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東京にいってきました

昨日から東京に行ってました。JAMに合わせて所属クラブの打合せ会あったので行ったのですが、東京のJAMに行ったのは10年ぶりでしょうか?クリニックでのK大先生のご講演も拝聴してきました。
ビックサイトからの帰りは都内でウロウロする気もなかったので、羽田空港にバスで直行しましたが、時間があったので以前から一度行きたいと思ってきた萩中公園の東武34号機を見てきました。萩中公園は京急の空港線大鳥居駅を降りて徒歩5分ぐらいと便利です。

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この機関車は英国ベイヤーピーコック製で鉄道作業局の5600形と同系ですが、いわゆる旧国鉄籍に入ったことはなく東武オリジナルです。臼井さんの系譜図によると新英と呼ばれたグループで前部デッキのスタイルが作業局オリジナルの5600形とは違うそうです。
保存状態は比較的良好で、周りに金網もないので自由に見学することが出来ます。キャブの中にはもちろん自由に入れます。機関車の上に登ると危険という注意書きはありますが、子供は機関車の上で遊んでいますし、テンダーの上やランボードにも自由に上がれるので、自由にディテールをみることが出来ます。
東品川公園の2850形と同じく、機関車の上に子供があがれるような保存状態に眉をしかめる向きもあるようですが、東武鉄道博物館近くの高架下に金網に囲まれて鎮座して、十分写真もとれないような状態の東武6号機や大阪の交通博物館の隅に押し込まれて特定の方向からしか見れなくなってしまった1800形などをみると、模型ファンからするとどちらがいいのかはなんともいえないと思います。

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8760(29)エキセントリックロッド

私はワルシャート式バルブギアのような、細いリンクやロッド類は洋白板から切り出すのではなく、洋白線から削り出します。以前TMSの日立Cタンクの記事で解説した方法です。

まず所定の長さに切った洋白線の両端をバイスでつぶして下孔を開けます。
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下孔に真鍮線を通してバイスにくわえます。
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真ん中をヤスリで削り取って平帯状にします。
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両端部を仕上げて出来上がりです。
孔は少し小さめにドリルであけて、最後は千枚通しで押し拡げます。
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私は板から切り出して均一な幅の細帯に仕上げるのが苦手なのと、板材は加工中に曲がりやすいのでこの方法を愛用しています。同じ洋白でも材料の合金の配合が違うので線材だと粘りがあるので曲がりにくいと思います。色も板より洋白線の方が好きです。この方法の欠点はロッドエンドの油壺の表現ができません。私は今回油壺の表現は省略しました。

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