鉄博で9850の細部をみる
今回東京に出かけた目的のひとつは大宮の鉄道博物館で9850形マレー蒸機機関車の細部を見たかったことにあります。模型化図面としては、中尾豊さんが描かれてTMS259号(1970年1月号)に掲載された図面と片野正己さんが「一号機関車からC63まで」に描かれたスケールイラストがあります。両者ともコピーして持参して実物と見比べてきました。
図面でよくわからなかったのが、テンダー上面のフレアの部分、特に後ろの角の部分です。実物を見てみるとラッパ状に開いたフレアが曲面で曲がっています。実物もこの部分は別パーツになっているようですが、小さな模型ではこの部分を実物と同じように叩き出しで作るのは困難だと思いました。頭を絞る必要がありそうです。
つぎはキャブ後端とテンダー前方の手すりですが、この部分だけ凹ませた手の込んだ造りになっているようです。
キャブ前面の扉は開くようになっていて、窓の部分は旋回して開くようになっているようです。ただこれをそのままつくるとゴチャゴチャした感じになりそうです。
また逆止弁や安全弁の形が岩崎・渡辺コレクションの写真などとは違っているようでした。
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