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私も黒石病に感染してしまいました

10.5mmは廃線にしたはずだったのですが・・・

どうもテンダーに鉄道名やマークが大きく書かれて、水垂れなどで白く汚れた米国型ロコは好きになれないのですが、BlackStonesから発売されたC-19にはグリーンボイラーのレタリング・ウェザリングなしの製品があったので購入してしまいました。おとなしいレタリングを入れて原型仕様にしてみようかと思います。
モノは例のConcorの米国型古典客車を買った米国東海岸の模型屋さんから航空郵便小包で送ってもらいました。今回は発送後約一週間で到着しました。
早速試運転しようとしてもう手元に10.5mmの線路がないのに気がつきました(笑)

というわけで試運転は少し延期にして、付属品をいろいろ見ていると・・・
この製品には、実物のC-19についてのリーフレットやメンテナンスガイドもついてきますが、Backmann製品についてくるような、分解図と部品リストも付属しています。
それを見ると、モーター軸のウォームの先に羽根車のような部品がついています。まさか冷却ファンでもないしとメンテナンスガイドなどをみてみると、光学式のロータリーエンコーダーになっていて、モーターの回転数情報をDCCデコーダーにフィードバックする仕掛けになっているようです。
というわけで動輪に回転検出のコンタクトホイールはついていませんが、このエンコーダーの情報で、動輪とブラスト音の同期やモーターのフィードバック制御をおこなっているのではないかと推測しています。

いうまでもなくBlackStonesはSound Traxx社の車両模型部門なので、そのうちモーター軸に付けるロータリーエンコーダーのついたDCCサウンドデコーダーが発売されるのではないかと期待しています。両軸モーターだとウォームが付いたのと反対側にエンコーダーが装着できると思います。

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8760(18) 動輪のイコライズを思案中

8760はフレームの第二動輪上の寸法に比較的余裕があるので、ここに支点を設けても強度的に問題なさそうです。そこで動輪のイコライズはイコライザー間にバネを入れる下図のような方法でも良さそうです。
また8760は動輪が機関車の後方に寄っているので、先台車と左右の動輪イコライザー支点の三角も大きくとれるので機関車の安定性にも問題はなさそうです。
もう少し考えてみます。
8780eq2


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8760(17) ギアボックス

ギアボックスは15周年版8620キットのダイカスト製ギアボックスを利用することにしました。
ただこのキットのギアボックスは動輪のギアがむき出しなので、真鍮板からギアカバーをつくりました。ウォームにもカバーをつけて密閉式?にするつもりです。
最近の珊瑚の8620キットでは、ギアボックスは直接車軸をくわえるようですが、このキットのギアボックスは挽物の軸箱を直接くわえるようになっているのは耐久性からみてよい点です。モーター取付台は真鍮板から新製しました。キットではギアボックスは釣掛式になっていますので、そのパーツを一部改造して釣掛式としました。
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イコライザーは下図のようなイコライザーとします。9200に引き続き今回もバネ併用とするつもりです。ddx40aさんのブログを読ませていただくとすべての支点を弾性体で支持する必要はないようです。今回はスペースの関係もあり第1−2動輪間のオレンジの支点を弾性体で支持するか、イコライザー自体に弾性体を入れるかということで検討中です。

8760eq


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8760(16) モーターについて

最初はドイツ風の大正型国鉄蒸機のつもりで始めたのですが、組み上がってくると英国風になってきました。これでペルペアー火室にすると完全に英国型スタイルですね。やはり車両限界の小さい日本型は英国型っぽくなるのかもしれません。
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モーターは最初ネットオークションで入手した¥600の有鉄心モーターを入れるつもりだったのですが、ボイラー径を拡げたら火室部の内幅が17mmになったので、以前から一度使ってみたかったイモンのコアレスモーターを入れてみようかと思います。珊瑚のキットは棒形モーターの尻を隠すためにキャブ内にボイラーが延長されていますが、イモンの短いコアレスモーター使えば大体スケール通りでいけそうです。
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キャブ内にモーターがかなりはみ出します
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これならキャブ内には殆どはみ出しません。


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8760(15) ボイラー延長

最初はボイラー前部は作り直そうと思っていましたが、煙室部はキットのパーツを利用し、スチームドームの前後の部分のみ新製しました。8620より約3mm延長しています。またキャブは9600のキャブの方が6760より1/80で約1mm前後方向が短いようです。そのため上回りは、2mm長くなりました。
ボイラーの手すりは、8620のような低い位置でははく、6760や9600のように少し高い位置にすることにしました。元のハンドレールナブの穴は真鍮線で埋める予定です。
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工学系の方なら図面上でこういうことは検討出来るのでしょうが、私は実際作って眺めてみないとよくわかりません。


