今 客車の室内灯の回路を考えています。
もちろんLED発光ダイオード搭載予定ですが、問題は室内灯のバックアップのためのコンデンサーの容量です。
DC直流運転だと、スーパーキャパシターといわれる大容量コンデンサーを積んで、ちらつき防止だけではなく短時間の停車中も点灯するようにするというのが、私のまわりでは流行っています。
実際にスーパーキャパシターを搭載したHNさんの客車では線路から外してもしばらく室内灯点灯しています。客車の中に蛍が入っているみたいな感じです。
DCC交流運転だと、ブロックスイッチやポイント切り替えでオフにしない限りは常時電流が流れているので、接触不良による瞬時の停電にのみ対応する容量のコンデンサーを積んでおけば十分と思われます。
ところでスーパーキャパシターの耐圧は5.5Vというのが標準規格のようで、DC運転では常時フルスロットルで走るわけでもないので問題なさそうですが、DCCだと整流回路による電圧のドロップダウンを差し引いても常時10V以上の定格以上の電圧がかかりますから、やはり少し耐久性に問題が出そうで少し工夫が必要かなと思います。コンデンサーを二個直列にするというのが一番簡単な解決法ですが、ご存じのようにコンデンサーは二個直列にすると容量が半分になってしまいます。
またDC運転の場合は、機関車が走り出す前の低電圧で点灯させることも考えないといけませんが、DCCならそういうことを考える必要はないようです。
DC運転の場合は線路電圧が変化するので、LEDにつなぐのは定電流ダイオードの方がよさそうですが、DCCなら線路電圧が変化するので安い抵抗で十分のようです。
一気にDCからDCCに切り替えてしまえば、こんなこと考える必要もないのですが、付随車 特に動力車が変わる客車の場合は他鉄道に乗り入れる場合も考えると当面はDCとDCC両方への対応が必要と考えます。
ただどちらの電源方式でも完璧な結果を出そうとすると大変なので、どちらの方式にメインで対応するか決めて、他の方式でも困らないだけの最低限の対策を講じておくのが現実的対応なのかもしれません。
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