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バックマンのターンテーブルの日本型改造

先日所属クラブKKCの会合で拝見したターンテーブルが気に入ったのでご紹介します。
もちろん作者のMKさんの許可はいただいております。
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改造ベースは私も保有しているバックマンのターンテーブルです。
モーターカバーを隠すための、製品についてくるチープな機械室は、手作りの詰所に交換されていますし、外見も上手く下路式に改造されています。珊瑚製品のような精密モデルではないですが、非常に感じが良く出ていると思いました。
この会合でも素晴らしい工作の精密モデルも多く展示されていましたが、私が一番印象的だったのはこのターンテーブルでした。

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8760(52) DCC(走行用+サウンド)搭載

実はテンダーにはすでにMRCのサウンド専用デコーダー(品番1665)を搭載してありました。機関車本体にはレンツのシルバーミニ+を搭載しました。レンツのデコーダーはコアレスモーターとも相性がいいようです。今回は走行用デコーダーとサウンドデコーダーを別個に搭載したので、機炭間の渡り線はPFM-SL1アナログサウンドと同じく1本で済みます。
金メッキのICソケットを利用してコネクターを作りました。
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下が接続を外した状態です。
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なお走行用デコーダーとサウンドデコーダーではCV値の設定が重複している(同じCV値に別の機能を割り当てている)ことが多いので、テンダー機で搭載した場合は必ず切り離してそれぞれで設定できるようにしておく必要があります。タンク機やテンダー機でも機炭間を電気的に切り離せない場合は走行サウンド一体型デコーダーを積む必要があります。
またMRCなどのサウンド専用デコーダーは、走行用デコーダーと並列につないでやらないとCV値の読み出しや書き込みができませんので、注意が必要です。先にサウンド専用デコーダーのCV値の設定をしてから、電気的に切り離して走行用デコーダーのCV値設定するか、サウンド専用デコーダーに並列にダミーの走行用デコーダーを継いでCV値設定する必要があります。

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官鉄神戸工場製F1とLNWRのD型テンダー機関車の因縁

かつてレイル誌に連載された高木宏之氏の「国鉄蒸気機関車の系譜」の第1回(27号,1990年4月)によると、神戸工場の汽車監察方であったリチャード・トレビシックが設計・製造指導したF1(9150形)などは、LNWR(London & North Western Railway)の機関車の影響を強く受けているようです。これはトレビシックの父親もLNWRで機関車設計の仕事に従事しており、当時LNWRのチーフメカニカルエンジニア(技師長?)勤めていたF.W.Webbの影響を受けたをためだろうと高木氏は書かれています。
F1は私の好みからいうと動輪が少し小さい(1092mm)のと、勾配区間用として製造されたのでテンダーがやや小さいのが気に入りません。動輪は後年大宮工場で大きな動輪(1245mm)に交換されたものもありますが、これを模型化しようとすると動輪間隔がつまってしまって、実物に比べてフランジが大きな模型ではブレーキシューの取付などがかなり厳しくなります。
それならいっそのこと1/80で15.5mm径の動輪を持った本線用のD型テンダー機関車をフリーランスで設計した方が気に入った模型が出来るだろうと思いました。そして9150形の設計に大きな影響を与えたLNWRの貨物用D型テンダー機関車に興味を持ちました。
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そこでネットで検索してこの本を見つけましたので、英国から取り寄せてみました。これから少しずつ読んでみようと思います。写真や形式図、組立図もたくさん載っています。
この本をみてLNWRの貨物用D型テンダー機関車はスタイルの良さに一層惚れ込みました。
なおこの本のClass Aの組立図を1/80でリサイズして、金田さんの9150の図面と並べてみると、動輪が少し大きい(1/80では約17mm)のと ボイラー中心が約4mm高い以外は大きさはあまり変わりません。キャブの横幅はむしろClass Aの方が狭いのには驚きました。

