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9200のドームを削る

 マイクロキャストの9200が不細工なのは、スチームドームの形がイマイチなことも大きいと思います。
ドームの肩のカーブが小さすぎで、ドイツ型みたいです、他機種のパーツの流用だったのでしょうか。ボールドウィンのスチームドームはもっと肩のカーブが大きいようです。
 というわけでスチームドームを削り直してみました。旋盤を使って真鍮棒でヤトイをつくってドームをねじ込んで、ヤスリで削りました。少し写真が汚いですが、製品そのままと修正後の写真です。かなり印象が変わったと思います。サンドドームは少し磨いただけです。
 なおドームのカーブは図面通りに削っても実感的ではないので、本などの写真を見ながらバイトやヤスリで削っていきます。このあたりは寸法より印象第一です。ヤスリひと舐めするだけで印象が変わるので気の抜けない作業です。今回は交友社の「鉄道賛歌」の写真が大変参考になりました。ドームの裾も大きすぎるので削っておきました。
9200d1
9200d2


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再度フランクフルト軽便博物館に行きましたが・・・

先週はドイツに学会出張しておりました。ちょうど18日にフランクフルトに滞在していたので、フランクフルト軽便博物館FFMを再度訪問して来ました。
この日は、雲ひとつない晴天で気温も20℃近くまで上昇し初夏のようなよい天気だったのですが・・・

上空にはアイスランド火山噴火による火山灰が浮遊しており、飛行機は全便欠航中です。この時もまだ帰国できるかどうか決まっていなかったので、100%エンジョイ出来ませんでした。結局予約していた19日の飛行機は飛ばず、その後3日間フランクフルトで足止めをくらってなんとか再開翌日の飛行機で帰国しました。
P1000865

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英国型ナローサドルタンクのキット(16番/OO仕様)をつくります

アルモデルからパーシー改造のナローサドルタンクのキャブキットが発売されているのはみなさんご存じかと思います。実はあの製品が発売されたのは、某クラブの会合でTMS793号に掲載された拙作のロコがアルモデルのH社長のお目にとまったのがはじまりなのです。昨年夏のJAMでナローサドルタンクのキャブキット発売開始されたとき、パクリじゃないの?というメールも数人の方からいただきましたが、実は発売前のデザイン設計の段階からH社長からはデザインについていろいろ相談を受けておりました。
ただ私のロコは、1/80ないしOO(1/76)サイズを考えて設計していましたが、アルモデルさんの製品のラインナップでは、HOナローは1/87が基本ということで、私のロコよりもひとまわりキャブが小さいので、サドルタンクは同じですが、その大きさから対比するともう少し大きめクラスののロコに見えるスタイルとなっています。H社長には、もうひとまわり大きめの1/80ないしOOサイズ用のキャブも作ってくださいとお願いしたのですが、前述のように同社のラインナップからみると発売は難しいということで、それなら私がガレージキットとして製品化しましょう!ということになりました。
もちろん私にはエッチング版を設計する技量はないので、主要な寸法を提示してアルモデルさんにエッチング版の設計・原版製作の一切はお任せしました。基本的な構造はアルモデルの製品と同じですが、煙突キャップとドームは真鍮磨き出しにしたいので、煙突は真鍮挽物、ドームはロストパーツパーツを新製しました。
キャブはオリジナルの私のロコに比べて細身になっています。というのは昨夏北ウェールズを旅行し、いくつかのナローゲージ保存鉄道をおとずれて、彼地のロコが思っていた以上に細身だったので設計変更しました。
試作品をお目にかけますが、今後最終的な検討を経て量産、説明書などを作成して夏頃には頒布開始出来る予定です。その頃にはベースのトミックスNゲージパーシー再生産も予定されているようです。
Pkai
Pkai_2
エコーモデルの小型機用スティームドームを載せてもよくにあうようです。


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