木曽森フォーニー化計画(3)
サイドロッドをつけようと思って輪心にロッドピンを開ける方法をおたずねしましたところいろいろメールなどでご教示いただきました。ありがとうございました。
結局もとのキットの車輪は小さすぎて、デザイン上はもう少し動輪が大きい方がよいとおもったこともあり、車輪ごとトミックスのNゲージ電関用の7.6㎜径車輪に交換しました。この動輪はプラの輪心がはめ込んでありますからこれを撤去して、クランクピン穴開けた自作の輪心をはめ込むことにしました。
使用したのは中間台車用のギアなし動輪です。但し車軸は1ミリ径なので、元のキットの車輪の軸穴は、1.4ミリ径なのでそのままはまりません。旋盤で元の車軸の車輪がはまりこむ部分を1ミリ径まで削りました。
なおこういう場合は三爪チャックで加えても芯が出ませんから、コレットにくわえて加工する必要があります。
コレットでもくわえによっては芯が振れるので、写真のようにテストインジケーター(ピックテスト)を加工物に当てて加工する車軸を手で回して振れを測定します。振れがゼロになるのは難しいので、今回は振れが0.02ミリになるぐらいまで何回か車軸をくわえ直しました。振れが最小になった段階で削りました。
最後に少し気がついたのですが、バックゲージはイモンの車輪が7.5ミリ、トミックスが7.3ミリです。車輪の厚みはどちらも2ミリです。NMRAのスタンダードでは、Nゲージの規格でバックゲージが7.65ミリ、車輪の厚みが1.83ミリなので、どちらもやや車輪が厚めでバックゲージは狭めということになるようです。ヨーロッパの規格とのからみはどうなのでしょうか?
サンデーリバーレールバス4号の集電改良
アルモデルのサンデーリバーレールバスを組んだとき引っ張り出してきた珊瑚のレールバス4号ですが、未塗装のまま放置していたのは走行性能に問題があったからでした。
キット自体は、前部台車からも全軸集電する仕様となっていたのですが、集電ブラシの調整が難しく 集電性能がイマイチで、走行性能も不安定でした。
先日KATO東京ホビセンで、NゲージのC11従台車を購入したとき、だいたい軸距が同じように見えたので、少し形態は違うが運転本位ということで交換しようと思い余分にストックしておきました。帰宅後測ってみるとなんと軸距が同じでした。おまけにレールバスの前部車用の金属フレームに、台車側枠を切り取ったC11従台車のフレームがすっぽり収まりました。というわけでC11用の車輪と集電板を利用して、全軸集電としました。
この改造で集電は劇的に改善し、低速走行も可能となりました。
まだレールバス4号の集電でお悩みの方あれば、是非改造をご検討ください。
私的古典祭出品目録(6)2800
私の古典祭出品作品をアップロードします。
スクラッチビルドの2800 関西鉄道三笠クラスです。
実物のメーカーは、スイスのSLM社です。
TMS452号に製作記事が掲載されています。
25年以上前私が最初にスクラッチした古典蒸気機関車です。
こちらの写真もご覧ください
私的古典祭出品目録(5)1850
私の古典祭出品作品をアップロードします。
珊瑚キット改造の1850です。
キットは空制改造仕様ですが、実物とは逆に原形化改造しました。
実物のメーカーは、英国ドゥブス社です。
TMS695号に製作記事が掲載されています。
こちらの記事もご覧ください。
続・サンデーリバータイプレールバス
サンデーリバータイプレールバスの荷物車をつくりました。
SundanceのTwo Feet Between the Rail 下巻にレールバス5号と一緒に荷物車の図面が、1/64で出ていましたので縮小コピーで1/87にして、その寸法を参考に製作しました。
車体は、エコーの0.8mm間隔真鍮筋目板からつくり、屋根はアガチス材からの削りだし、下回りはアリイの二軸貨車を使いました。
欧米の空港ホテルに泊まると空港までミニバンが迎えに来てくれますが、それが荷物用のトレーラーを牽いていることが多いので、おそらくそういうものだろうと理解しています。
さすがに狭いレールバス室内には旅客のトランクなどのらなかったのでしょうね。南国なら屋根上に荷物台をつけて荷物を載せるのでしょうが、メイン州は豪雪地帯なので冬場のことを考えるとこのような荷物車をひくことになったのでしょう。また本体はポケットライン客車の下回りを使って二軸にしたので、この荷物車にも集電ブラシをつけて集電するようにします。
工作台の上でもダックスタイプテンダーと並べれば、気分はファーミントンですね。
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