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機関車走行台

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機関車の調整や机上で動輪の動きを眺めて楽しむ時などには、バックマンのBall-Bearing Rollerを使っています。
これまでテンダーを継ぐときには線路の上に板に固定した短い線路を置いてかさ上げしていましたが、見栄えも悪いし、先輪などを支えるローラーも必要でした。
そこでもう少し見栄えがする走行台を作ってみました。
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板の上に2本の角材を固定し、その間を板に固定した線路がスライドするようになっています。
先台車側の線路は固定しています。
その線路板の下には線路の代わりに真鍮角線を16.5mmの間隔で固定してあり、この上にバックマンのBall-Bearing Rollerを動輪の数だけ置いて機関車を乗せます。Ball-Bearing Rollerの数も最小限ですみます。
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デジタル音源車(2)

デジタル音源車の床下です。
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車輪にコンタクトホイールをつけて車輪の回転を検出してブラフト音を鳴らします。
サウンドトラックスのTsunamiにはコンタクトホイール(CAM)でブラスト音を出せる機能がついています。
速度に応じた自動ブラスト音ではなくてコンタクトホイールからの信号でブラスト音を鳴らすときは、CV112の7ビット目を書き替えます。
これはサウンドトラックス社のHPからダウンロードできるTsunamiのテクニカルマニュアルのP57に書かれています。

コンタクトに接する線バネが弱いと不確実になるし、強いと車輪が回らなくなります。
動輪に付けたコンタクトなら強く当てればいいのでしょうが、もう少し調整がが必要なようです。
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車内はデコーダーと抵抗などで一杯で蜘蛛の巣状態です。
右側の太いコンデンサーは、集電不良対策としてデコーダー外付けオリジナルの220μFのコンデンサーを2200μFに交換したものです。Mr. DCC's Universityというホームページを参考にしました
車掌室側妻板のテールライトはLEDが仕込んでありDCCで前進(指示)時に赤く点灯します。
ただ車掌車のテールライトの前後切替は機関車を付け替える度にDCCコントローラーでいちいち指示するのは面倒です。
このワフはDCCコントロールのままとしますが、別に秘策?がありますのでまた別項で

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手宮と余市への訪問

札幌に用事があったついでに、手宮の小樽市総合博物館(旧鉄道記念館)に行ってきました。前回ここを訪れたのは十年以上前ですが、その後一旦閉館になって総合博物館としてリニューアルオープンしたようです。二階の展示室は鉄道関係ではなくなりましたが、従来の保存車輌や手宮駅のジオラマも健在でした。
また煉瓦造りの機関車庫三号は保存・復元工事を受けて、内部には補強のため鉄製の梁が新設されていたものの外観は原型に近づいたようです。
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今回は3フィートのアイアンホース号の走るところも見ることができましたが、最大の収穫はターンテーブルを回転させる「大友式牽引装置」いわゆる「尺取り虫」の動きを実際にゆっくり観察できたことだと思います。
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なお今回の機関車庫三号の修復や手宮駅の歴史については博物館のショップで売られていた「重要文化財 旧手宮鉄道施設」という小冊子に詳しく解説されていますので興味のある方にはお勧めです。特にイラストで機関車庫三号の外観の変化が解説されているのが有用です。(発行:小樽鉄道博物館友の会)

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またやはり博物館のショップで売られていた「鉄道と歩んだ街小樽 小樽市総合博物館公式ガイドブック」という小冊子も展示物の解説だけではなく、北海道の鉄道の歴史について解説した解説編の部分が秀逸です。また小さいですが7400や1980,3390?の走行写真も載っています。
(発行:ウィルダネス)
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手宮に行った後は、余市まで足を伸ばして ニッカウィスキー余市蒸留所を訪れてきました。ここも蒸留所内には昔ながらの事務所など英国風の洋館建築がたくさん残されているので好きな場所です

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客車の窓配置とシートピッチ

先日から客車の車内装置(座席など)を作ろうとして、車輌形式図 客車下巻などを見ているのですが、昔の明治・大正の木造客車では、客車の窓配置とシートピッチが一致していないのに気がつきました。
昭和以降?に新造された車輌だと改造車をのぞいては、窓配置とシートピッチは一致しているので、ちょっと驚きました。初期のマッチ箱客車のように貫通路がなく、コンパートメントごとに扉がついている客車は、当然窓配置とシートピッチが一致していますが、貫通路つきの客車では一致していないのは意外でした。
それにしても実際イモンの椅子を買ってきて、客車内部に配置して気がつくのだからお粗末な話です。

