マッチ箱客車の軸受
Sさんから頒けていただいたエッチング板から組み立てたマッチ箱客車ですが、下回りは珊瑚の古典客車用軸受けを使っていたのですが、いろいろ車輪を替えてみても転がりが悪くて嫌気が差して放り出していました。この手の客車は牽引するロコが非力なことが多いので、少しでも少ない走行抵抗が要求されます。
先日上京したときにKATO東京ホビセンに立ち寄ったら、以前入手出来なかったワム80000用の二軸台車を売っていたので購入してきました。ご存じのようにKATOのHO貨車は車輪の転がりがよいので、僅かに線路に勾配があると動き出してしまうのでブレーキが必要だねと揶揄されたシロモノです。
珊瑚の軸受けは側板部分とホワイトメタルの軸受けバネ部分のみを切り取って利用することにしました。ただそのままでは装着不可なので、裏側の軸受け部分を大きくドリルでさらう必要がありました。それをKATOの軸受けに接着剤で貼りつけました。実際客車に装着してみるとKATOの貨車と同等まではいかなくても、非常に軽く転がるようになりました。
唯一の心配点は、このKATOの軸受けの材質がハッキリしないので、最適な接着剤がよくわからないことです。現在はボンドG17で貼りつけてありますが、経年変化で剥がれてしまわないか危惧しています。もしもっとよい接着剤をご存じの方があれば教えてください。
ところでこの軸受けには立派なブレーキシューがついていますが、実物の客車にはブレーキはついていなかったので撤去予定です。
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