阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる( 本年のTMSコンペで佳作をいただきました)

TMS鉄道模型コンペ2023で、過分ながら佳作をいただきました。

展示会には出品させていただきますので、期間中imon渋谷店にてごらんください。

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なお作品返還後、ペンディングとなっている一部分、キャブの窓ガラスや機関士人形、サウンドシステムなどを追加工作した後、TMS誌に記事発表させていただく予定にしています。

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120をつくる(32)色を塗りました

120形蒸機の塗装をしました、何色にしようかかなり迷ったのですが、結局マルーンを塗りました。

全体にロックペイントの黒の缶スプレー(ボイラーはつやあり、それ以外はつや消し)を吹いて、サイドタンクなどはタミヤの缶スプレーのマルーンで塗りました。マルーンに塗った部分ははタミヤのコンパウンド(仕上げ用)で研磨しています。

ナンバーはだるまやの切り抜き文字を接着剤で貼りました。今回はやってみたかった煙突に番号を貼りました。実物はキールバンカーにはナンバーはなかったようですが、私個人の好みで貼り付けました(位置はもう少し下がよかったかも)

メーカーズプレートもだるまやの明治機関車用ですが、さすがにロバートスチーブンソンの銘板は含まれてなかったので、一番感じの似ているKitsonキッツオンのプレートを貼って、ごまかしています。イギリスにはOO/HOサイズの銘板のオーダーを受けてくれる業者さんもあるので、後日発注して、貼り直すかもしれません。

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写真を撮ってみると機関車も客車もいろいろアラが出てきました。肉眼で見たときにはわからなかったので、やはり老眼がゆっくり進行していて、見えているつもりでも見えていないのだと愕然としました。

簡単に直せるものは直しましたが、明日が今年のTMSコンペの締切なので、これでヨシとしました。作品が戻ってきてから修正、いくつかペンディングになった部分を追加工作して、同誌からの原稿依頼があれば改めて写真を撮ってもらうつもりです。

今回のコンペはかなり早い時期から用意をすすめていましたが、5-6月に2ヶ月ほど病気療養したこともあって、ギリギリになってしまいました。実は今回の作品、前回(2021)は天候不順のため塗装ができずパスしましたが、その後いろいろ資料もでてきたので、結果的にはよかったのか?と思っています。

 

 

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(15) バッファーとドローバー

IORI工房のねじ式連結器ドローバーが発売されたので使ってみました。

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今回バッファーはKKC配布品の固定式ですが、340R(KATOユニトラックの最急曲線)も問題なく通過しました

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ただ車両を線路に置いて、ポンと押したのでは連結できずちょっとコツが要るようです。無理に押し込むのもマズいようで、8本購入したうちの1本が連結するときに折れてしまいました。サポート材から切り離すときの手順が悪く、クラックが入っていたのかもしれません。開放は線路に置いたまま引っ張れば外れますが、走行中に列車分離をおこすことはないようです。また後日どのくらいの力で引っ張れば外れるのか 測定してみようと思います。

明治時代の緩急車は英国本国に倣って、妻面を赤く塗っていたそうですが、それが鉄道開業当初からなのか、途中からなのかもよくわからないし、この模型でそういう塗装をするのも違和感が強いので、両側の台枠端梁を赤く塗るのに止めました。

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なお阪神間開業当時は、連結器も本格的なスクリュー式ではなかったのではないか?という情報もありました。

私の作っているのは、厳密な考証に基づく博物館の標本模型ではなく、自分のイメージを投射した趣味の模型なので、必ず当時の事実とは完全に一致せず、異なってもよいのではないかと思っています。もちろん情報不足・無知の結果にならないように情報収集した上で作ります。

 

 

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(14)バッファーをメッキする

今回はバッファーのヘッドを銀色に光らせたいのでメッキしました。

最初はいさみや無電解めっき液でメッキしようとしたのですが、うまくいかず、結局いつもどおり電解メッキしました。

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いつもどおり9Vの6P電池を使ってメッキします。

今回はパーツ全体にメッキしたいので、綿棒メッキではなく、メッキ槽にパーツを浸すことにしました。

メッキ槽はポリエチレン製の瓶の中蓋です。メッキ液はめっき工房用のニッケルメッキ液です。

陰極はICクリップに接続し、バッファーの足の部分をくわえました。

陽極はニッケルの薄板をメッキ層にワニグチクリップで固定し陽極に接続しました。

このニッケルの薄板は、リチウム電池の修理用?のストリップテープです。

昔マッハのメッキセットに入っていたニッケル板だといちいち洗浄する手間が要りますが、これならコストも安いので使い捨てもできます。なおメッキ使用後は表面に黒い物質が析出します。

バッファーの本体部分は、タミヤのXF1つや消し黒のエナメルマーカーで塗装しました。

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(13)塗装と仕上げ (続々)