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バックマンのCタンクの分解

先日購入したバックマン製ポータータイプのCタンクを分解してみました。
今回はかなりモーターなどがコンパクトにまとまっています。
モーターは細い円筒形モーターがついていますが、これでは少しパワー不足かもしれません?
コアレスかどうかはよくわかりません。
手前についているのが走行用デコーダーです(さすがにサウンドはついていません)
フレームについている基盤は、LEDのライト関係の抵抗などでしょうか??
キャブ下の床板はプラ製になったので加工しやすそうです。
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ライト類は全部LEDになって基板上に装着されていて、導光材でライトを光らす構造です。
最近LEDはチップ化されて小さくなっていますので、ライトのハウジングの中に入りますが、古典機などの油灯としては明るすぎるので、導光材を使った構造の方がよいかもしれないですね。
サドルタンクにくらべてモーター回りがコンパクトになっていますので、On30などの改造ネタの下回りとしても価値もありそうです。
ただこのままでは軽いためか牽引力がイマイチです。
サドルタンクは結構重かったので牽引力がありましたが、やはりウェイト補重が必要なようです。

なおこの製品 先日の軽便祭でも\12,600で売られていたようです。


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週末は上京

土日は上京していました。
土曜日はMさんのレイアウト今年のTMS2月号に掲載された多摩中央鉄道を見せていただきました。
持参した8760も貨車17両を牽いて快走しましたが、先日購入したバックマンのテンホイラーが金属客車5両を牽いてエンドレスを快走したのは驚きました。サウンドトラックスサウンドデコーダーのTunamiが搭載されているので、ブラスト音や汽笛も非常に実感的でした。
こんなに外観や走行性能のよい量産品が米国で$200程度で売られていては、ブラスロコは一般のモデラーは買わないなぁ・・とその場にいあわせた数名で話していました。

日曜日は軽便祭の会場をちょこっと一時間ほど覗いてきました。
シェフさんはもちろん、お知り合いの方にもおおくお会いしました。
物欲日誌というほどの買い物はなく
けむりプロのダージリンの本と1/48のロストの薬缶(ヤカン)を買いました。
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あとはナローガレージで3D作成の見本としてレジンのHOn客車キットを買ってきました。
そのうちにこの技法で貨車をつくってみたいと思っています。
3Dプリンターで作ってもそれが自作か・・という声もあるようですが、最近は金属加工でもレーザーやワイヤーカットとかいった飛び道具がありますし、加工法はともかくオリジナリティーがあればよいと私は思います。
それにこれらのデジタル工作法が従来の工作と違うのは、自分のものと同じものを作って仲間にも配れるということです。コンピューターのフリーウェアのように無料で配布というわけにはいきませんが、自分の作った?企画したものをどうアレンジしてくれるか見るのもも楽しみのひとつだと思います。

いささか脱線しましたが、私にとって今年の軽便祭での最大の収穫は、JNGのブースで桁鉄さんとお話ししてフライッシュマンT3改造のドイツ風Cタンクを拝見できたことだったと思います。

ということで先ほど帰宅しました。


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デジタル音源車(1)

縦羽目板のワフ風の音源車つくっていましたが、いろいろ気に入らない点がでてきました。
また以前SKさんにいただいた緩急荷物車のエッチング板を少し短くして組んだ未塗装仕掛かり品の緩急車が出てきましたので、これをデジタル音源車にすることにしました。
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足回りは、フカひれイコライザーで可動にしました。また軸受けがピボットなので、両側に0.4Φの燐青銅線から加工した集電ブラシを付けました。

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サウンドデコーダーはミニでない方のサウンドトラックスのTsunamiですがでかいですね。
スピーカーはやはりサウンドトラックスのものです。
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