« April 2011 | Main | June 2011 »

ミズノ6600の問題点 薄くてフランジの低い車輪

以前イリサワブランドで発売されたミズノ(マイクロキャスト)の6600が、完成直前でお蔵入りになっていたのを引っ張り出してきました。
お蔵入りににはいくつか理由があるのですが、最大の問題点は牽引力がないことで、ウェイトなしでは単機で走行させても空転するという情けなさです。というわけでレストア?にあたっては牽引力を増す方法として今回もゴムタイヤ化を考えました。そこで動輪を計測してみると厚みが2.2mmしかなく、フランジも0.5mmぐらいしかないようです。先従輪やテンダー台車の車輪もおなじでした。
以前からHN氏が、ミズノの機関車は車輪が薄いので良く脱線する。特に先輪が良く脱線するので厚いタイヤの車輪に交換した方がよいといわれるのを聞いていましたので、車輪を総替えするべきか迷っています。この機関車の車輪の規格は、16番/HOの規格というより、13mmのファイン規格に近いようです。13mmに改軌するなら問題ないでしょうが、HOの線路の上を走らせるには問題がありそうです。まあ動かさなくて飾り棚に飾るのには、こういった薄くてフランジの低い動輪の方が見栄えがよいのでしょうが・・
P1010485

| | Comments (2)

LocoNetとXpressNet

こんど某氏のお宅にお邪魔することになりました。その方のレイアウトはLenzのDCCシステムを採用されているらしいので、コントローラーのインターフェイスがXpressNetのようです。
自分のところは、LocoBuffer-USB経由で、JMRIを使ってLocoNetに接続しています。しかしとうやらXpressNetへの互換性はないようなのでこのままではつなぐことはできないようですね。JMRIはXpressNetにも対応しているようですが、接続するには別のXpressNet用アダプターが必要なようです。またXpressNetの通信規格はデジトラックスLocoNetの独自規格とは違って、RS485の汎用規格のようです。OpenDCCというプロジェクトのXpressNet用アダプターの回路図みても普通のRS232C-RS485の変換回路のように見えます。これなら専用のアダプター使わなくても汎用のUSB-RS485変換器が使えるかと思ったのですが、通信速度が62.5Kという工業用測定器に使われてるあまり一般的ではない通信速度なのでそうは簡単にいきそうもなく、結局LenzのXpressNet用アダプター(LE23150)を買った方が早いのかもしれません。ドイツだと消費税NWSt抜きだと100ユーロぐらいで売っているようです。ただ今年の秋に直接イーサネットにつながる新製品(LE23151)が出るらしいので、そちらを待ってみようかと思います。またこの製品とTouchCabというiPadのアプリを組み合わせるとJMRIとは違ってパソコンのサーバー立ち上げなくてもワイヤレスで運転が出来るのかもしれません。
またOpenDCCというプロジェクトのXpressNet用アダプターはドイツでは組立キットや基盤も売っているようです。

DCCの制御ネットワークは、米国ではデジトラックスのLocoNetが主流のようですし、欧州ではレンツのXpressNetが主流のようです。どちらを採用すべきかは頭の痛いところです。

| | Comments (3)

JMRI とWiThrottle

以前からLocoNet経由のパソコンからの制御には興味があり、ozuさんにお願いしてぬっきーさんのサイトに掲載されているUSB接続用アダプター作成用のパーツも調達していただいてあったのですが、なかなか電子工作に踏み切れないまま日が過ぎておりました。
先日サウンドトラックスのデコーダーを米国の模型店に注文するときについでに、LocoBuffer-USBも注文してしまいました。ozuさん申し訳ありません。

そして今日やっとJMRIのセットアップができました。
JMRIというのは、DCCをパソコンからコントロールするソフトで、フリーウェアとして配布されています。またJAVAベースであるためにウィンドウズだけではなく、マックやリナックスでも使えるバージョンが用意されていることです。自宅はiMacなので、マック用を使いました。
これを使ってみようと思ったのは、ある米国のサイトでTsunamiの設定にはJMRIが使いやすいと書かれていたことです。このサイトには2010にMNRA総会でおこなわれたクリニックのパワーポイントの資料がアップロードされています。
もうひとつは、iPadからJMRIを操作できるというWiThrottleというソフトを使ってみたかったからです。Tsunamiの設定の方はもう少しいじってから報告しますが、WiThrottleというiPadのソフトは非常におもしろいと思いました。iPadの操作で模型が走るのは非常に愉快ですね。なおこのソフトは無料のLite版もありますが、ファンクションが13までしか使えないので、ファンクション28まで使える有料版の方をおすすめします。

永末さんの赤い箱との比較ということでは、サウンド関係の設定はJMRIの方がガイダンス化されているので簡単なようですが、CV値の読み込みとかは赤い箱が断然早くまだ甲乙はつけがたいようです。こちらももう少し使い込んでからの報告とさせてください。

| | Comments (1)

