阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(17) サウンドシステム(2)
出来ればスピーカーとBluetooth受信・アンプ基板、リチウムバッテリーをユニット化して簡単に車体から着脱できる構造にしたかったのですが、スピーカーは床板に固定して、基板とバッテリーを車体内部に押し込むという月並みな構造となりました。
基板は以前の記事にようにBluetooth小型スピーカーユニットから取り出したものです。
台車取り付けねじをカメラ用の頭の小さいプラスネジに交換して床上にでないようにしました。またこのビスは非磁性体なのでスピーカーへの影響もないと思います。床板には音の出る孔を開けました。
スピーカーは秋月電子で売っているマイクロスピーカーを床板に製品についている粘着テープで貼り付けました。
小さいですが音質はよいです。車体全体が共鳴箱になっているはずです。
リチウムイオンバッテリーは、中華通販で大陸から直接買うのは品質的に不安なので、全品検査済をうたっている製品をモノタロウ経由で購入しました。
本体のオンオフスイッチは、前作のワフではプッシュスイッチを引き出しましたが、今回はリードスイッチを使うことにしました。基板上ののプッシュスイッチの両端子にリードスイッチに接続した電線を貼り付けます。
サウンドシステムのオンオフにリードスイッチを使うのは、サウンドトラックスの貨車用サウンドデコーダーに採用されています。室内灯のオンオフには、ホーンビーが2軸客車で製品化しているようです。
リードスイッチは、リチウムバッテリーの裏側に貼り付けました。ちょうど車体に押し込むと屋根中央部真下あたりとなります。
基板とバッテリーは車体には固定していませんので、引き出すことができます。
今回は給電端子は引き出していません。上下まわりを分解して、基板を引き出してUSB端子から給電することになります。
屋根上から磁石をかざしてやると、サウンドユニットのオンオフが出来ます。
また今回金属車体の中にBluetooth受信基板を入れるので、車体の金属にシールドされて?電波が届かないのではないかと心配しましたが、キューポラに窓が開いていることもあり問題なく杞憂に終わったようです。金属製蒸機のテンダーにBluetooth受信基板仕込んでいる方に聞いても、上板に大きく窓を開けて、その上に紙かプラ板貼って、石炭をその上に積めば全く問題ないといわれます。
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