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アルモデルの木造ボギー客車

昨年末、アルモデルから好ましいスタイルの木造ボギー客車のキットが発売されました。
まだ仕掛かり品も多いのですが、今度参加しているクラブで競作することになりましたので、こちらにも手を付けることにしました。ただ素組みではおもしろくないのでいろいろ改造を計画しています。とりあえず組立説明書の図面をパソコンでスキャンして、切り貼りしてみました。
一番上がキットのオリジナル
二番目がアルモデルから以前発売された二軸客車をいわゆるニコイチ改造した三等車
三番目が二軸客車から改造の三等荷物合造車
一番下が展望車というか、一二等合造車
という設定にしてみました。
Arumo4
※オリジナル図面引用はアルモデル承認済み※
屋根はキットオリジナルを上屋根オプションパーツで二重屋根にするか、あるいは木製屋根板から製作するかもう少し検討しようと思います。ダブルルーフも良いし、ヨーロッパ風の分厚いシングルルーフも魅力があります。
アルモデル製品のプロトタイプは、長州鉄道の客車のようですが、私のモデルは地方鉄道の客車というより本線用客車のショーティーモデルという企画でデザインしています。

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9200(22) 動輪バランスウェイトを作る

バランスウェイトは、0.4tの薄板から作りました。周囲はドリルレースではなく旋盤仕上げです。旋盤で板材を加工するときには、ドリルレースのように中央に孔をあけてタップでネジを切ってヤトイをねじ込んでも、バイトの力に負けてバカ孔になって回ってしまうことが多いようです。こういう加工の時は写真右のように適当な丸棒に半田付けして、その丸棒を三爪チャックにくわえるのがよいようです。今回は0.4tの薄板を5枚重ねて加工して、外径を仕上げた後半分に切って 予備を含めて10枚製作しました。なお内側のカーブは手加工です。
こういう部品は工作室で落として探すリスクを考えると、少し予備を作っておいた方が精神衛生上よろしいようです。といった気分で作っていると加工中に一枚行方不明になりましたが、あとで工作室のあらぬところから回収できました
6500のときはバランスウェイトは、トピカで塗ったのですがやはり塗膜が弱く分解組立中に角が剥がれたので、今回は横着せずにプライマーを塗ってラッカーで塗装してから接着するつもりです。
P329

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DCC化のメリット

私がDCCを初めて見たのは某運転会で路面電車の続行運転でした。DCCのメリットというのはギャップを切らずに複数の列車を運転できることだと思っていました。ところがまた某運転会でDCCサウンドを搭載した蒸気機関車の音を聞いて感動しました。ただその当時はサウンドデコーダーが大きかったので、私の好きな中小型蒸機には搭載不可だと諦観していました。
ところが今やDCCデコーダーは非常に小さくなってしまいました。

サウンドデコーダーの音質も改良され、実物からサンプリングした音は、シンセサイザー合成のSL-1を凌駕しています。
またPFM-SL1アナログサウンドシステムの場合は、動輪に付けたコンタクトホイールの接点の保守が意外にやっかいですが、DCCデコーダーにBEMF機能がついていれば、特にコンタクトホイールをつけなくても音と機関車速度の同期は可能です。
あとDCCデコーダーはパルス制御なので比較的低価格な従来の有鉄心モーターでも低速運転が可能です。PFM-SL1アナログサウンドシステムだとモーターには直流しか流せないので低速運転のためにはコアレスモーターの採用やシビアな走行調整が必要ですが、その点では楽になります。

あとDCCなら客車の常点灯ももちろん可能ですね。

エンドレス上で一列車走らすだけでもかなりメリットはあると思います。

というわけで今後の新造車両はDCC化をしようと思います。
とはいっても従来の車両をすべてDCC改造するかどうかは思案のしどころですね。

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1100 DCC化

1100にも、レンツのシルバーミニ+ デコーダーを搭載しました。このレンツのデコーダーは非常に小さいのでこのような小型機にも搭載可能です。また2軸のみの集電ではたまに立往生することがあるので、第一動輪にも集電ブラシをつけました。
P328

