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8760(12) ボイラー

6760のボイラー径は、1/80では約18mmです。
ところで16番の機関車ではボイラーは1mm太くするというのが通例であったようです。これはゲージが拡がって、ランボードやキャブの幅も広くなると、前から見たときの感じが変わってしまうので、ボイラーも太くするということだったようです。昔16番の出はじめにカツミの蒸機から始まった慣習だと聞いたことがあるのですが、どうなのでしょうか?
この機関車も16番で車体幅が拡がっているので、スケール通りのボイラー径では貧弱なので19mmとしました。珊瑚の86はボイラー径が18mmで煙室径が19mmです。私は86の煙室だけ太いデザインが嫌いで、6760などのストレートボイラーが好きなので全体を19mm径とすることにしました。そのためキャブのボイラー開口部を拡げました。1/80 13mmゲージならボイラー径はスケール通りでよいと思うのですが、やはり16番(1/80 16.5mm)の場合はデフォルメが必要だと思います。

シリンダー前後板をハンダ付けしてメインロッドをつけてみました。クロスヘッドは珊瑚の8800用のロストパーツです。キアボックスは真鍮板から自作しようかと思っていましたが、キットオリジナルのダイカスト製が30年近く経っても劣化していないようなので、利用しようかと考え直しました。

実際作りながら検討していくと8620と6760では、かなり寸法や細部に違いがありますね。
こういうことなら最初からトビーの6760の中古を仕込んで下回りの2C化改造すべきだったかなと若干後悔している今日この頃です。
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