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模型化ということ

TMS2月号に掲載されたHNモジュールの鉄橋の桁がカーブしているとうことが、一部のブログで俎上に載せられているようである。確かに実物ではカーブした鉄橋の桁というのはない、線路がカーブしていても鉄橋の桁自体は曲がっていないのが常識である。
ただこのモジュールのカーブ自体も420Rと80倍すると半径34M弱と実物の本線ではありえない急カーブとなり、直線の桁にすると幅広の不細工なものになってしまうので、私は模型化して曲線の桁にしてしまったのは正解だと思います。
模型は実物を縮小した標本ではなくて、それらしく見えるように作るものだと私は思っています。
勿論鉄橋の桁はカーブしていないという実物知識が必要なのはいうまでもないことです。

欧州のHO製品が大型機でも400Rぐらいの曲線を回るようにするために実物とは全く違った機構で作ってあるのが珍しくないですが、これも邪道ということになるのでしょうか?ちなみに私の近作の6500も見かけは4-4-0ですが、機構的には2-6-0としており、先台車の横動を抑えることにより、シリンダー中心間隔をぐっと狭めています。
この辺も実物と同じ機構でつくるか、実物と同じらしく見えるように異なった機構で作るかで、宗教論争に突入しそうな議論だとは思います。

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