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ガーラット改造計画(2)

計画のみだったガーラット改造を再スタートさせました。

 

オープンキャブにするつもりなので、キャブ内のモーターは撤去して、ボイラー内に収容するように改造します。
モーターはストックしてあった、スイスミニモーター社の10mm径16mm長のものを使うことにしました。
ギアはいろいろ物色したのですが、モジュール0.3の小径ギアというとで結局クラフトのナロー新型動力キットについてきたトミックスの動力車輪の不要になるギアを使うことにしました。
ギア(車軸?)の貫通穴は1.0mmですがモーター軸は1.5mm径なので、旋盤でコレットチャックにくわえて拡げました。中間ギアの軸受け?は4mmの真鍮角材から加工しました。
ギア比はだいたい製品の2.2倍になり、コアレスモーターに交換したこともあってスローが効くようにはなりました。しかし走行音はややうるさくなったようです。

 

製品のボイラーは12mmですが、やや細めなのとHO(1/87 3.5mmスケール)からOO(1/76 4mmスケール)にスケールアップするので、ボイラーは14mm径にします。ボイラーとキャブは新製となります。

 

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マンション住まいと塗装

マンションに住んでいると工作するときの騒音も問題ですが、塗装も大きな問題となります。
H御大から完成しても塗らないことを糾弾?されているスクラッチビルダーTさんも、どうやらマンション住まいなので塗装がしにくいということも一つの理由のようです。

私はマンション住まいなのですが困るのが塗装で、有機溶剤の臭気が広がるのでいい季節の天気のいい日はみなさん窓を開けておられるのでNGです。夏や冬の空調かけている時期に、ベランダにフィルター付きのブースを持ち出して排気管をベランダの外に垂らして塗っています。このあたりお構いなしにやっていると、マンション管理組合の総会で吊し上げられた?というモデラーの方のはなしも聞いています。

マンションの真ん中の部屋を買ってしまったので、少なくとも廊下やベランダに面していない窓のある端の部屋を買うべきだったと後悔しています。そういう物件買っておけば外壁に面した窓に塗装ブースの設置が出来たからです。
先日神戸の某会合でお会いしたHさんは、最近一軒家からマンションに引っ越されたそうですが、一番困るのは塗装だといわれていました。
単身赴任中のS氏は、ワンルームマンションのキッチンのレンジフードを塗装ブースにしてしまったと言われていましたが、賃貸で昼間殆ど人がいないマンションだとそれもありと思いますが、所帯もちが多い分譲のマンションだとそれも厳しいですね。

プラモ用だと室内でつかう屋外排気管付き排気ブースの既製品もあるようですが、鉄道模型用だと排気量などの点で少しパワー不足かなという気がします。

マンション住まいのモデラーの方は塗装どうされているのでしょうか?

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鉄道ファン 東野進コレクションについて

すでにご存じの方も多いと思いますが、昨年の6月号から鉄道ファン誌に明治期の鉄道資料「東野進コレクション」の記事が連載されています。明治期の貴重な資料とともに小野田滋氏や吉岡心平氏といったオーソリティーの解説記事が掲載されていて、明治時代の鉄道に興味があるものにとっては非常に役に立つものです。

ところで鉄道ファンというと最新車両の記事が多く、数ページの記事を読むために雑誌を買うのも、経済的な面や書棚の保管スペースを考えると少し躊躇するものがあります。
ところが鉄道ファン誌の公式ホームページのバックナンバー情報にはアマゾンへのリンクが張ってあります。そこから古本が購入出来るのでもっぱらこれを利用しています。発売から数ヶ月待てば送料込みで定価の半値ぐらいで買えるようです。
購入した古本としての雑誌はざっと目を通して、必要なページのみばらして保存して、残りは資源化ゴミに出しています。自炊(スキャナによるpdf化)はしていません。
ただこれで、全く疎かった最新車両情報にも少しは知識ができました

TMS(鉄道模型趣味誌)もこういう買い方でもよいかとは思うのですが、やはり鉄道ファンとは発行部数が違うのか、雑誌の性格が違うのか、アマゾンのページから古本として購入する場合送料まで考えるとあまり安くないのでまだ毎月新本を購入しています。

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アルモデルの木造ボギー客車(8) 合造車続々

合造車に台車を履かせてみました。次はデッキのてすりですが、これはKNさんとちょっと画策中です。
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アルモデルの木造ボギー客車(7) 台車

