ミニ簡易ボール盤
今月初めの連休中に整理していたら、30年以上前の電池駆動のミニ簡易ボール盤?がでてきました。台座がしっかりしていたので保存していたようです。うごかしてみるとチャックの振れもないようなので、モーターを取り替えて再生することにしました。
元は3Vのマブチモーターがついていましたが、円筒形モーターカバー内の寸法に余裕がありましたので、同径の長いモーターRS-380PHに交換しました。
ところでマブチのモーターは起動電流が大きいので、1AのACアダプターでは安全装置が働いて動かないものがありました。最初モーターの不良かと思ったのですが、大容量の電源ではスムースに動くので電流を測ってみると起動時には1A以上流れるようです。最近の鉄道模型モーターではこんなに大きな起動電流が流れるものはないので、最初は面食らいました。
また元製品はギア連動で減速していましたので、カラカラ音がしていました。そこでベルト連動に改造しました。プーリは市販のロボット用パーツのアルミプーリーを少し旋盤で削って使用し、ベルトはOリングを使いました。またドリルは細いのしか使わないので出来るだけ高速回転してほしいと考えて減速はしていません。
カバーを被せて一応完成です。ACアダプターを接続して使用します。
本格的な高級ボール盤の足下にも及びませんが、小径ドリルは普通のボール盤では回転数が低いしチャックで掴みにくいので、こういう高速の穴開け機があると便利です。なおチャックは、1mmのコレットになっているので、ルーマ型ドリルを使います。
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