ポータータイプのCタンクの氏素性
一年前にネットオークションで落札したCタンクですが、友人のN君のところにお邪魔したときに持参して鑑定してもらいました。プレスアイゼンバーン刊のThe Art of BrassⅠ巻に製品写真が掲載されており、またBrown Bookのリストにも<ConversionKit>として記載がありました。熊田貿易が1960年にアメリカのKenKidder向けに輸出した製品で、数年間(1959-1961)にわたりいくつかのバージョンが製造され、1000両以上が海を渡ったようです。私が入手したモノは、オリジナルからヘッドライトと煙室扉のナンバープレートが交換されているようです。動輪や鉛(鋳造)製の先従台車などのパーツは鉄道模型社の製品に共通パーツが使われているので、おそらく鉄道模型社の製造であった可能性が髙いということでした。それにしてもこの製品私と同年齢なのには驚きました。やはりブラス製品の耐久性ということを感じました。
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