屋根は、ジャーマングレーの単色では不自然なので、ウェザリングしたら落ちつきました。今回はホルベインの顔料でLampBlack(油煙)を使いました。擦りつけすぎると艶が出てしまうので要注意です。タミヤの缶スプレーはベンジンでは溶けないと思っていましたが、少し溶けるようなので、最後にベンジン浸けたペーパータオルで擦ると固定されるみたいです。屋根と車体の塗り分けの乱れは、#2000のペーパーで仕上げて、屋根断面にタミヤの黒のつや消しエナメルマーカーをひきました。

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客車のインテリアまでは作り込まないつもりなので、中等車はIMONのロングシート(24mm52mm)から加工したシートを両面テープで固定しました。室内灯はつけないので、窓ガラス越しにぼんやりとしか見えないのでこれで十分かもしれないです。両面テープ固定なので取り外しできるので、気が向いたら追加工作も可能としておきました。実物の色はこんなに明るくないはずですが、あまり暗いリアルな色にしても存在がわからなくなりそうなので、敢えて無塗装にしました。上等車はカツミのロングシート(惜しまれつつも絶版?)から加工しました。こちらは少し色が派手すぎるので、ミッチャクロンで下塗りしてから、タミヤのダルレッドの缶スプレーを吹きました。

 

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IORI工房のねじ式連結機は、従来品では連結するのが、特に老眼モデラーにとっては、大変でした。メガネかけてピンセット使っても、両掛けにすると3両連結するのが、気力と時間の限度です。そこで先日IORI工房から新発売されたドローバータイプのねじ式連結器を使ってみることにしました。

 

 

 

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(12)塗装と仕上げ (続)

レタリングの次は窓ガラス貼りです。

阪神間開業当初の客車では、上等車と中等車は窓ガラスが入っていますが、下等車はドアの部分はガラスですが、客席部分は木製のルーバーだったようなので、IORI工房のレーザー加工のスジ目いりペーパーから切り出したものを貼りました。まずつや消し黒のラッカースプレーを吹いてから、タミヤ・アクリル塗料のブラウンを筆塗りしました。本当は窓枠とツライチになっていると思うのですが、他の窓ガラスも嵌め込みにしていないので奥まっているから、同じでヨシとしました。

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今回使ったIORI工房のレーザー加工スジ目入りペーパー、少し加工するとき工夫が必要でした。スジの入っている面から定規で押さえてカッターナイフで切断しようとすると、表面のスジの入った層が剥がれてしまうのす。対策としては、切断加工前にラッカーなどで塗っておく、切断には鋏や切断機といった押し切りするタイプの道具を使って切断すれば、大丈夫でした。

 

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緩急車のキューポラのような覗き窓にも窓ガラス入れましたが、私にとっては少しキツい仕事でした。最近の複雑な形状をした先頭車などをこなしておられる電車屋さんには笑われるかもしれまえん

くろまやのインレタを貼り付けたあとは、オーバーコートしてタミヤ缶スプレーのセミグロスクリアーを吹いてオーバーコートしました。インレタの文字も半つや消しになるので落ちつくような気がします。

 

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カプラーとバッファーはまだですが、編成として並べてみました。上等車のみ少し明るい色に塗っています。

前回の記事にも書きましたが、車体の表記は、各車両の扉に等級などが漢字で書かれているのは確実ですが、それ以外の表記はあまり鮮明な写真が残っておらずはっきりしないので今回は窓下・扉下の等級表示以外は省略しました。

なんとか、TMSコンペの締切には間に合いそうです。

別にコンペでの上位入賞を狙っている訳ではありませんが、期限を区切られると、いつもなら気に入らないかわからない部分がでると、その時点で工作ストップで仕掛かり品化することが多いですが、コンペやクラブの競作で締切ができると「まあヨシ」の閾値が下がりますので、なんとか完成さえることができます。後で不具合やおかしな点がわかっても、「ヨシ」としてしまった自分に対する口実ができます。

(9/12追記)

肉眼だとあまり気にならないのですが、 写真でみるとマスキングして塗った屋根の塗り分けが汚いですね。老眼のせいでしょうか? 何とかしないといけないです。

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(11)塗装と仕上げ

7両の客車の塗装が終わりました。これから仕上げ作業です。

今回は、安直にガイアカラーのぶどう色一号を塗りました。
発色がよく塗りやすい塗料でした。普通のトルエンの入ったラッカーシンナーで溶いて問題なくキレイに塗れました。

余談ですが、いつも缶スプレーで塗装しているので、久しぶりにバジャーのダブルアクションのスプレーガンを使ったら、使い方を忘れていて少し焦りました。またしばらく使っていなかったのでパッキングのOリングが劣化して空気が漏れていたので交換しました。ニードルの動きが悪くなっていたので少しグリスを塗ったら、軽く動くようになりました。

