アルモデルの木造ボギー客車(4)
とりあえずキットを一両、素組みしてみました。
アルモデルのキットを作るときのコツは、折り曲げたらすぐハンダを流しておくことです。というのも折り曲げ部のエッチングでの彫りが深いので、一旦折り曲げた後落としたりすると 折り曲げ部で折れて切れてしまうことがあるからです。なおハンダを流す前後に直角に曲がっているかどうかスコヤーなどで確認した方がよいと思います。
また妻板のドアはキット指示のようにネジ止めするのではなく、側板を折り曲げた妻板部分にそのまま折り曲げずにハンダ付けしています。この場合はドアの上部(の本来折り曲げる部分)が妻板より上に出るので上端を1mmほどカットしておきます。妻板ドア開口部上部の折り曲げてネジ止めする部分は切り取ります。
屋根の折り曲げはキットの説明書では、電話帳などの上で太い丸物を当てて転がして曲げてから、細い丸物の上で指で曲げるように指示されていますが、指で丸物に押しつけて曲げると屋根が波打ちやすいので、板などを当てて指で押さえてできるだけ均一に力をかけた方がよいと思います。
私は工作室に転がっていたスプレー缶と工作台の端っこで屋根板を挟み込んで、木の板を当てて一気に曲げました。なお屋根板を折り曲げるときは、エッチング板に貼り付いているビニールの保護膜はそのままにして折り曲げた方が傷がつきません。
オプションの上屋根を付けました。まずスペーサーを折り曲げて上屋根にハンダ付けしてから、明かり窓の開いた上屋根側板をハンダ付けしますが、エッチングでくぼみがついているので位置あわせは楽でした。このあたりはアルモデルの設計は巧いと思います。上屋根側板は上下の区別があるようで断端の形で識別するように書かれていますが、上下反対にするとスペーサーのくぼみにあわないようなのでこちらで識別した方が楽です。
今回は窓枠は塗り分けるつもりなので、塗装後接着剤で貼るのでまだ窓枠は取り付けていません。
デッキの手すりは改造予定です。
つぎは合造車への改造にとりかかる予定です
Comments
もう形になっちゃてますね。
私は例によってあれこれ考えて、進行が遅くなっています。
少し先行しているこのブログの記事は、参考になることが多いと思いますが、よろしくお願いいたします。
シルはキットパーツですよね。
けっこう立体感がありますね。
自分は面倒な細工をしてしまいました。
Posted by: 初瀬春日 | February 07, 2011 02:39 PM