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ドイツ王立鉄道機関車のDVD

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ドイツの実物鉄道雑誌Eisenbahn Journalに連載された記事をムック化して出版された29冊をPDF化したものです。内容としては金田茂裕さんの「日本蒸気機関車史」のドイツ版というような感じです。ドイツ連邦鉄道に統合される前の時代のドイツ蒸機について知りたい方には良い資料だと思います。
もちろん全部ドイツ語ですが、形式図、組立図も多数収録されています。バイエルン、プロイセン、ザクセン、ヴュルテンベルク各王立鉄道の発達の概略についても解説されています。
私は自由形の8760を作っているときに模型仲間のUgさんに教えていただきました。
ご存じのように日本に輸入されたドイツ製の古典蒸機は英国・米国製に比べると少数派ですが、大正期の国産蒸機は、プロイセンの蒸機の影響を強く受けています。その辺りのルーツを知るには面白い資料だと思います。
私はvgbahen.deのサイトからネットで注文しました。送料込みで21.60euroでした。
なお私はMacですが、内容はすべてpdfファイルなので問題なく読めています。


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一号機関車からC63まで

RMの付録で後に単行本化された片野さんのスケールイラスト集「一号機関車からC63まで」ですが、惜しむらくは一部に1/80の図もありますが、基本的に図が1/100であることです。
おそらく制式機などは1/80では大きくなるのでA4に入りきらないという理由で、本のレイアウトの都合上1/100になったのだとは思いますが、やはり大きさを見る上でピンときません。
ということでRMの付録はルーズリーフ形式だったので、図の部分だけ25%拡大コピーをしてオリジナル頁の横にファイルすることにしました。気に入った機関車からぼつぼつはじめています。
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右がオリジナル、左が25%拡大コピーです。
かなり感じが違います。
石島さんの東武の機関車の図面集は1/64なので、20%縮小してみています。
「1/80に固執しなかったのは正解」という書評もあるようですが、やはりスケールが違うと大きさがつかめません。
最近は複合機とパソコンがあれば自由に縮尺を変えてプリントできるのは便利になったものです。

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Bachmannのボールドウィン型4-4-0

バックマンのSpectrumシリーズの4-4-0でBaldwinタイプというのが出ていたので、個人輸入で購入しました。
基本的な寸法は前回のRichmondタイプと一緒です。
山陽鉄道の8380を4-4-0化して長いテンダーに替えたような感じです。
今回は交換用の古いタイプのドームや短い煙突、アーチーバー台車もオプションパーツで付属しています。
バックマンのホームページはここをクリック
もちろんDCCサウンド付きです。
定価は $475.00ですが、アメリカのディスカウント店では半額程度で売っています。私は年末セール?で$199.99で買いましたが、送料は$50近くかかりました。円安ドル高進行中ですが、改造ベースとしても良い買い物だったと思いました。

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金田茂裕さんの1/80図面集の6150型図面上において比較してみました。
ちなみにこの図面集は在庫僅少となっているようです。
全体の大きさとしては日本型古典機として通用するサイズです。
動輪は18.4mm径で、1/80サイズの6150型(19.0mm径)とほぼ同じです。
動輪のホイルベースも25mmでほぼ同じですが、動輪が全体に少し前寄りとなっています。
あとは煙室が前に伸びているのと煙突が高いので感じが異なります。
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製品はダブルボギーの長いテンダーがついていますが、珊瑚の8100のテンダーをつないでみました。
少しは日本への輸入機っぽく見えるでしょうか?

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鉄道模型室内灯用LEDテープ

客車の室内灯を考えているときに、鉄道模型室内灯用LEDテープというのをネットで見つけましたので、取り寄せてみました。
LEDテープというのはフレキシブルな基板にLEDと抵抗が配線済みとなっており、その裏に粘着テープがついているのでそのまま貼れるというものです。
この製品は汎用品をベースに、鉄道模型の室内灯向けに控えめの電流値設定とした製品ということですが、私の鉄道のように昔の暗い室内灯が欲しい場合は12V流したのでは明るすぎるので、2組を直列にするか抵抗か三端子レギュレーターで電圧を落として使う必要があるのかもしれません。あるいは定電流ダイオードで電流制限かけるかですね。
また実際客車に装着したら報告します。

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フカヒレイコライザーの原理

フカヒレイコライザーの原理は、ddx40aさんやワークスKさんの解説を読んで理解したところでは


二軸車の車輪が同一平面上になく捻れた状態になったとき、車体に対して反対方向に等角度で捻れると安定する。フカヒレイコライザーは、二つの車輪を中心線を結ぶ軸の上で回転させるのではなく、平行な二つの軸(青線)を中心に赤矢印の方にそれぞれ回転させる。その二つの軸をリンク(赤線)で結ぶことで反対向きに等角度で回転させている。
ということになるのでしょうか

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一番下はリンクの状態です。

この図でわかるように、フカヒレイコライザーはロンビックイコライザーの亜種ではなく、似て非なるモノで別物です。
ただし「等角逆捻り」という運動作用の結果は同じです。