アルモデルの木造ボギー客車の台車は、メーカー指定は日光のTR20かTOMIXのTR41ですが、やはりプロトタイプの長州鉄道の客車と同じイコライザー付き台車にしたいと思いました。珊瑚の古典客車用などが似合うとは思いますが現時点では入手は困難ですし、TR11では大きすぎます。
というわけで、オーストラリアのSteam Era ModelsからTT30というボギー台車を取り寄せ輸入してみました。台車自体はアセタール樹脂で、スポーク車輪が付属しています。なおこの車輪はタイヤは金属ですが輪心スポークはプラです。そこで今回は室内灯点灯のための集電を計画しているので、軸長が同じ(25mm)の日光モデルのスポーク車輪に交換しました。台車枠自体プラといってもスチロール樹脂ではないので耐久性は問題ないと思います。(アセタール樹脂というのは、デルリンやジュラコンなどの商品名で有名な高強度のプラスティックです。KATOのHOワム80000の台車も同じ材質と思います)なお集電はベリリウム銅線のブラシを車軸に当てるつもりです。
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キットに付属のTomix台車用のボルスターで取り付けてみました。いい感じなのですが、このままではカーブで台枠と車輪が当たりそうなので少しかさ上げが必要なようです。

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アルモデルの木造ボギー客車(6)合造車 続

合造車のボディーを組んでみました。
まだウィンドシル貼っていません。
やはり少し立体感に乏しいのでウィンドヘッダーも帯板を貼ろうかと思います。
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アルモデルの木造ボギー客車(5)合造車

合造車の改造に着手しました。
まず窓柱を切断し、エコーの1mm幅筋目板から切り出した小片で埋めます。
荷物室扉の部分を切り抜きますが、窓上の残す部分が細くなるので加工中歪めないように一部を切り欠いた時点で下端に先に1mm角線をハンダ付けしておきました。
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その後全体を切り抜きます。
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アルモデルの木造ボギー客車(4)

とりあえずキットを一両、素組みしてみました。

アルモデルのキットを作るときのコツは、折り曲げたらすぐハンダを流しておくことです。というのも折り曲げ部のエッチングでの彫りが深いので、一旦折り曲げた後落としたりすると 折り曲げ部で折れて切れてしまうことがあるからです。なおハンダを流す前後に直角に曲がっているかどうかスコヤーなどで確認した方がよいと思います。
また妻板のドアはキット指示のようにネジ止めするのではなく、側板を折り曲げた妻板部分にそのまま折り曲げずにハンダ付けしています。この場合はドアの上部(の本来折り曲げる部分)が妻板より上に出るので上端を1mmほどカットしておきます。妻板ドア開口部上部の折り曲げてネジ止めする部分は切り取ります。
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屋根の折り曲げはキットの説明書では、電話帳などの上で太い丸物を当てて転がして曲げてから、細い丸物の上で指で曲げるように指示されていますが、指で丸物に押しつけて曲げると屋根が波打ちやすいので、板などを当てて指で押さえてできるだけ均一に力をかけた方がよいと思います。
私は工作室に転がっていたスプレー缶と工作台の端っこで屋根板を挟み込んで、木の板を当てて一気に曲げました。なお屋根板を折り曲げるときは、エッチング板に貼り付いているビニールの保護膜はそのままにして折り曲げた方が傷がつきません。
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オプションの上屋根を付けました。まずスペーサーを折り曲げて上屋根にハンダ付けしてから、明かり窓の開いた上屋根側板をハンダ付けしますが、エッチングでくぼみがついているので位置あわせは楽でした。このあたりはアルモデルの設計は巧いと思います。上屋根側板は上下の区別があるようで断端の形で識別するように書かれていますが、上下反対にするとスペーサーのくぼみにあわないようなのでこちらで識別した方が楽です。
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今回は窓枠は塗り分けるつもりなので、塗装後接着剤で貼るのでまだ窓枠は取り付けていません。
デッキの手すりは改造予定です。
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つぎは合造車への改造にとりかかる予定です

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アルモデルの木造ボギー客車(3)合造車

初瀬春日さんからトレースされた図面をいただいて、それをベースに合造車の図面を書き直してみました。これはオリジナルの車体を改造したものです。このスタイルで、考えたいと思います。
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アルモデルの木造ボギー客車(2)荷物室扉

まだ全体のデザインが決まらないのですが、荷物合造車は是非欲しいので、荷物室扉を先に作ってみました。プレス製の荷物扉はエッチング板と比べて掘りが深すぎるし、工房ひろの客車中仕切りも寸法的には流用可能なようでしたがエッチングの掘りが浅くて上品すぎるので、結局KSモデルの客車扉(H)を二個並べて真鍮板に半田付けして、窓を抜きました。
P337

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