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8760(14) シリンダーブロック

シリンダーブロック側面はエコーの空気弁などのロストパーツを使って、薄板にリベット打ち出して、自作しようとおもっていたのですが、ふと思い出してパーツ箱をかき回してみると、昔のトビーのC50用のパーツが出てきました。高校生の時親に無理をいって夏休みにひとり旅で上京させてもらったときに、当時まだ横浜・関内にあったトビー模型の小売り部で購入した品だと思います。もう35年近くまえのものです。
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今は見かけることが少なくなった真鍮ガラ打ち(薄板プレス)のパーツで、上端を折り曲げると8760に使えそうです。
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どうやらぴったりのようで、安心しました。

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8760(13) 仮組み

ランボードをつけて全体を仮組みしてみました。
ボイラーと煙室部分は仮のパーツをテープで貼っています
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これで何とかまとまりそうな気がしてきましたが、いくつか疑問点や問題点もでてきました。

古典機だとランボードは米国型ではボイラーから出たステーで支えられており、英国型ではフレームの上に載せたようになっていますが、8620や9600のランボードは英国式にフレームの上に載っけてあるのでしょうか?

ランボードはまだ下板のみですが、上板は編目板にしようか平板にしようか迷っています。ところで実物で編目板が蒸機のランボードに使われるようになったのはいつ頃からでしょうか?8620の初期型は製造当初は編目板ではなかったのでしょうか?

ご存じの方おられたら教えてください

ボイラーのハンドレールは、最初6760や9600のように高い位置につけるつもりでしたが、仮組みしてみると8620のままの低い位置の方がよいような気もしてきました。もう少し検討します。
やはりドームや煙突はカーブの補正が必要なようです。少し背を低くした方がバランスがよいかもしれません。

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ダイカストパーツの経年変化

珊瑚の86のダイカストパーツの耐久性への疑問をブログに書いたら、ある方よりダイカストの経年変化・劣化は、鋳造時に不純物が混入したり保管時の油気が関係しておきるのではないかというメールをいただきました。その方も今回の15周年記念版8620バラキットと同時期に生産された珊瑚のダイカスト製品はいくつか保有していますが、今のところ変形、クラック等のトラブル発生はないそうです。しかし経年変化によるクラックはM社製品ではときどき発生しているようでだということで、その方が保有されていたC54の主台枠の画像を送っていただきました。
C54
私の手持ち品でも40年前の今はない某社製台車ではシーズンクラックをおこしたものもあります。他の方に聞いても珊瑚のは品質が良いので使っても大丈夫なようです。カツミの台車も大丈夫なようですね。


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8760(12) ボイラー

6760のボイラー径は、1/80では約18mmです。
ところで16番の機関車ではボイラーは1mm太くするというのが通例であったようです。これはゲージが拡がって、ランボードやキャブの幅も広くなると、前から見たときの感じが変わってしまうので、ボイラーも太くするということだったようです。昔16番の出はじめにカツミの蒸機から始まった慣習だと聞いたことがあるのですが、どうなのでしょうか?
この機関車も16番で車体幅が拡がっているので、スケール通りのボイラー径では貧弱なので19mmとしました。珊瑚の86はボイラー径が18mmで煙室径が19mmです。私は86の煙室だけ太いデザインが嫌いで、6760などのストレートボイラーが好きなので全体を19mm径とすることにしました。そのためキャブのボイラー開口部を拡げました。1/80 13mmゲージならボイラー径はスケール通りでよいと思うのですが、やはり16番(1/80 16.5mm)の場合はデフォルメが必要だと思います。

シリンダー前後板をハンダ付けしてメインロッドをつけてみました。クロスヘッドは珊瑚の8800用のロストパーツです。キアボックスは真鍮板から自作しようかと思っていましたが、キットオリジナルのダイカスト製が30年近く経っても劣化していないようなので、利用しようかと考え直しました。

実際作りながら検討していくと8620と6760では、かなり寸法や細部に違いがありますね。
こういうことなら最初からトビーの6760の中古を仕込んで下回りの2C化改造すべきだったかなと若干後悔している今日この頃です。
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