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音源車をつくる (2)

最近ちょっと表の仕事が忙しくて、工作がすすみません。
今回音源車には、サウンドトラックスのTsunamiを積むので、車輪のコンタクトが使えます。機関車の速度と音源車のブラスト音の同期はなかなか難しいですが、音源車の場合は牽引機が替わるごとにCV値を書き換えるのも大変なので、車輪コンタクトでの速度検出もできるようにする予定です。とはいっても永末さんの赤い箱とパソコンがあれば書き替え一発ではありますが・・・
プリント基板から削り出して車軸の当たる部分には真鍮棒からカラーを挽き出したものを挿入しました。接触不良になるといけないのでハンダ付けしてあります。
接点数はこの貨車の車輪が10.5mm径なので、14mm径動輪の機関車に同期するように3接点としてみました。
P1010499

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室内灯回路とコンデンサー容量 DC vs DCC

今 客車の室内灯の回路を考えています。
もちろんLED発光ダイオード搭載予定ですが、問題は室内灯のバックアップのためのコンデンサーの容量です。

DC直流運転だと、スーパーキャパシターといわれる大容量コンデンサーを積んで、ちらつき防止だけではなく短時間の停車中も点灯するようにするというのが、私のまわりでは流行っています。
実際にスーパーキャパシターを搭載したHNさんの客車では線路から外してもしばらく室内灯点灯しています。客車の中に蛍が入っているみたいな感じです。

DCC交流運転だと、ブロックスイッチやポイント切り替えでオフにしない限りは常時電流が流れているので、接触不良による瞬時の停電にのみ対応する容量のコンデンサーを積んでおけば十分と思われます。

ところでスーパーキャパシターの耐圧は5.5Vというのが標準規格のようで、DC運転では常時フルスロットルで走るわけでもないので問題なさそうですが、DCCだと整流回路による電圧のドロップダウンを差し引いても常時10V以上の定格以上の電圧がかかりますから、やはり少し耐久性に問題が出そうで少し工夫が必要かなと思います。コンデンサーを二個直列にするというのが一番簡単な解決法ですが、ご存じのようにコンデンサーは二個直列にすると容量が半分になってしまいます。

またDC運転の場合は、機関車が走り出す前の低電圧で点灯させることも考えないといけませんが、DCCならそういうことを考える必要はないようです。
DC運転の場合は線路電圧が変化するので、LEDにつなぐのは定電流ダイオードの方がよさそうですが、DCCなら線路電圧が変化するので安い抵抗で十分のようです。

一気にDCからDCCに切り替えてしまえば、こんなこと考える必要もないのですが、付随車 特に動力車が変わる客車の場合は他鉄道に乗り入れる場合も考えると当面はDCとDCC両方への対応が必要と考えます。

ただどちらの電源方式でも完璧な結果を出そうとすると大変なので、どちらの方式にメインで対応するか決めて、他の方式でも困らないだけの最低限の対策を講じておくのが現実的対応なのかもしれません。

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音源車をつくる (1)

PFMアナログサウンドと同じく、DCCサウンドでもやはり小型機ではスピーカーの搭載はスペース的に困難なことが多いですし、無理に小型スピーカーを載せても満足な音が出ません。そこでPFMアナログサウンドで作ったような、音源車を作ることにしました。
スピーカーはネットオークションで手に入れたスピーカーがDCCサウンドデコーダーとの相性がよいようなので、これが入るような大きさの貨車をフリーランスで作りました。ネタは、昔のTMS日本の車両スタイルブックに載っていた有蓋貨車を緩急車化しました。
NKさんは無蓋車を音源車化されたようですが、やはりエンクロージャーとしての車体は大きい方がよいと考えて有蓋車にしました。またデコーダーは、サウンドトラックスのTunamiをサウンドオンリーデコーダー化して使うつもりなので、前後灯の点灯機能を使って、テールランプを点灯させようとおもい緩急車としました。集電ブラシなどはこれからです。NKさんの作品を参考にさせていただこうと思っています。
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この1100もDCC化してありますが、サウンド非搭載です。
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8760 (1) 着工 テンダー台枠

