8760(19) やはり弛んだ珊瑚動輪
今年は12月はバタバタしていて、あまり工作がすすみませんでしたが、年末年始は自宅でまったり工作しています。
8760を作り始めたのは昔の珊瑚キットの再活用という面もありました。
これはもう20年以上前の珊瑚15周年記念ということで発売された廉価版キットだったので、当時でも一昔前の品質だったので、はっきりいって素組みにすると現在ではかなり見劣りがします。といって珊瑚さんで分売パーツを買って交換したり、他社のディティールパーツを付け加えていくと、金食い虫の年増の厚化粧になってしまいそうなので、こういう形で仕切り直しました。
ところでこのキットの動輪ですが、昔の珊瑚の動輪はどうも軸と輪心の嵌め合わせが他社に比べて緩い上に、以前軸箱を交換したりしていたのをまた抜いたりしたものでゆるゆるになってしまいました。車軸にローレットも切り直したのですが衝撃が加わったりするとやはり抜けやすいので、絶縁側はロックタイトで固定しました。あと輪心とタイヤの固定も特に絶縁側で緩く、位相を決めて固定するときにタイヤに力がかかると振れがでてしまうようなので要注意でした。
年末年始は動輪の調整とイコライザー関連で暮れてしまいました。
昔の車輪でタイヤ絶縁のものは、珊瑚やニワ製品では絶縁側のタイヤが弛むものが少し出ています、やはり絶縁材の経年変化などがあるのでしょうか?こういったものはロックタイトで固めています。
なお最近の珊瑚製動輪では、「弛む」といった問題は解消されているようです。
ただこのキットは基本設計はしっかりしているので労力を惜しまなければ、現在でも通用するそれなりのものは出来そうですが、予想以上に手間がかかってしまいました。
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