ミニ簡易ボール盤

今月初めの連休中に整理していたら、30年以上前の電池駆動のミニ簡易ボール盤?がでてきました。台座がしっかりしていたので保存していたようです。うごかしてみるとチャックの振れもないようなので、モーターを取り替えて再生することにしました。
元は3Vのマブチモーターがついていましたが、円筒形モーターカバー内の寸法に余裕がありましたので、同径の長いモーターRS-380PHに交換しました。
ところでマブチのモーターは起動電流が大きいので、1AのACアダプターでは安全装置が働いて動かないものがありました。最初モーターの不良かと思ったのですが、大容量の電源ではスムースに動くので電流を測ってみると起動時には1A以上流れるようです。最近の鉄道模型モーターではこんなに大きな起動電流が流れるものはないので、最初は面食らいました。
P1010478
また元製品はギア連動で減速していましたので、カラカラ音がしていました。そこでベルト連動に改造しました。プーリは市販のロボット用パーツのアルミプーリーを少し旋盤で削って使用し、ベルトはOリングを使いました。またドリルは細いのしか使わないので出来るだけ高速回転してほしいと考えて減速はしていません。
P1010481
カバーを被せて一応完成です。ACアダプターを接続して使用します。
P1010483
本格的な高級ボール盤の足下にも及びませんが、小径ドリルは普通のボール盤では回転数が低いしチャックで掴みにくいので、こういう高速の穴開け機があると便利です。なおチャックは、1mmのコレットになっているので、ルーマ型ドリルを使います。

| | Comments (0)

アルモデルの木造ボギー客車(13) 二重屋根点灯準備

オリジナルのキットは室内灯点灯については全く考慮されていませんが、やはり室内灯を点灯したいと思いました。上屋根の部分下屋根を欠き取るのは大変ですし、強度的にも不安なので,下屋根に4カ所大きな穴を開けてその部分にチップLEDを配置して点灯させることにしました。
薄板にいきなり大穴をドリルで開けるのは難しいので、まず細いドリルから何段階か拡げて4mm径の穴を開けて、アルミシャーシー加工用の傘型リーマーで穴を6mm径まで拡げてからヤスリで仕上げました。このくらい穴なら下屋根の強度は問題ないようです。
ところでキットの原設計では、屋根板は車体にネジ止めですが、キットのとおりネジ止めするか、車体にハンダ付けするか悩んでいます。
P1010469
なお台車ボルスターは非絶縁仕様ですが、台車がプラ(ポリアセタール)製なので問題ないと思っています。集電ブラシで集電する予定です。

| | Comments (0)

サカイのML210を使い始めました

昨年JHTさんでネット特別価格セットでセールされていた時に、サカイのML210購入してあったのですが、マシンをセッティングするまとまった時間がなかなかなく、試運転して確認しただけで、ずっと使い慣れたユニマット3を使用してきました。
この五月の連休にやっとセッティングできました。そのため連休中模型工作はあまり進みませんでした。
今回の製品では改良ということでハンドルが大きくなったそうです。
P1010472
しかしハンドルが大きくなったためテールストックがネジを弛めただけでは引き抜けなくなりました。ML210はバーチカルは付けずに旋盤としてのみ使うつもりなので、私の場合はあまり問題はないですが、リベット打ち出し機を装着したりするときは不便ですので、ハンドル改造しようかと思っています。
P1010462P1010477
また一番不満なのが、刃物台のY方向の送りハンドルが大きくなったので、真上からのぞき込むようにしないと折角の目盛りと数字が読めないことです。DRO化してしまえば問題ないのかもしれませんが、こちらは改造もしくはハンドルの新製が是非必要かと思っています。
なお刃物台の上に載っているのは、ddx40aさんにお世話いただいて購入したQCTP(Quick Change Tool Post)です。この道具をつかうと敷き板なしにバイトの高さ調整ができるので便利です。今回購入したのはユニマット3用なので、当然ながらユニマット3にはぴったりですが、ML210では高さが足りないのでしたにスペーサーをかましてあります。
またQCTPの止めネジは鍋屋バイテックのクランプレバーに交換しました。
ただ雄ネジ付きの既製品では長さが足らないので、同社のレバー・ノブ ねじ組み合わせサービスを利用して希望の寸法のものを作ってもらいました。
P1010463

| | Comments (2)

アルモデルの木造ボギー客車(12) デッキの手すり

結局デッキの手すりの天井側の支持は、エッチングキットに含まれていた縦手すり支えという部品を使いました。キットには縦手すりが含まれていませんが、途中で設計変更になった??痕跡でしょうか。またアルモデルオリジナルでは凹みの間隔は8.5mmですが、KNさんの手すりパーツでは6.5mmとなるので、針ヤスリでその間隔に凹みをつけてハンダ付けしました。
手すり上端をこの凹みにはまり込むように組み立てます。
P1010464
P1010465_2
P1010467_2
P1010468

| | Comments (0)

