梅小路蒸気機関車館に行ってきました(2)三ツ矢さんのモデル
梅小路蒸気機関車館に行った最大の目的は、陳列されている三ツ矢明さんのライブスティーム模型を見るためでした。下回りはステンレス製なので錆びもなく非常に綺麗な状態で保存されていました。ただ陳列棚にはTMSから刊行された本の前書きから抜粋された簡単な解説があるだけで、個々の模型についての解説は皆無でした。
私は同書を持参して参照しながら鑑賞したのでその凄さがよくわかりましたが、他に関心を示している入館者もなく、宝の持ち腐れのような気がしました。皆さんも見学に行かれるときは本を持参されることをお勧めします。またできれば下回りの特殊機構が見えるような展示方法(ガラス板の棚板の上に載せるとか)を考えていただきたいと思います。
一度これらの機関車に火が入って実際に動くところを見たかったと思いましたが、おそらくもうそういう機会はないでしょうね。
また展示室にするため、移築保存された旧二条駅の駅舎もいい感じです。どこか1/80でレーザーカットのキット出してくれないかと思います。
Comments
普通のロッドですらスムース回らず四苦八苦している身としては、複雑なリンク機構がちゃんと動いて走るというのは驚愕です。実際に走るところを見てみたいですね。
Posted by: 浜リン | November 21, 2010 01:07 PM
三ツ矢氏のライブはTMSで見ただけですが、本当に素晴らしいと思います。
あの一連の作品が散逸しなくて、まずは良かったという所でしょうか。
でも、動態保存となると、素人がおいそれと触れるようなものではなく、ちょっと難しいのでしょうね。
言われているように、せめてメカがよくわかるような展示にして欲しいと思います。
たくさんあるのだから、半分は大阪の交通科学館に展示、なんてのはダメなんでしょうか。
Posted by: 初瀬春日 | November 21, 2010 04:44 PM
浜リンさん
1/80-1/87程度のサイズでは、複雑な弁装置を実物どおりに作動させるのは至難の業ですね。私はそういうのはOスケール以上でやることにしています。やはりHOスケール、特にナローでは簡略化ということが大事だと思います。そういう意味で浜リンさんの、あのフォーニーは快挙でしたね。
初瀬春日さん
私は一カ所にまとまってあった方がよいと思いますが、今の展示方法ではあのモデルの価値が生かされていないと思います。
三ツ矢さんは確か亡くなられたと思うのですが、あれでは寄贈された遺志がまったく生かされていないと思います。
少なくとも一台ごとに弁装置や特殊装置の解説したものぐらいは同時に展示してほしいと思います。
Posted by: ゆうえん・こうじ | November 22, 2010 01:27 AM