旧二条駅舎(京都鉄道)のペーパークラフトを組む
将来?のレイアウト建設に備えてストラクチャーもそろそろ触ってみたいなと思っています。
最近はエムズやクラッシックストーリー、さんけいといったメーカーあたりから、駅舎のキットも多く発売されていますが、16番/HOサイズではローカル線の中小型駅舎が主体で、中規模駅の駅舎のキットは、あまりないようです。(Nだといろいろ発売されているようです。嵯峨駅とか大社駅とかいろいろ感じの良い駅が出ています)
ネットでみているとストラクチャーキットではないですが、京都の旧二条駅舎のペーパークラフトというのを見つけました。なお現在実物は梅小路の蒸気機関車館に移築されて資料館として保存されています。
以前はJR西日本のページから無料でダウンロードできたようですが、ダウンロード終了となっています。
そこで作者の千葉さんに連絡したところ有償で展開図を分けてもらえました。現在ダウンロード終了しているものでも頒布可能な物もあるそうなのでどうしても欲しいものがある時は作者に相談してみては?いかがでしょうか。
ところでこのペーパークラフトはフリーランスではなく作者の千葉さんが、JR西日本から駅舎の図面の提供を受けて設計されたスケールモデルだそうです。スケールは9/1000で約1/111ですが、PDFデータなので、出力時に拡大縮小すれば任意のサイズにできます。ちなみに139%拡大で1/80サイズとなります。ところで元データはA4なので1/80に拡大して出力しようとするとA3カラープリンターが必要になります。A3カラープリンターは持っていないので出力代行屋さんに持ち込む必要がありますが、その前にとりあえずオリジナルサイズで組んでみました。
1,2時間であっさり組み上がるかと思ったのですが、PDFデータはA4で15枚の大作で、組み立て説明書はついていないので、いろいろ考えながらやっていると、切り出し組み立てに各3時間の作業で二晩かかりました。建物本体は窓は印刷のはめ殺しですが、軒先部分は窓抜きが必要なので結構時間がかかりました。編成物量産されるペーパー屋さんにはどうということのない作業なのでしょうが、普段真鍮ばかり触っている身には紙は扱い慣れないのでかなりこたえました。といっても設計はしっかりしてあるので複雑な形態の屋根などは一発で合いました。
次は1/80に拡大して組んでみようと思います。今回はインクジェット用の厚手印刷紙にプリントしたのでですが、1/80 1.4倍に拡大するとかなり大きくなりそうなので。紙素材ももう少し厚手の物を使用した方がよいかと思っています。実際梅小路に行って見た感じではそんなに大きな建物という印象は受けなかったのですが、旧京都鉄道の本社社屋を兼ねていただけあってかなり立派な大きめの建物ですね。実際にレイアウト用のストラクチャーとして作るときは、自由形化して横幅を多少縮小しようかと思います。
ペーパークラフトの作者が参考にされたこの駅舎の図面もみてみたい気もしますが、機関車の組立図が入手できたから、よい模型がつくれるわけでもないので、見ない方がよいのかもしれません。
Comments
厚手の紙に印刷するのは、やめたほうがいいですよ。折り曲げ等に結構手間がかかりますし、厚みが増すので、合わなくなります。
今までの工作用紙に印刷して、補強を入れるのがベターと思います。
Posted by: 美男(備南鉄道) | November 21, 2013 10:13 PM
美男さんコメントありがとうございます。
A3普通紙へのデータ出力なら、データ出力屋に持ち込まなくても近所のコンビニでも印刷出来るようなので、普通紙に出力して工作用紙にスプレー糊で貼り付ける方法も検討中です。
Posted by: ゆうえん・こうじ | November 21, 2013 10:47 PM