8760(4) 先台車1
二軸先台車を作りはじめました。
先台車の軸距をいくらにしようか、かなり悩みました。6760の実物は1828mmなので1/80だと23mm弱になりますが、模型では車輪のフランジが大きいし、実物よりはるかに急曲線を通すのでスケールのままでは無理です。そのまま作ると直線走行専用モデルとなってしまいます。
平野さんの8700のTMS記事をよむと750Rを通すのを前提で24.5mmという数字を書かれています。珊瑚のキットの図面をみても国鉄の制式機の先台車でスケールプラス1-2mm前後で設計してあるようです。今回のロコは600Rの曲線は通したいので、少し間延びしますがプラス2mmで25mmとしました。なおシリンダーカバーの前後寸法をつめて、先台車の軸距をスケール通りに抑える設計方法もありますが、シリンダーまわりが貧弱になるので私はそのやり方は嫌いです。
実際の工作では、6X12X6の真鍮引き抜きチャンネルから加工しました。今回はベアリング利用のコロ式復元装置を付ける予定なので、そのための穴を中心に開けています。車輪はエンドウの10.5mm径ピボット車輪の車軸を作り直したものです。後輪は真ん中に軸受けを付けて三点支持化する予定です。
Comments
年代的なものもあるのかもしれませんが、私も蒸気を作るときには平野さんと久保田さんの「蒸気を作る」を参考にするようになりますね。
8700や8900を自作したときも、この本のお世話になりました。
バイブルですね。
Posted by: ム | September 05, 2011 09:35 PM
ムさんのいわれるようにあの本は私にとってもバイブルです。
最近の雑誌記事は取り付けたパーツの商品名は記載してあっても、寸法的なことは一切記載がないですからあまり役に立たないですね。
Posted by: ゆうえん・こうじ | September 05, 2011 11:14 PM