今度は大正時代の日本型蒸機のフリーランスを作ることにしました。
スタイルとしては、6760をテンホイラー(4-6-0)化したロコで、25年以上前から罪庫している珊瑚15周年記念版の8620のキットを利用する計画です。以前竹田英毅さんの13mmの6760を拝見してそのスタイルの良さに惚れ込んだのですが、これをそのまま2Cにしたらおもしろいだろうなと思いました。

図面というかイメージは、パソコン上で片野正己さんの「一号機関車からC63まで」からスキャナで取り込んだ画像を切り貼りしてでっち上げました(ネット上で公開すると著作権侵害になると思うので非公開とします)形式は一応8760としておきます。

トビーの6760を中古で入手して改造することも考えたのですが、この製品は空制時代のスタイルなのとランボードが一段の一枚板なので、どうせ上回りも一旦バラキットに近い状態にしなければならないので見送りました。

とりあえず最初はテンダー台枠からはじめました。パーツ自体はネタキットオリジナルのドロップ製パーツ利用ですが、厚さが1.8mmぐらいあり不細工なのとテンダー車輪にもイコライザーを組み込む予定なので、フライスを使って厚さを0.8mm前後まで薄くしました。フライスといっても、ユニマットIIIのバーチカルユニット利用なので、チョロチョロ削って最後はヤスリの上に載せて削って仕上げました。
これだけ薄くすると感じが良くなります。
最近は三軸テンダー台車は ロストの軸箱+バネをプレスかエッチング抜きの板材から作った台枠に付ける構成の製品が多いですが、昔ながらのドロップのほうが味があって私は好きです。ただ一回あたりの製造ロットが少なくなって、ドロップの型を作る職人さんも少なくなったそうなので今後はドロップ製台車はなくなっていくのだろうと思います。

8760tender1

手前が加工後、後ろが未加工です。

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6500(27) 番号板

6500の次の懸案は煙室前面につく番号板です。既製品はもちろんないので、自分でつくるしなかいのですが、本の渡辺・岩崎コレクションの写真から取り込んでこの画像のあたりまでパソコンで画像処理してみましたが、どうもここから数字や文字のみを抽出するのが巧くいきません。ドローソフトで書き直した方がよいのか?どうせ6mm前後の直径の板にエッチングすると文字は判読できないのだからこのあたりで手をうってもよいのか迷っています。
またエッチングも外注するか、自分でF式エッチングでやってみるか ちょっと考え中です。
65003

※記事追加
マックのDraftingCADではテキストを図形パスに沿わせるということは出来ないようなので、ウィンドウズのCorelDrawで描いてみました。しかしどうも全体のバランスがうまくいきません。もう一度書き直してみようと思います。フォントなどは問題ありそうですが、実際エッチングするとわからないでしょうね。
とりあえずF式でやってみて、難しいようなら外注考えます。
65002

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9200(25) 線路とのクリアランス

先週の日曜日はMさんのレイアウトを訪問して来ました。
複線エンドレスを私の6500のひく列車とNIさんの5900のひく列車がすれ違いながら走っていくのは素晴らしい光景でした。(Mさんのレイアウトは未公開なので写真は控えさせていただきます)

そこで9200は快走するはずだったのですが、ブレーキ装置の一部分が、踏切などの踏み板に引っかかってうまく走りませんでした。わたしのロコはイコライザー可動化したときにフレーム下面が下に0.5mm低くなってしまったのかもしれません。
Mさんのレイアウトで少し踏み板が浮き上がり気味だったところもあるようですが、走らない機関車モデルはつまらないので、ブレーキを簡略化して線路とのクリアランスを確保することにしました。
P490

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