1000レストア(4)スチームドームの更新
結局スチームドームは、エコーモデルの1755スチームドーム(小型・丸型)を加工しました。
本体を8mmのコレットチャックでくわえて、中心孔を開けて2mmネジのタップを立てました。
コレットでくわえると三つ爪チャックと違って、芯がでるのと表面に傷がつかないので養生する必要がないので楽です。
これをヤトイにネジコンで、芯押し台にドリルをくわえて 頭部にに3.5φの穴をあけて、ハトメを挿入しました。
ヤトイも真鍮棒より、鉄棒で作った方が、強い負荷がかかってもネジの根元で折れるリスクが低いように思います。
ハトメは実物と形態はすこしちがいますが、すっきりした感じに仕上がるので、小型機のスチームドームのフレアの表現にはよく使っています。
※12/26追記
サンドームは少し下方に穴を開け直して、珊瑚の200形用砂撒き管(元栓一体型)ロストパーツをつけました。
なぜか日本製模型のロストワックス元栓ついていない模型は砂撒き管用の穴がドームの高めの位置にあいています??
1000レストア(3)
電子工作も一段落ついたので、車両工作もぼつぼつ始めています。
前回報告しましたように、コンさんのエッチング板は前後方向が1mm珊瑚オリジナルより長いのでそのままで収まりません。コンさんはサイドタンクを1mm前に移動するように設計されたそうです。私は床板の下にビスの頭がみえるのが嫌なので、ドリルでもんでビスの頭が沈むように加工してありました。というわけで、サイドタンクの取付ネジ孔を長孔にしてサイドタンクをずらすわけにもいきません。というわけで、この1000形キットのウリのひとつであった、サイドタンク後端とキャブ前妻板のあいだの隙間がややオーバーだったので、ここを詰めて、床板を後に約1mm移動させて対応しました。床板と主台枠後端の間に1mm隙間ができるので、真鍮板で埋めました。
なおコンさんオリジナルのように、サイドタンクを前に1mm動かす場合は、キットオリジナルより前妻板が1mm前方に移動することになるのでボイラー長さの調整加工が必要になると思います。
キャブの背が高くなると、もともと高さが低めだったスチームドームのアンバランスが目立って不○工なので、交換します。とりあえず5500用を置いてみましたが、ドームてっぺんは安全弁がつくように、フレア形に加工します。
砂撒き管元栓もロストパーツをつけようと思います。
今回床板とボイラーは色を剥がしましたが、関西ペイントの水性剥離剤を使ったら、メタルプライマーも含めてきれいに剥がれました。表面に厚めに塗って一時間ぐらい放置してから、歯ブラシで擦ったらきれいに剥がれました。ただ水性といってもある程度刺激臭はあります。
1000レストア(2)続・キャブエッチング板を組む
組み上げてみると、キャブの前後長がオリジナルに比べて約1mm長いので、端梁からはみ出すようです。
コンさんに聞くとこれは設計ミス(失礼)ではなく、コンさんはデザイン上サイドタンクを1mm前に移動するように設計されたそうです。
私もそのとおり改造するか、後端梁を1mm厚くするか、後に移動するか検討してみようと思います。
天井はコンさんご指定のとおり、t0.5ですが、そのまま縁取りを付けると上端のリベットが半分隠れてしまうので、もう一枚内側にキャブ側板の寸法と同じt0.4の真鍮板を貼ってその周りに帯板を貼り付けました。この方が縁取り板の位置決めも楽だと思います。 天窓は跳ね上げ式のものをこれから加工します。雨樋もわすれずにつけないと。
1000レストア(1)キャブエッチング板を組む
以前組み上げた珊瑚の1000形はキャブが小ぶりで、サイドビューだけをみれば1/87の1320形あたりのような印象で、実物の華奢なプロポーションとは少し違うような印象でした。
Brass solderさんが大きめのキャブを自作して交換されたのを拝見するとよい感じでした。
今回コンさんが、プロポーション改善のためのエッチング板を作成して配布されたので、組んでみました。
☆ご使用前☆
キットオリジナル(私が改造して屋根を少し上げています)
かなり感じがかわりますが、キャブの背が高くなるとスチームドームも少し背が低いような感じがします。
これも交換しようかと思います。
サンドドームはこのままでもよさそうです。
なおコールバンカーの曲げは、コンさんは木の板で治具つくられたようですが、わたしはJALCO方式?で、下部の平面部に真鍮板を裏打ちしてハンダ付けして、上部は万力に丸棒と一緒に挟んで、ボイラーのコバと同じように曲げました。
なお屋根の取付はそのまま帯板を屋根板にハンダ付けすると、キャブ上端のリベットが隠れてしまいそうなので、もう少し頭をしぼってみようと思っています。
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