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9200(6) 折り込んだドリルを溶かして除去する

私の技術に問題があるのかドロップやロストに穴を開けるとき時々ドリルを折り込んでしまいます。今回も9200の煙室戸にロスト製のクリートを押し込むための穴を0.5mmのドリルで開けているとき2本折り込んでしまいました。
裏からルーターで掘りこんでたたき出すしかないかとも思ったのですが、ある方からdda40xさんのブログに化学的に溶かして除去する方法が載っていると教えていただきました。それもステンレス容器に塩水を入れてパーツを漬け込むだけで1wほどで溶けてしまうというのです。
ちょっと信じられないような話ですが、ブログの記事のようにしたら一週間で折り込んだドリルが完全に溶けてしまいました。この方法は強酸を使うわけでもないので安全性も高く、非常に有用な方法だと思います。ドリルやタップを真鍮に折り込んで泣いているかたがおられましたら是非お試しください。
やはり鉄道模型にも科学的知識は大切だと思いました

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プラ車体の塗装剥離

現在ガレージキットの完成見本制作中です。昨日は塗装しましたが、サドルタンクにはボイラーバンド?の赤線が塗装されています。そのまま塗装するとこれが浮き出てしまうので、一旦塗装を剥離しました。プラ製品の塗装剥離には、アルカリ系の剥離剤もあるようですが、イソプロパノールが定番のようです。ただこれは金属製模型の剥離でシンナー風呂に漬けたときのように塗膜が溶けるのではなく、塗膜が剥離して浮き上がってきますので、それを歯ブラシなどでこそげ落とすことになります。イソプロパノールも有機溶剤ですが、シンナーのように毒性は高くなく、屋外で作業すればまず大丈夫のようです。なおイソプロパノールは薬局や試薬業者、工業薬品業者にいかなくても、速乾タイプのブレーキパーツクリーナーの主成分がイソプロパノールなのでホームセンターなどで入手可能です。私はmonotaroで購入しています

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SR&RL カブースの台車の集電

珊瑚のサンデーリバーのレールバス4号の前部台車に、KATOC11従台車の集電システムがうまく組み込めたのに味を占めて、こんどは珊瑚のカブース556の台車に組み込んでみました。カブースの台車をC11の従台車では軸距が違いますが、なんとか組み込めました。ただ問題点は、走行抵抗が意外に大きいことです。うまくいけばサンデーリバーの客車台車にも組み込みを考えていましたが、数両の客車にこの集電機構を組み込むとかなり走行抵抗が大きくなりそうなので、もう少し検討してみたいと思います。
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右がオリジナル、左が集電板を組み込んだものです。

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9200(5)

マイクロキャストの9200は上芦別仕様なので、煙室戸にはクリートはついていません。やはり原形ではクリートは不可欠なので、取り付けることにしました。クリート自体はウィストから出ているロストパーツを使うことにしましたが、煙室戸に取り付けようの孔を開ける必要があります。
これについては、以前6500の制作時につくった簡易割り出し機を使うことにしました。今回は16分割なのでMonotaroから協育歯車のモジュール1.5 16枚というギアを購入しました。6500の時は真鍮でコレットつくりましたが今回はいい加減で、センターに1mm開けた8mm径の丸棒をつくり、ギアの穴に押し込んで、ドロップ製の煙室戸はギア上面に両面テープで貼りつけました。
ユニマットに取り付けてセンタードリルで0.5mmの下穴を開けるところまでは順調に進んだのですが、その穴を貫通させるとき重大問題が生じました。その解決についてはまた次回。
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ボイラーウェイトの作り方(鍛造?法)

皆さんは蒸機のボイラーに入れるウェイトはどうされているのでしょうか?
私は以前は鉛板を丸めて作っていたのですが、最近は既製のボイラーウェイトを金槌で叩いて成型して使っています。写真は9200用のウェイトですが、アダチのC57用ウェイトを叩いて作りました。叩いてウェイトの直径を1mm強細くしています。打ち出し鍋をつくる?ように根気よく規則的に叩いていくと表面に綺麗な模様ができます。余分な部分は金鋸で切り落とします。
自分で型をつくって鉛を溶かして流す方もおられるようですが、叩いて作る方法は時間はかかりますが、火を使う必要がないので安全性は高いと思います。
Bw


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スパイラルホイール

研磨材を含んだシリコンゴムがスパイラル状になっています。これをマンドレルに4枚重ねて取り付けて、モーターツールで回転させて磨く道具です。真っ黒に酸化した表面もすぐ綺麗になりピカりと光ります。また薄く流れた半田も削りとれます。
この手の道具では、以前からマッハ模型よりシリコンゴム砥石(真ん中のグレーのディスク状のもの)というのが発売されていましたが、このスパイラルホイールの方が、材料に与える圧力?が少ないので、小さなパーツでも磨けるので便利です。番手は数種類発売されているようですが、青色の#400というのがいちばん使いやすいようです。
もともと彫金で研磨に使う道具のようで、彫金材料店で扱っています。私は大阪の彫金材料店から通販で購入しました。
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小さな三本ロール

Oさんによれば「Micro-Markというのはアメリカの鉄道模型社みたいなもの」だそうですが、まさに言い得て妙だと思います。以前から気になっていたボイラー折り曲げ機?のミニチュア三本ロールを割引プロモーションで送料がほとんどタダになるので購入してみました。まさに鉄道模型社的な製品ですが、結構うまく板からきれいな円筒をつくることができます。ただやはりコバ(板の端)の曲げにはコツがいるようです。
Mb


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