阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(2)
二両目の下等郵便合造車の下回りを作りました。
この客車は、KATOの二軸貨車用のポリアセタール製軸受に珊瑚の古典客車用軸受を貼っています。そのためKATOの貨車と同じようによく転がります。ちょっと傾いている机の上に置くと自然に走り出すぐらいです。
2009年にこの軸受を作った時は、ゴム系接着剤G17で貼ったのですが、やはり少し剥がれたものが出てきました。ただ大半はまだしっかりくっついています。ポリアセタール樹脂は難接着素材ですが今回は、プライマーを塗ってアロンアルファで接着してみました。一応しっかりついていますが、今後の経年変化をみたいと思います。
また低い位置にステップを付けてしまったので、これまでの構造では分解が困難になりました。そのため床板を左右に分割する構造にしましたのでまた工程が増えました。自分の意識としては、やはりブラスモデルは分解できるべきだと思っています。韓国製ブラスモデルの一部にみられるブレーキ関係のパーツなどを接着剤で後付けして、分解できないようになっているのは邪道だと思います。
IORI工房のリンクカプラーは、見栄えよく強度もあるようですが、ピンセットを使って連結・解結するのはやはり少ししんどいですね。
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