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6500(24)シリンダ尻棒

この6500 2シリンダ複式であるためか、米国型には珍しく左側のみシリンダ尻棒がついています。これについてはいいアイデアがなかったので塗装前にはペンディング事項となっていたのですが、先輪が当たると逃げる可動式にしてみました。
構造は下の写真のとおりです。もちろん絶縁側車輪と接触するとショートします。今回は左側のみだったので、ルールとは逆に機関車側を進行方向右絶縁、炭水車を左絶縁として回避しましたが、制式機のように両側に尻棒ある場合はショート対策が必要となります。
また今回は先輪までフルイコライジングなので問題ないですが、先台車の圧着がかるいと尻棒のバネに負けて脱線することもあるので、バネ強度にも注意が必要です。
なおこの機構は昔TMSの記事で読んだ気もするのですが誰のアイデアだったのか出典不明です。ご存じの方あれば教えてください。

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16番蒸機設計のバイブル

鉄道模型は実物を縮小するだけではできないということは皆さんよくご存じと思いますが、
16番日本型(1/80 16.5mm)蒸機は特にガニ股であるだけにその設計には、特別のノウハウが必要となります。私の知る限りではそれについて総合的に解説した文献はTMS302号に掲載された中尾豊氏の「16番蒸機の設計に関するテクニック」のみだと思います。雑誌が刊行されてからすでに37年が経過していますが、今でも陳旧化していない素晴らしい内容です。私が古典蒸機の模型化設計するときも車体幅の設計に関してはこの記事を基本にしています。
16番蒸機を自作しようというかたは、まだ古書店やネットオークションにTMS302号時々出ていますので入手されておくこととおすすめします。
いろいろ事情はあったようですが、中尾豊氏の一連の模型蒸機記事やTMSに毎号連載された図面がTMS特集シリーズ化されなかったのは、日本の鉄道模型界にとっては非常に大きな損失だったと思います。
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1100ウェイブタイプ

昨年の古典祭前にとりあえず塗装してあった1100の走行調整をしました。
ウェイトを積み込んでやると単機で15%の勾配を上るぐらいのパワーとなりました。
果たしてどのくらい牽けるようになっているのでしょうか。
DCCデコーダー積み込みはまだで、アナログ状態です。
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6500 (23)

今月の連休に塗装した6500を仮組立してみました。まだ未取り付けのパーツも多く、パイピング類の着色(黒メッキ)がまだですが、大体の感じはおわかりいただけると思います。
ボイラーはネービーブルー(つや消し)、キャブ・テンダー・シリンダーはブリティッシュ・グリーン(つやあり)、煙室はつや消しの黒です、キャブ屋根は半つやに塗ってみました。最初ドーム類もブリティッシュ・グリーンに塗ってみましたが、落ち着かないのでボイラーと同じ色にしました。
今週末のクラブ例会に向けて仕上げを急ごうと思います。

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最近海外通販で買ったもの(3) マレータンク

軽便祭でナガウラさんの変殻マレー拝見して、帰宅後速攻で注文してしまったNゲージのマレータンクがドイツの模型店から本日届きました。送料込みで170ユーロ弱でした。アナログバージョンです。
以前から罪庫しているROCOのマレータンク(HO)とのツーショットです。
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はたしてこの2両の機関車の行末は?

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スポンジ研磨剤

便利なものを見つけました。
最近紙ヤスリと同じ酸化アルミニウムの粉末を表面にコーティングしたスポンジ研磨剤が市販されています。ドームの磨きだしなどには便利です。
http://www.monotaro.com/c/084/077/ 

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9200(15)砂捲管

この製品の砂捲管元栓 少し高い位置についています。最初はそのままにしようと思っていましたが、やはり不細工なので手を入れました。元の砂捲管は一旦抜去して0.8mmの真鍮線で埋めて、約1mm下に取り付け穴を開けて半田付けし直しました。かなり感じがよくなったと思います。あわせて砂捲き管の配管をしました。0.5mmの真鍮線をつかいました。あとはデッキ周り、デッキ支え棒、先台車バネ座、煙室の水抜き管?の細工が残っています。
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手前が加工前、後ろが加工後です。

