« 8760(51) 進行状況 | Main | デジタル音源車(1) »

CONCOR の米国型古典客車の分解

約2年前に購入したCONCOR の米国型古典客車ですが、カプラーに少し細工した以外はそのまま手を付けずにいました。
やっと手を入れようかと思って、今回分解してみました。
分解法についてはHRさんがブログで詳細に解説されておりますが、多少違う点もありますので報告しておきます。HRさんのはブラジル製で私のは中国製なので、同じ金型を使って製造されたようですが、材質などに差があるかもしれません。
まず車両の両端の屋根を浮かせます。屋根は弾力のあるプラなのでかなりそらせても大丈夫のようです。
嵌め込みだけではなく車体の両端部に少し接着されている部分があるようなのですこしずつこじってハズします。そのまま車体と屋根の隙間に爪を差し込んで左右に揺すると車体と屋根が外れました。HRさんのように明かり窓から爪楊枝で車体幅を拡げなくても外れました。
本来嵌め込みだけで組み立てられるような構造に設計されているようですが、中国製なので成形の精度が悪いのか、一部が接着されているようでした。ただその接着も個体ごとに少し場所が違うし、外れている箇所も多く、個体差が大きいようです。
なお外すとき5両のうち1両の片側は車体の屋根固定用の爪が折れました。どうやらこの部分には接着剤が塗られていたようです。また1両だけ屋根の固定用の部分が破損しました。
なお屋根固定部分がこわれてもピッタリ嵌まり込むので、オリジナル以外の屋根と車体の固定方法を考えるつもりです。
20130929103506985
室内の座席や鉄板製のウェイトもしっかり嵌め込み接着されているものもあるし、外れているモノもありとにかく個体差が大きいです。一体化された椅子は窓ガラス外さなくても車体中央部を少し手で拡げれば外せるようです。

台車のピンはかたく押し込まれていて、爪先で弛めようとしてもびくともしませんでした。そこでこのプラ製ピンの台車側のおへそからドリルで穴を貫通させるとピンが弛んで引き抜けました。最初に1mmドリルで貫通させてから2mmドリルでひろげました。
車輪はダイカスト製の品質が??の車輪がついているので、軸長さがほぼ同じのアルモデルの9.5mm径プレート車輪に交換しました。
20130929103507040

改造計画としては
1. 室内灯の点灯化(LED)とそれに伴う台車からの集電化改造。
2. 台車センターピンのネジによる分解可能化。
3. 椅子の配置変更 シートピッチが窓間隔とあっていないし、この手の米国型客車は転換クロスになっているのを模型化しているようなので、やはり通常の固定式ボックスクロスシート配列に変更しようと思います。キットの部品を切り継ぎするかイモンなどのパーツ使うか検討してみます。
1等車は作りませんが、1,2両は2・3等合造車にはするつもりなので、2等客室はクロスシートではなくロングシートにした方がよいでしょうか?
4. 1両は切り継ぎして荷物合造車にします。

といってもいつのことになるやら・・・

|

« 8760(51) 進行状況 | Main | デジタル音源車(1) »

Comments

ウチのやつは、箱に Made in China と記載されていますが、
床板には MADE IN BRAZIL と鋳出されています。
どっちなのかよくわかりませんね。屋根外しはHR氏の方法でした。
センターピンがかたくてはずれないのは一緒です。

Posted by: ヤマ | September 29, 2013 06:00 PM

ヤマさんコメントありがとうございます。
どうやら金型は無修正で中国で製造したのではないかと思っています。
センターピンは固く嵌まっていて抜けませんでした。治具を作ってボール盤の主軸で押せば抜けたかもしれませんが、ピンの中心に穴を開けると容易に抜けました。最初はピンの中心に電線を通しての再利用も考えましたが、結局センターピンは作り直すことになりそうです。

Posted by: ゆうえん・こうじ | September 29, 2013 08:34 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 8760(51) 進行状況 | Main | デジタル音源車(1) »