線は下記のとおり簡単です。
スケッチ(プログラム)はフジガヤさんが作られた絶対値版USBコントローラーのスケッチの中で速度つまみの部分だけ使わせていただいています。これは、Aruduino Leonaord が、USBキーボードエミュレーションができる機能を利用しています。
この互換機は基盤の端がそのままtypeAのUSBアダプターに差し込めるので、そこにOTGアダプターを差して、スマホやタブレットに接続します。
フリーランス・モーガル(9)上回りディテール追加
少し放置状態のフリーランス・モーガルに上回りディテール追加しました。
煙突は座を作りましたが、これはエコーモデルの小型パイプ煙突をの座の部分だけを利用しました。煙突中心に孔を開けるのは、旋盤のコレット赤口で煙突下の湯口をくわえます。だたこのままでは振れが大きいので、適当な木の板をそっと当てていくと次第に芯がでます。だいたい振れが取れて回転の芯がでたら、芯押し台でちょうど内径の底にあうドリルで少し揉んで芯を出します。今回は2.8mmのドリルが適合しました。その後中心孔径のドリル、今回は1.5mmドリルに交換して、貫通させます。ただ今回は座のみ利用するので、途中で突っ切りバイドで、煙突の胴体部分を落としました。
ボイラーには給水栓とブレイス(煙室とデッキの支え棒)の孔を開けましたが、位置決めには方眼マスキングテープを使うと簡単に位置決めができました。ところでこの方眼マスキングテープ、以前はホビダスのオンラインショップで売っていたけど、いまも流通しているのでしょうか?
なおスケールモデルだと、給水栓などの位置は、実物通りにすれば良いので楽ですが、フリーランスの場合は似たような複数の機関車の写真をみて、実物として機能的に問題がない位置に自分で決めなければならないので、時間がかかります。
スチームドームはコンさんのブログに倣って、頭部の汽笛様?の部分は切断して、頭部に孔を開けました。コンさんのとは製品のロットが違うようで。ネジ孔は途中までしか開いていなかったので、ヤトイにネジ込んで旋盤加工しました。芯押し台にくわえたセンタードリルで下穴を開けて、3mmドリルで穴を開けました。そのままでは貧弱なので、ハトメを挿入して上部の飾りのように見せました。
サンドドームには、砂撒き管用の孔を開けました。
8450(58) サンドドームのディテール追加 煙突キャップ挽き直し
今日は朝から6時間ぐらい走行台の上で、動輪回していましたが特に問題もなく、多少起動電圧も下がったようでした。こういう慣らし運転の時はやはり注油してから行った方が馴染むとおもいます。
サンドドームの安全弁は、3.0φの真鍮丸棒を加工して、KATOのNゲージ制式蒸機用安全弁をハンダ付けしました。厳密には形が違いますが、スッキリ仕上がるので愛用しています。汽笛は珊瑚の200用ロストパーツを利用しました。汽笛の引き綱は私は太くなるのと破損しやすいので付けないことにしています。
煙突キャップは、これまでのものが少し小ぶりだったのと、前照灯がSゲージのパーツを使って少し大ぶりで、バランスがとれないので、もう一度旋盤で挽きました。煙突キャップを挽くのは何回やってもなかなか思うようなカーブにはできず、汗をかいてしまいます。
あとは窓ガラス、銘板を貼って 石炭積んで、DCCサウンド搭載です。
電気ハンダ付け器の電極についての考察
小型炭素棒電極を使った電気ハンダ付けを試みたことは先日報告しました。
今回試用したシャープペンシル改造の電極の欠点はとにかく、この電極が熱くなることでした。
その後 むすこたかなしさんのブログに掲載された、イギリスの4mmスケールモデルグループのオンラインミィーティングでのクリニックの低圧炭素棒ハンダ付け解説の動画を見ると、対応策が頭に浮かんできました。
この動画をみると動画の発表者の炭素棒電極は、ガウジング棒(外側に銅メッキをした炭素棒)をつかっており、炭素棒電極先端は鉛筆削りで円錐状に削っています。円錐形ではわかりにくいので、先端部の直径が半分になった段付きの棒で説明します。
同じ炭素棒でも直径が半分になれば、同じ長さの電気抵抗は断面積に反比例して4倍になるはずです。流れる電流は同じなので、断面積が半分になれば、発熱量は4倍になるはずです。ということは先端が円錐状だと先端部分での発熱が一番多くなるはずです。
また後方は周囲を電気抵抗の低い銅メッキでコーティングされているので、銅メッキのない部分より同じ長さの電気抵抗は低くなるので発熱量は少なくなるはずです。
シャーペン改造の電極は、直径の同じ2.0φの鉛筆芯を電極として使うので、先端部もシャーペンに近い部分も断面積は同じであり、シャーペンの支持部分でもかなり炭素棒が発熱してしまうのではないかと愚考しました。先端の口金(先端パイプ・スライダー)部分のみから炭素棒(シャーペン芯)に全電流がながれていればよいのですが、実際は後方の芯チャックからも結構電流が流れていると推測します。使っていると先端口金部分でスパークが出ているので、この部分での電気接触が完全ではないと推測します。シャーペンの構造は三菱鉛筆のHPが詳しいです(シャーペンの部品名はこのHPの用語をつかいました)。なおこのこの保持チャックもプラ製?なので熱で劣化してしまいました。
対策としてはもう少し太い炭素棒、できればガウジング棒を先端を円錐状に削って使うと良さそうです。ただガウジング棒を使うと電気抵抗が低いので、現在の4.5Vでは電圧が高すぎるかもしれず、やはりスライダックによる一次側電圧コントロールをおこなって二次側の出力を3Vぐらいにする必要があるかもしれません。
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