アルモデルの木造ボギー客車(11) もう一両の三等車

3両目はアルモデルの客車の車端の窓割り変更して、車掌室付けてハフにしようと思ったのですが、それではあまりにも芸がないので、最初の計画どおりアルモデルの二軸客車をニコイチ改造して、三等車としました。切り継ぎ改造は簡単に考えていましたが、実際にやってみると木目を合わすのと窓の間隔をあわせるのに結構苦労しました。ウィンドシルとヘッダーはハンダ付けしました。
あまったボギー客車の車体や二軸客車の下回りや屋根はすでに改造品ストックにいれました。
どうも私は同じ物を複数作るのが嫌いなようです。客車や電車の長編成を作られる方を尊敬してしまいます。
あとはデッキまわりと室内灯です。
これで、すべて窓配置が異なるハニ+ロハ+ハフの編成が揃いました。
P1010456
切り継ぎ部は裏から当て板で補強してあります。

P1010458

| | Comments (2)

マレータンク二台

ネットオークションで、ROCOのバイエルン鉄道のマレータンクが出ていたので落札しました。私はすでに一台持っていますが、これは再生産品でした。今回落札したのは初回生産品でした。基本的には同じですが初回生産品の方が緑が濃くて、黒練りの部分のつやも押さえられています。また初回生産分はナンバープレートやメーカーズプレートは別パーツの貼り付けですが、再生産品は印刷で合理化(手抜き)されています。白のライニングも初回生産分の方が細くて繊細な印象ですが、逆にかすれている部分も散見されます。また初回と再生産分ではナンバーが変えてあるのも芸が細かいとことろです。
この機関車はNでトリックスのを昨年一台買いましたし、同系のミズノの4500のバラキットも罪庫していますので、4両あることになります。私の好みとしては日本向けの4500はキャブの幅がサイドタンクに比べて狭くなっているのが嫌いで、原型のバイエルン鉄道の方が好きです。ミズノが昔輸出したドイツ仕様の完成品も一台欲しいのですが、まだ店でもネットオークションでも適当な中古品に遭遇していません。
今回二台目を買ったのは、昨年内輪でちょっとブームになった、このNマレーのHOナロー化を、HOからOナローでもやってみたいと思っていたからです。だだこの機関車が好きなので、改造するのを躊躇していたのですが、二台目を手に入れられたので踏ん切りがつきそうです。
ミズノの4500キットはそのまま組む気はまったくなくて、改造予定ですがいつのことになりますやら・・・
P1010455

| | Comments (2)

機関車の配管直径について

先日HNさんに6500をみていただいたときに、0.6mm燐青銅線を使った給水管が少し細いのではないかという指摘を受けました。この給水管は2インチ管が使われているようなのですが、この2インチというのはパイプの外径ではなく呼び寸法であり、管の外径はもう少し太いそうです。これはJIS日本工業規格になっているそうです。ネットで検索したら詳しく解説してあるサイトがありました。
6500の給水管は、2インチ管で外径が60.5mmとなるので1/80では0.76mmとなるので、0.7-0.8mm径の線材をつかうのが適当であったようです。
追記 6500は米国製の輸入機関車ですから、JIS日本工業規格ではなくてANSI米国規格協会規格ですね。失礼しました。

| | Comments (0)

9200(24) ギアカバーを撤去する

9200も千曲鉄道に乗り入れたのですが、ギアカバー下面が線路を擦ってしまい、あえなくリタイアとなりました。クリアランスがギリギリで少し不安でしたが試走線路上では大丈夫だったのいけるとおもいましたが、実際のレイアウトの線路を走らせるとやはり駄目でした。というわけでギアカバーは撤去しました。それでギアカバーを避けるため湾曲させていたブレーキロッドも直線に直しました。ギアカバーがあった方が線路上のゴミ巻き込まないのでよいのですが、今回は仕方なくギアむき出しです。
P1010453

| | Comments (2)

6500(26) 千曲鉄道に乗り入れる

6500はまだ細部の仕上げが残っていますが、このロコを持ってHNさんのお宅にお邪魔してきました。HNさんの千曲鉄道の山線は結構条件が厳しく、ここを通ればわれわれの仲間では免許皆伝ということになっています。6500は平坦線では問題なく客車5両を牽いて快走したのですが、山線では2両なら快走でしたが、3両を牽くと一番勾配がきつい部分で止まってしまいました。普通の車輪だと止まらずにスリップするのですが、ゴムタイヤ付きだと止まってしまうようです。モーターはマクソンの13mm径20mm長ですがこれでもパワー不足なのかもしれません。もうこれ以上大きなモーターは入らないので、同径でもう少し長さの長いものに変えてみようかとも思います。

P441

P442
走行中をコンデジの手持ちでデジタルズームで撮っているので少し画像が悪いです。

P448
手すりや複式弁の作用ロッドはこのままでは落ち着かないので黒に着色しようと思います。

| | Comments (2)

« April 2011 | Main | June 2011 »