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DCCのアドレスについて

レイアウトをお持ちになって、ガンガン複数の列車を走らせている方ならともかく、
私のようなレイアウトもなく、ユニトラックの上などでチョロチョロ一列車のみを走らせている、
DCCもどちらかというとサウンドが目的で導入したという場合は、
すべての機関車のアドレスをデフォルトの3にしておいても差し支えないということに気がつきました。
その方が線路に機関車載せ替える度にアドレス設定変えなくてよいので便利です。
運転会などに持っていく場合はアドレス3で問題があれば一時的に書き換えてやればよいのです。

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9200(21)DCC化

私はDCC化するときには、まず普通の直流パワーパックでスムースに走るところまで調整して、次に永末のDEP3でデコーダ搭載前のモータと車輛の特性をチェックします。その後デコーダーを搭載します。
9200にはレンツのシルバーミニ+を搭載しました。デコーダー自体は非常に小さいのでモーターの上にデコーダーに同梱されていた両面テープで貼り付けました。サウンドはMRC-1665というサウンドオンリーデコーダーを載せることにしました。サウンドデコーダーも数年前に比べて格段に小さくなり、MRC-1665だとデコーダー基盤の大きさがPFM-SL1サウンドシステムのコンデンサーとチョークコイルとあまり大きさが変わらないので、PFM-SL1サウンドシステムが搭載可能な機関車なら載せることができます。
またサウンド一体型デコーダーだと最低2本渡り線を渡す必要がありますが、機関車にDCCデコーダー、炭水車にサウンドデコーダーを分散して搭載すると機炭間の渡り線はPFM-SL1サウンドシステムと同じ一本ですみます。
以前にも書いたように、モーターはコアレスではなく普通の有鉄心モーター、ネットオークションでTさんから¥600で頒けてもらったモーターです。低速からトルクがあり、永末のDEP3につないだ試験段階では少し低速で唸りが出ましたが、レンツのデコーダーではそれもなく、快調です。パルス制御のためかスローも良く効きます。動輪一回転に数秒かかるような微速運転も可能です。

P326

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1100の集電について 改良失敗談

遅ればせながら、みなさん新年おめでとうございます。

今年は昨日から工作をはじめました。まず昨年の積み残しネタのを消化しようということで、新しいものには手を付けず、1100,6500,9200のフィニッシュから始めることにしました。

ということで手をつけた1100ですが、集電ブラシが私の定石で0.3ミリ径の燐青銅線で車輪の踏面をこする仕様になっていました。これで走りは好調だったのですが、やはり車輪の踏面を擦るとゴミなどが付きやすいしメッキも剥がれやすい?と思ったので、車輪の裏側を擦るように改造しようと思いました。0.2tの燐青銅板から帯板をつくり、モーターの前後ろに移っている車輪の裏側を擦る集電ブラシを作ってみましたが失敗でした。理由はブラシをかなり強く車輪に当てないと集電が安定しないし、そうするとブラシを当てた側の車輪が変位して走行性能が悪くなるようです。第三動輪は曲線通過を考えて横動を与えてあるのでその傾向が顕著でした。車輪の裏側に当てるのなら、車輪の絶縁側だけではなく両側にブラシを当てるような仕様にすべきなのかもしれません。あるいはエコーモデルのCタンクキットは片側のみの動輪の裏側に集電ブラシが当たっていても好調なので、ブラシの圧力や剛性、材質にもう少し検討が必要なのかもしれません。またこの珊瑚の11.5ミリ径動輪はタイヤの裏面が薄いので、ブラシがずれると輪心に当たってショートしやすいようでした。というわけでいくら調整しても燐青銅線で車輪の踏面をこする仕様の方が好調なので、元に戻しました。数時間の徒労というか、よい経験となりました。
あとはDCCデコーダーの搭載です。

P325

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