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仙北ポーター 少し気になったこと

軽便祭でイモンさんから、仙北ポーターのキットが会場で先行販売されているのを見ました。すばらしい出来のキットなので食指は動いたのですが、罪庫化しそうなので思いとどまりました。

そこで組立見本を拝見して少し気になったのは、原型タイプの方がコールバンカー増設後の姿になっていたことです。実物ファン的アラ探しして、模型メーカーに因縁付けるつもりは全くないのですが、本当の原型はコールバンカーはついていないはずです。

実は自分もOnで仙北ポーター作るときどういうスタイルにするか非常に悩みました。形態としてはコールバンカーが増設されて、サイドタンク前の補助タンク増設されていないスタイルが一番格好がいいと私は思っています。しかし制作前の文献調査ではそういうスタイルの実物写真は見つかりませんでした。まあ自由形になってもいいやと思いでっちあげてしまいました。
前部タンクの増設とコールバンカー追加は同時に施工されたのか、それともコールバンカー増設のみで前部増設タンクがない時代が存在したのか?ご存じの方があれば教えていただけないでしょうか?

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6500 (22)

軽便祭も無事終了して、ほっと一息です。

塗装直前とかいって一年半以上放置していた6500をいよいよ塗ろうと思っています。
次の連休天気がよいといいのですが・・・
ボイラーは青で、キャブとテンダーは緑系を予定しています。屋根も鉛丹色に塗ろうかと思いましたが、やはりそういう色に塗ると日本の機関車には見えなくなるので、おとなしく黒にしようかと思います。
というわけで最後の修正で、付け忘れていた砂箱作用ロッドを付けました。この作用ロッドですが、昔からブラスロコにはプレス抜きのごつい作用レバーがついていることが多いようです。ただ実物はとっても華奢な細いものです。今回は0.4mm燐青銅線で作りましたが、レバーの部分はバイスで押しつぶしてレバー風に見せました。また一体ものなのでレバーと引き棒の接合部でハンダがはずれるということもないと思います。
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またデッキ支え棒やブレーキロッド周りのハンダが一部はずれていたので修正しました。これには以前アメリカの軽便祭で購入したPBL社の高強度ハンダを使ってみました。これは客車などの手すりでイモ付けするときにつかうものらしいです。

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何とか軽便祭

何とか軽便祭に参加してきました。

ボイラーの色が剥がれまくったフォーニーも何とか絆創膏塗りでごまかして、軽便祭に持参できて、クリクラのPU祭の一員に加えていただくことができました。
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浜リンさんのフォーニーはエンドレスを快走していましたが、私のは今回はまだ調整中ということで走行ご遠慮させていただきました。そこで浜リンさんとお話ししたのですが、HO小型のギア連動のSLでは、サイドロッドつけることによってかえって走行性能に問題が出ることが多いし、結論は苦労してつけても殆ど目立たないので省略してもよいのではないかということになりました。浜リンさんのロコでもPU使ってあるものではサイドロッドを付けたロコより省略したロコの方が調子がいいそうです。

今回4屯コッペルの試作を展示されていた とうまさんもこのロコではサイドロッド省略されており同じご意見のようでしたし、サイドロッド付けると車体幅がオーバーになるのでむしろ省略した方が車体幅がスリムなロコができるのではないかというお話しになりました。

しかし今野さんが販売されていたコッペルのキットでは、サイドロッド付きのみならず、コッペル式弁装置までが快調に動いていました。こちらはPUではなくTOMIXのDE10台車利用の動力装置でしたが、やはりモーターから動輪までの歯車の個数が、前後の動輪で同じなのがいいのかもしれないという印象をうけました。

物欲の方は最小限に抑えて、杉山模型で煙突などのパーツを購入したのと、クラッシックストーリーさんで、軽便祭限定の軽便(木造)単線機関庫を購入しただけで,罪庫の増加は最小に抑えました。
あとクラフトさんのブースでみた、発売予定の9mmゲージ用アクリル製の動力ユニットが、軸距離が10-23mmまで1mm刻みで用意されるそうで、コレをつかえばまたおもしろいものができそうだという印象をうけました。

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