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レタリングはくろまやさんの古典客車用インレタを使いました。
インレタを小さく切って、ドラフティングテープで車体に固定してから転写しました。この後保護のため半つやのクリアーを塗ります。

☆追記

当時の車体表記もよくわかりません。まだ等級帯が入る前なので文字だけです。各扉に漢字で等級表示があったのは確実だと思いますが、車体中央部の英語の等級表示も序数のみだったのかCLASSまで書いてあったのかもよくわかりません。

明瞭な写真が残されているJohn England氏の写真では試運転段階なのか等級などの車体表記が見あたらないのが残念なところです。

☆追記(9/7)

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両扉間に英語表記入れると少し煩いですね

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車掌や荷物の表記は、古典客車用インレタにはないので、鉄道省用のインレタを使いました。

フォントの字体が違うのですが今回はヨシとしました。

阪神開業当時の客車の色はよくわからないです。
最初はペンキ塗りではなくニス仕上げだったらしいという話もあるので、もう少し明るい茶色でもよかったのかもしれませんが、やはり黒っぽい色の方が落ちつく気がします。

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(10)上等車

オープンデッキの上等車です。とはいっても、こういうスタイルの車両は初期の京阪神間の鉄道には存在しなかったので、フリーランスです。模型はトビーの古典客車の上等車を短縮改造しました。実際に存在した上等車は中等車と同じスタイルで側扉二枚ついているのが違うだけのようです。とはいってもスタイルがほぼ同じで側扉の数が違うだけではまだ等級帯もない時代なので、見た目が単調になります。そこで模型編成としてメリハリをつけるためこの車両を編成に組み込むことにしました。

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側面の歩み板もこの車はなしにしました。したがってこの車両だけは床板は左右分割ではありません。

車両デッキのステップは二段としましたが、他の車の歩み板とおなじく、実物とは異なった模型としての強度重視の構造としました。

下のステップはφ0.6の真鍮線をU字型に曲げて、万力で押しつぶして帯板状にして曲げたものに、踏み板をハンダ付けしました。上のステップはアングルから加工して台枠の裏にハンダ付けしてあります。日本から米国に輸出したブラス製の客車でこういったステップのついた製品をもっていますが、実物同様の構造で帯板と踏み板をハンダ付けで組んだ構造ものは40-50年程度経過するとハンダ付けが劣化して、経年変化で壊れることも多いようです。ロスト製のステップは壊れませんが、曲がりますね。(ロストパーツは硬いより柔かい方が折れなくてよいみたいです。)

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私は実物どおりの構造より、ふつうに手で持っても壊れないような強度をもった模型をつくる方針でやってます。

台枠側面のディテールは他車と同じパーツを流用したので、いろいろ矛盾がありますが、精密感?は出ましたのでヨシとしました。編成の中でこの車の台枠のみのっぺらぼうでは違和感がありました。

カプラー取付台とバッファーを取り付ければ完成です。

 

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(9)バッファー

台枠に、ホワイトメタルのバッファー台座と真鍮挽物のバッファーをつけました。バッファーは頭と胴が一体の挽物で非可動です。
バッファー台座は、ロックタイト601で固定しました。瞬間接着剤より硬化時間が長い(といっても一分以内)ので使いやすいです。

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IORI工房のピンリンク(ねじ式)カプラーをつけても、KATOユニトラック の340R曲線を通過できるのでOKです。

ただこのカプラー 老眼のモデラーには、ピンセットを使って連結するのは少し大変です! カプラーポケットはケーディー5番と寸法が互換なので、そのうち交換するかもしれません😃

下の写真がメーカー指定の連結法です。両方引っかけず、リンク側引っかけているだけでも大丈夫みたいですが・・・

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IORI工房ホームページより引用・改変

なおバッファーと台座は市販品パーツではなく、所属クラブ(KKC) の会員内部配布品です。このパーツを使ったので、バッファーの形態が実物とは少し違っていることをお断りしておきます。

 

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120をつくる(32)塗装準備

いよいよ塗装準備に入りました。私はマスキングが苦手で嫌いなので、ここまで分解できるようにしています。

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煙室まわりや屋根上はつや消しの黒できまりですが、ボイラーやサンドタンクの色がなかなか決まりません。もう少し悩んでみます。

中性洗剤で洗浄して超音波洗浄機にかけますが、酸洗いなどで表面の酸化皮膜は除去しません。酸化皮膜を除去しない方がプライマーの喰い付きがよいらしいです。

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下回りも分解します。

フレーム内に落とし込むわけでもないので、四角いモーターはオリジナルの取付ネジ孔を使って珊瑚のギアボックスに固定しています。

 

 

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