杉山さんのマレータンクがきました
杉山模型さんにお願いしていたマレー機関車が到着しました。
上まわりは、1/80-76仕様に改造予定なので未塗装、下まわりは塗装済みという仕様でお願いして納品してもらいました。
台車も浜リンさんの作例のように逆方向に改造しようかとおもいます。
もちろん自己責任でやりますのでご心配なく
私のところはHOナロー(1/87)は、コロラド・メイン系のアメリカンナロー以外は撤退することにしました。9mmの線路を走る日本型と欧州型ナローはやはり1/80-1/76でいこうと思います。といっても一旦撤退したHOn3が黒石病ウィルス感染で復活したようにまた将来はどうなるかもしれません??欧州系のHOmや北炭のHOJなど12mmの線路を走るものは継続運転です。
ところで桁石クンの<1/80と1/87が共存させるため、1/83 HOaを採用しています 。HOaとは「HO-average」の意です。>という発想はいいですね!!やはり若い人は頭が柔らかいです。ただHOは1/87(3.5mm scale)なので、定義を取り違えた言葉の誤用であると噛み付かれそうな気もしますが・・・まあその時は「誤表示」ぐらいのオオラカな気持ちでみてあげましょう
9850タイプをつくる(12)ランボード キャブ
元の製品にはランボードにエアタンクなどのパーツがついており、それを撤去すると取付孔がボコボコ開いてしまいました。いちいち穴埋め加工するのも大変なので、上面にエコーモデルの網目板を貼りました。輸入当時のロコのランボードが網目板だったかどうかはよくわかりませんが、鉄博の保存機が網目板なので今回はこれでよしとしました。なお接着剤はメタルロックで貼りました。接着剤のスペックをみるとプラと金属の接着でもかなり強力に接着するようです。
また9850はランボードが煙室戸の前まで伸びているので、この部分は真鍮板で継ぎ足しました。
サンドドームは結局9750用を使いました。
キャブに雨樋や後部庇をつけて仕上げました。
何とか年内には未塗装95%完成にこぎ着けたいです。
9850タイプをつくる(11)前部台車荷重受け 排気管
前部台車の荷重受けを作り直しました。そのままでは前部台車が垂れ下がってジョイントが外れてしまいますので、荷重受けの上部を折り曲げてコロのベアリングを挟み込むようにしました。
前部排気管はキットのパーツだと、排気管の出口が煙突の真下にきません。といって模型の場合は急曲線をとおるので実際に首振りさせるのは厳しい面があります。煙室前下のカバーで隠れることになるので、首振りさせずダミー化することも考えています。
写真追加 12/17
排気管は実際に首を振らせようとするとカーブ通過のためシリンダーブロックを大きく削らないといけないようです。9750や9800とは違って、9580はこの部分カバーに隠れて目立たないので、首振りは止めてダミーにするつもりです。
備南鉄道に乗り入れました
本日美男さんの備南鉄道に乗り入れさせていただきました。
曲線がきつい(600R?)ので、もう少し車輌整備の必要性を痛感しました。
9850タイプはまだ未完ながら、矢掛駅を出発して何とか一周して戻ってきました。
矢掛駅で、備南鉄道の5900と社長専用特別列車と並ぶ、6500
湛井駅構内で停車中の9200
これを撮っている私の写真こちら
9850タイプをつくる(10)ドームなど
サンドドームは珊瑚の86用では少し背が高いので、結局珊瑚の9750用の頭のカーブを削り直しました。珊瑚の最近の製品ではドーム類はロスト製が多いですが、以前の製品では挽物で裾プレスしてあったので、同じ直径なら頭のカーブを削り直すだけで結構使えます。
スチームドームは86用をそのまま使いました。煙突は珊瑚のC11用のロストパーツです。
また機炭間のドローバーをつくりました。
スチームドームとボイラーの位置関係が少し変わったので、前部台車の排気管は製品のパーツは使えず、作り直さざるをえないようです。少しずつ進行しています。
実物のキャブとテンダー前部の手すりは、その部分が一段凹んでいる凝った作りですが、帯板を貼って一段凹まして表現することにしました。
キット改造の愉しみ
仙台のコンさんがブログで自作の楽しみについて書いておられますが、私はむしろ最近はキット改造の楽しみにはまっています。
現在制作中の9850タイプについても、下回りは中国製の安価なモデル、テンダーとキャブ側板、ドーム類は珊瑚の8620用を加工といろいろ組み合わせてやっています。といってもテンダーなどはむしろスクラッチした方が楽だったかもしれません。
このモデル作ろうと思ったのも片野さんの「一号機関車からC63」までを眺めていて、8620のキャブ側板の窓配置と9850のそれがほぼ一致したことがきっかけとなりました。なにかパズルゲームを楽しんでいるような興奮を覚えます。あるパーツが全く違ったように生まれ変わるのをみるのは楽しいですね。
またdda40xさんのいわれる完成品やキットを改造するのではなく素材として使うというのも私には目からウロコの発想でした。
9850タイプをつくる(9)簡易イコライズ
この機関車のベースになったMantuaの製品は動輪固定式です。
マレーで動輪固定式の場合は、図の一番上のように後部台車がボイラーに固定されており、前部台車とボイラーの間にバネをいれて前部台車に荷重をかけるのが定番です。
なお今回はC-CマレーですがわかりやすくするためにB-Bマレーの図で解説します。
動輪イコライザー可動式にする場合図の真ん中のようには、前部台車は単独で三点支持にして中央一点にボイラーとの支点を設けます(バネは入れません)。後部台車の動輪の左右をそれぞれイコライザーで支えて2点で支持して、機関車全体で3点支持とします。
固定式だと走行時前部台車が大きく上下してボイラーも安定しません。前部台車にかかる荷重もバネの伸縮により変化して安定しません。しかし動輪イコライザー可動式にするとボイラーは安定し、動輪も線路に追従します。
今回のMantuaの製品は動輪固定式なので、動輪イコライザー可動式にするためには下回りを大きく改造するか作り直す必要があります。そこで図の一番下のように後部台車をボイラーに固定せずに第2動輪上に設けた支点でシーソー状に動くようにしてみました。
また前部台車の支点はコロ式の復元装置を設けました。
キットの前部台車の荷重受けは外しました。ボイラー内にミニチュアベアリング使用のコロが見えると思います。オリジナルの荷重受けはスプリングとピンを外して、自作の荷重受けをネジ止めしました。後部台車の支点は真鍮板から作成してボイラーにネジ止めました。
後部台車とボイラーの上下組立はこの後部台車支点のネジでおこないます。
車高はオリジナルの製品に比べて約3mm下げてあります。そのため後部台車のギアボックスがウェイトに当たるのでその部分をフライスで削りました。
後部台車もボギー車のように首を振らせると急カーブの通過も可能ですが、今回はシーソー状に動くだけとしています。ちなみに前後台車とも首を振らせたリバロッシのHOビッグボーイは急曲線を曲がるので有名でしたね。またNゲージではマイクロエース製品をはじめマレーは後部台車も首振らせる方が一般的なようです。
ディテールでは、前部デッキをつくりました。
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