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ワムを組む

フカヒレイコライザーを組み込んだ下回りに、上回りをのせました。
もう10年近く前、所属しているクラブで内部配布されたレーザーカットのキットを組みました。
少し軽いので床板に鉛板貼った方がよいかもしれません。
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CONCOR の米国型古典客車の連結器について

購入後一年以上放置していた中国製の米国型プラ客車です。
購入当時のブログにも書いたように連結器は、本来X2Fカプラーでもつける仕様のところに無理にMcHenryタイプのカプラーをつけてあるので、カプラーヘッドの前後動が大きくて復元もイマイチでした。なにかよいアダプターはないか探したところ、1mmナットの内径を2mmドリルで拡げるとちょうどよいことがわかりました。ただそのままはめ込んだのではすぐ抜けてしまうので、接着剤で固定しました。
カプラーの前後動はほとんどなくなりますし、左右の復元もよく効きます。
ヤマさん、廣瀬さん 是非お試しください!

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機関車史研究会 書籍在庫情報

「ホーエンツォルレンの機関車」と「正背面図入蒸気機関車形式図集 Ⅲ」の2種が在庫僅少となっているという連絡を受けました。ご購入をご検討中の方はお急ぎください。
機関車史研究会の本のページはここをクリック

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車高測定器(簡易ハイトゲージ)

1100円の簡易デジタルノギスを見つけたので、デジタルハイトゲージまがいの車高測定器を作ってみました。樹脂製のノギスなので加工は簡単でした。 
ハイトゲージとして測定してみると、50mm前後のものを測定して0.1mm程度の誤差はあるようですが、鉄道模型の車高測定器としては実用範囲内の誤差と思います。
まずレール面でゼロセッティングしてから測定すると、車高がそのまま表示されます。
これをハイトゲージとして使ってケガキが出来るほどの精度はありませんが、調整時に車両の高さや前後左右の傾きなどみるには十分使い物になると思います。
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ワムに弾性フカヒレイコライザーを組み込む(2)

少しわかりにくいとメールをいただいたので追加の写真を載せます。

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軸受け取り付け板を床板から外して、リンクとの関係を上からみたところです。
軸受け取付板の中央にリンクの軸に沿うように斜めに厚手の両面テープを貼っています。

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今回は軸受け中央と左右のリンク受けが赤の平行四辺形となっています。
対角線上にリンク接合点ジョイントがあります。

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ワムに弾性フカヒレイコライザーを組み込む(1)

トフに組み込んだフカヒレイコライザーをさらに簡略化してみました。
リンクは1mm径真鍮線です。左右のリンク接合点ジョイント?は、0.5x1mmの帯板を折り曲げて作りましたが、0.5mm径の真鍮線でもよかったかもしれません。
なお軸受けはエコーの古典貨車用です。
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軸受けをネジ止めする板の下には、トフと同じく両面テープをリンクの回転軸方向に貼ってあります
今回はリンクの左右側方の支点は、両面テープではなく帯板を折り曲げて孔を開けて、真鍮線のリンクを突っ込んであります。
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私は貨車の床下までパイピングするつもりはありませんが、これならパイピングに見立ててごまかせるかもしれません。

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金田さんの図面集 蒸気機関車形式図集IIが売り切れ

機関車史研究会からの連絡によると
蒸気機関車形式図集IIが売り切れたようです。
現在の在庫状況はここをクリックしてください。

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DCCの加速・減速の設定について

先週末は、E.NUKINA氏のお宅にお邪魔してレイアウトで車両を走らせてきました。
6500をDCCで走らせているとき、この機関車はやや整備不良でしたのでところどころで集電不良で止まってしまいました。ここでE.NUKINA氏に指摘されたのは、DCCデコーダーの自動加減速をオンにしていると、僅かな集電不良でも可減速の設定がリセットされてしまうので、走行不良になるとのことでした。そこでその場でCV値を書き変えて自動加減速をオフにすると同じ線路でもスムースに走りました。
集電が不安定な時には自動加減速はオフにしておいた方が調子がよいようです。

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機関車史研究会の本のページを更新しました

機関車史研究会の本のページを更新しました。
一部売り切れの本がでています。(2013/3/3現在の在庫状況です)
ヤフーオークションからでも購入できます(定額商品です)

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トフを組む(3) 続・フカヒレイコライザーを組み込む

フカヒレイコライザーは、ロンビックイコライザーと違って左右の支点は、荷重は受けないはずなので両面テープは止めて金属製の受けにしてみました。 
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ところが軸受部のみを両面テープにするとイコライザーの固定が甘く、接合点がずれてうまく動かないことが判明しました。そこで再度金属製の受けは撤去して粘着テープに戻しました。
両面テープはこの写真のようにイコライザーの支点を結ぶ軸に沿うように斜めに貼っています。
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ディテールとしては軸受けに軸箱+バネとブレーキシューを付けました。また端面にクラブ配布品のバッファー(挽物)とバッファー台座(ホワイトメタル)を付けました。車掌室頭部には水雷型ベンチレーターを付けようかと思います。
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あとは点灯式のテールライト付けるかどうか?ですね

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