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もう一度 日立Cタンクをつくる(1)

12年前TMSに掲載していただいた「日立タイプCタンクの作り方」の記事を単行本に再収録するために、記事の再編集をおこなっています。最初は記事の組み直しだけでよいと思っていたのですが、一部は設計し直して書き直さざるを得ないようです。
下回りについては、挽物製の主台枠スペーサーが入手困難になってしまったことや 設計でいい加減なところがあったので、自分で書いた記事を読みながら、主台枠はもう一度作り直しています。
真鍮板から切り出してバラキット状態になったところです。
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組立治具で左右を仮組みしたところです。
P1020253


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古典機写真の大判折り込みが出てきました

実家を整理していたら、30年近く昔とれいん誌に毎月連載A3版の渡辺岩崎コレクション写真が折り込まれていたものを保存していたファイルが出てきました。懐かしいですね。
やはり大きい写真を見ているといろいろ気が付くところがありますね。

Img_0782

あと当時のとれいん誌には、黒岩保美さんの「古典機関車形態談義」とか「美しき明治の機関車」とかの連載もありました。
これらもきっちりクリアファイルブックに保存して、今でもよく引っ張り出して見ています。


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カシメるが通じない

先月末 仕事で上京した際にエコーモデルにおじゃまして、店主の阿部さんとお話しさせていただきました。最近12年前にTMSに掲載された日立Cタンクの製作解説記事を単行本収載のため手直し中であることをお話しして、アドバイスをお願いしました。
その時いただいたアドバイスのひとつとして、最近の模型工作ファンでかなりキット製作に慣れている人でも「○○をカシメて固定してください」というのを読んでも理解できないだろうといわれました。
カシメるというのは、二つのパーツにピンもしくは線材をとおして、端を叩いてつぶして固定する方法です。蒸機のバルブギアーの関節ピンなどでよくつかわれる固定法です。
バラキットだとバルブギアーは組立済みのものが多いので、かなり蒸機のバラキットを組んでいる人でもピンをカシメたことがない人が大半だと阿部さんはいわれました。
このあたりははコラムの形でも最近使われなくなった工作技法の解説を追加しようと思います。
最初に記事が掲載されてから12年経ちますが、その期間に一部の工作技法で忘れられてしまったものは少なくないと阿部さんに指摘を受けました。蒸機自作派を絶滅危惧種にしないため、頑張って原稿を書いています。

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機関車史研究会の本のページを更新しました

ホームページの更新を怠っていましたので、機関車史研究会の連絡先のメールアドレスが変更になっていました。先ほど修正しました。
なおコッペル本以外はまだ在庫があるようなので、発行当時の価格で新品が入手できます。ネットオークションではプレミア付きで出品されているのを見かけますが、ご注意ください。
機関車史研究会の本についてはここをクリック

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8760(40)ブレーキ装置について(続)

結局キャブ下の真空ブレーキシリンダーが、キャブ取付ネジと干渉しますので、シリンダーはパイプを輪切りにしたものをハンダ付けしてその中で取付ネジを締める構造にしました。
ブレーキロッド類は別に作ってベースを押さえ板にネジ止めすることにします。
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また火室部のボイラーと主台枠の間がスケスケだったので板で塞ぎました。この部分は火室が露出しているのではなくボイラーケーシングの延長部で火室が覆われているという設定なのでリベットは打ちませんでした。火室は9600のように台枠上にあるのではなく、主台枠の中に落とし込まれている設定です。
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