9850タイプをつくる(18)テンダー台車からの集電
平野御大のレイアウトでは問題なかったのですが、正月に乗り入れさせていただいたENさんのレイアウトではポイントとクロスの無電区間で止まってしまったので、テンダーからも集電することにしました。後部のボギー台車の絶縁車輪にに集電ブラシを付けました。燐青銅線の先は輪心中心の絶縁ブッシュの外側の導通部に当てています。また平野御大はスムースな運転のためにテンダーの導通側車輪にもにも集電ブラシをつけておられるので、私もつけました。前部の一軸台車からは集電しておらず、ブラシから延長したコードを機関車キャブ下のICソケットを利用したコネクターに接続するようにしました。
あとキャブ下のブレーキテコを付けました。これは後部台車に固定されているので、ブレーキシリンダーの作用ロッドは、シリンダー中央部の大穴に先を差し込んであるだけです。
今回は簡略化モデルなのでこの辺はロストパーツなどは使わずに簡単に仕上げました。
またNYさんの横濱鉄道に乗り入れたとき600R程度の急カーブでシュートすることがありました。前部台車受けの絶縁が不完全だったようなので修正加工しました。やはりレイアウトで走らせないとフロアに敷いたエンドレスではわからない不具合が多いです。
最近になってある方に9850のワークスフォトをみせていただきました。また詳細な部品図も存在するらしいですが、それを見てしまうと製作意欲がかえって減退するかもしれないので、折角のお申し出ですが拝見するのはご辞退させていただきました。
こういうキット利用のフリーランスの場合、実車のプロトタイプに近づけようとするとキット利用の意味がなくなって、スクラッチした方が早かったなんていうことになりかねないので、どこまでやるのかが難しいところです。
なお今回は簡略化モデルということで、ボブ・ブラウン流にブレーキシューも省略します。
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