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最近の掘り出し物

少し前にネットオークションで、On2のフォーニーを落札しました。
といっても、煙室扉や従台車、メインロッド、動力装置なし、一部歪みありのジャンクです。
どこか物置にでも転がっていたのか、真っ黒に酸化しています。

出品者もあまり米国ナローにはあまり詳しくない方だったようで、「メイソンボギー」ということで出品されていましたが、写真からサンデーリバーの6号機だろうと推測して落札したらそのとおりでした。

今日ジャンク箱整理していたら、数年前に買ったOナローのロストの煙室戸を発見し、装着してみたらちょうどピッタリでした。メインロッドは珊瑚のOn木曽森が使えるかと思ったのですが、少し長さが足りないようです。

もうしばらく当工場の資材庫で午睡を続けることになりそうですが、できればOn30に改軌してみようかと思っています。
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フライッシュマンの二軸タンク車

もう少しあれこれ整理していたら20年以上まえに買った、フライッシュマンの二軸タンク車が出てきました。
これは下回りはコロ軸受けで近代的過ぎるので、上回りのみ利用して下回りは自作しようかと思っています。
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バックマンの二軸タンク車

バックマンの英国型ブランドBRANCH-LINE OOで古典二軸タンク車が発売されています。OO(1/76)なので少し大振りですが、日本の古典二軸タンク車にも相通じる雰囲気があります。
製品はやや腰高ですが、オリジナルの12.8mm車輪を10.5mm車輪に交換してやると何とか1/80日本型として使えそうです。
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左が珊瑚エッチング板組みのア1900、中央が車輪交換済み、右がオリジナルです。

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通風車ツ400と並べても大きさにはあまり違和感ありません。

車輪の交換はオリジナルの車軸の長さが26.2mmと非常に長いので日本製では適合する既製車輪がありません。車軸が2mm径ストレートだったので一旦車輪を抜いて、同じ車軸が2mm径のエンドウのスポーク車輪をはめました。英国型ですがメイドインチャイナなので寸法がインチ法ではないので助かりました。
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新旧の車輪の比較です。

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車軸を抜くときは、ピボット軸の軸端を痛めないように、肉厚パイプ(3.0-1.0mm)から作成した治具をボール盤にくわえて押し出しました

床下はレール面から10.4mmの高さなので、カプラー台座を削り、カプラーポケット後端を少しカットしてケーディーのNo44を取り付けました。ヨーロッパ大陸型のモデルならMEM規格のカプラーポケットがついているので、ケーディー(No17-20)への交換はすぐてきますが、英国型はMEM規格ではないので連結器ひとつでも大変ですね。

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この貨車、昨年まだ円高だった時に3両で約三千円で購入したので、非常にコストパフォーマンスはよかったと思います。
もちろん日本型なのでEssoでは具合が悪いので塗り直します。ライジィング・サン石油会社のレタリングでも入れればそれらしくなりそうです。
バッファーは日本型とは位置が違うので切り取るつもりです。

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ツ400に簡易フカひれイコライザーを入れました

模型仲間のMさんが、「仕掛かり品 撲滅運動」をされていると聞き、私もストックだな整理したらたくさんでてきました。その中で組み上げたものの塗装前で放置されていた珊瑚のツ400に簡易フカひれイコライザーを組み込んでみました。

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私のキットは初回生産品のほうだったので、ロスト製の古典貨車用シュー式軸受けがついていました。これはベースの取付部分が2mmあるので、1mmまで削りました。最初旋盤のバーチカルユニットを使ってフライスで削ろうと思ったのですが、意外にバイスへのくわえシロがなく、うまい固定方法が思いつかないので、機械加工は止めて取付部を糸ノコで二枚におろしました。
左が加工前、真ん中が加工後、左が糸ノコで二枚おろし加工中です
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加工した軸受けを0.5mm真鍮板から作成した取付板にネジ止めしました。
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そして簡易フカひれイコライザーを組み込みました。
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今回は両面テープではなくスケルトンモデルのように、ワッシャを介してネジ止めしました。
イコライザーが床下配管のように?みえるのが、この方式のメリットのひとつです。


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ネットに頼っていると”上手なウソ”がつけなくなる

少し旅に出て仕事からも模型からも解放?された一週間を過ごしました。
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その時読んだ文藝春秋9月号に映画「風立ちぬ」に関連したジブリの宮崎駿氏と作家の半藤一利氏の対談記事がのっていました。
そのなかで、時代考証については、”どうやって上手なウソをつくかというのが、僕らの商売”という宮崎氏の発言がでてきます(p.101-102)。これまで資料がないためにわからなかったことがインターネットで検索すると一瞬でわかるが、その通りに描いたのでは「らしく」ならないそうです。
これは模型にもいえることで、実物をそのまま縮尺通りに小さくしても「らしく」ならないですね。私のフィールドである「古典蒸気機関車」の模型にしても、昔は資料がなくて動輪径・軸距をもとに写真から割り出すなどとして苦労して設計していました。ところが日本では輸入機関車の組立図などは失われていても、製造国の英米などの図書館に組立図やメーカー写真などが保存されていたことがインターネット検索で判明し、機関車研究家の方々のご尽力でどんどん明らかになっています。
といってその組立図どうりに縮小して忠実に作れば「らしい」模型が作れるかというと、それは違うと思います。やはり「上手にウソをつかないと、それ”らしい”模型はできない」と思います。
特に私の採用している16番(1/80,16.5mm)では、実物に比べて3.5mmガニ股なわけで、その時点ですでに忠実性が破綻しているわけです。そこでいかに「らしく」作るかが勝負だし、楽しみだと思っています。
この辺りが欺瞞だと感じたり、「らしさ」より「忠実性」を求められる方は、ファインスケールOJ(1/43.5-45,24mm)やJM(1/80,13mm),HOj(1/87,12mm)を採用されるのでしょうが、私はしぶとく16番で「らしさ」を追求していこうと思っています。このあたりの話はオイオイ続けようと思います。

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二軸貨車の簡易型フカひれイコライザー

二軸貨車に組み込んだフカひれイコライザー機構数人の方にみていただきましたが、作動メカニズムが少し理解しにくいようなので、機構解説用のスケルトンモデル作成してみました。
透明な床板に書いた赤線が仮想の回転軸とリンク機構です。
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なおコンさんが今年のJAMのクリニックで講演される際にこのモデルを持参されるはずなので、ご興味のあるかたはクリニックにお出かけいただき会場で実際にお手に取ってみてください。17日土曜日午後二時からと聞いています(確認して下さいね)。残念ながら私は仕事があるので出席できません。

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「正背面図入蒸気機関車形式図集Ⅳ」が完売

機関車史研究会のから連絡によると
「正背面図入蒸気機関車形式図集IV」が完売となったそうです。
「正背面図入蒸気機関車形式図集III」と「ホーエンツォルレンの機関車」も在庫が僅少となっているので、ご購入希望のかたはお急ぎください。

ヤフオクからも購入できます http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/henschelundsohn

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