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7000タイプを作る(8)再度ロッド

最初に作ったサイドロッドは実際に装着してみると太すぎて不○工なので、作り直すことにしました。
「何度も作り直すからサイドロッド」とはよくいっったものです。
厚みもt0.6では少し薄いと感じましたので今度はt0.8で作りました。
幅は0.9mmまで削って角を落として細く見せたら何とか感じのよいロッドになりましたが、まだロッドエンドの部分が大きいかもしれません。全体のバランスをみて削ります。
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ロッドピンも動輪付属のものは太いので、イモンの1.2mmネジ(電関の屋上碍子止め用)を改造してロッドピンとしました。ネジが2mm手前で切り止めになっているので、ダイスでもう1mmネジを切りました。

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7000タイプを作る(7)シリンダーブロック

金田さんの図面集では、シリンダー中心間隔は1511(推定値)/87=17.4となります。しかし動輪のバランスウェイトを含めた外幅が16mmなので、少し余裕を見込んでシリンダー中心間隔は20mmとしました。頑張れば19mmも可能だったかもしれません。
HOJがファインスケールといっても、動輪やロッドの厚みはスケール通りにはならないのでシリンダー中心間隔はオーバーになってしまいます。
またキャブ幅はスケールでは1880/87=21.6となりますが、利用するとーまさんのキットのキャブが23mmですこし広くなっていますので、シリンダー中心間隔はちょうどよいかと思っています。

最初はシリンダーサドルは真鍮角材から一体に削りだそうかとボールエンドミルも買ったのですが、工作機械での段取りを考えるのが邪魔くさくなって、結局従来と同じような構成としました。板材から切り出したシリンダーサドルと自作の挽物をハンダで組み上げました。
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シリンダー前後蓋は磨き出す予定なので、前蓋は塗装後に接着します。
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フレームの下からネジ止めします
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7000タイプを作る(6)ギアボックス

第3動輪は固定なので釣り掛け式ギアボックスにはせず、フレームにモーターとウォームのユニットを固定することにしました。
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モータはアルモーターのRN-1015Wです。
ウォームとヘリカルは、パワートラック用です。デルリン製のヘリカルギアは本来2.0Φの車軸に圧入するようになっているので、今回は固定した2.0Φの軸まわりで回転させるため、軸孔をストレートリーマーで仕上げておきました。
動輪に入っているヘリカルギアとは僅かに捻り角が違うのですが、ヘリカル同士は少し違っていてもかみ合えば大丈夫なようです。ウォームとヘリカルは捻り角があった組合せを使わないとすぐ摩耗して坊主になってしまうようです。

最近はパワートラックよりMPギアなどがよく使われるようになったためか、補修部品としてのこのギアとキドマイティーモーターのセットを探したのですが模型店では見つかりませんでした。UYさんにいただいて無事装着できました。UYさんありがとうございました。

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秘密の会合

秘密の会合が東京近郊のM氏邸でおこなわれました。
私のピッツバーグタイプCタンクは、M氏が組まれた珊瑚の金属製ナハ22000系客車5両を牽いてレイアウト上を快走しました。意外に力持ちのようです。
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コンさんにスクラッチ7000形タイプを見せていただきました。
レイアウト上を快走する7000形タイプです。
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私の7000タイプが完成したら是非並べて写真を撮らせていただきたいです。


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7000タイプを作る(5)主台枠の組み立て

主台枠をハンダ付けで組み立てました。
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今回は写真のような直角治具を使って組みました。
これは仙台のKさんが配布されたテフロンの厚板に角棒を事務用の両面テープで貼り付けたものです。
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?十年前 名古屋の早川模型からテフロン製の似たような直角治具が発売されていました。
あれは下板がベニヤ板に薄いテフロンシートを敷いたものだったので、
使っていると下板がすぐでこぼこになった記憶があります。

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7000タイプを作る(4)テンダー軸受け

テンダー軸受けは、寸法としてはアルモデルのNゲージ2軸貨車用台車がほぼあいます。
形態的に似ているグラントラインのC&Sのカブース用軸受けは少し大きいようです。
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7000タイプを作る(3)主台枠の切り出し

快削真鍮板t1.0から切り出しました。今回はフレームが華奢なので棒台枠表現の中抜きはしませんでした。最近はフライス加工で切り出す方も多いですが、昔ながらの技法で糸ノコで切り出してヤスリで仕上げています。快削材だと2枚重ねでもスコスコ切れるので加工は楽です。ただヤスリもよくかかるので削りすぎないように注意が必要です。

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仮に車輪(9.8mmΦ)をはめてみましたが、とにかく小さいです。
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なお実物は第二動輪はフランジレスですが、私は模型の場合フランジが大きいのでフランジレスにすると車輪の大きさが不揃いに見えて感じが悪いという理由で実物がフランジレスでも車輪のフランジは削らないことにしています。

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ベルリン点描

5月下旬一週間 ドイツ・ベルリンに行っていました。

ベルリンに行ったのは20年ぶりです。ベルリンの壁が崩れて今年は25年だそうですが、もうアレキサンダー広場にそそり立つテレビ塔以外には、社会主義っぽい建物はみられず、20年前とは様変わりしていました。5年前におとづれたドレスデンや2年前に行ったスロバキア・ブラチスラバではまだまだ社会主義っぽい建物が残っていたのは対照的でした。
旧東ベルリンエリアの路面電車も最新型が走っており、東欧諸国ではばをきかせていたタトラ型などはみられず、さすが経済大国のドイツの首都で、経済的に苦しいスロバキアなどとは格差を感じました。
もうふつうのドイツの大都市となっていました。
最初にベルリンに行ったのは30年前、まだ壁のあるときでしたが隔世の感があります。
 
ブランデンブルグ門などのメジャーどころは私が写真を紹介するまでもないので、あまり紹介されないところの写真をごらんにいれます。

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Gendarmenmarkt広場の Neue Kircheの夜景

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Gendarmenmarkt広場のKonzerthaus Berlin

仕事の会議の会場になったのは、フンボルト大学ベルリン医学部の講堂です。
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ここにも大きな新病棟は建っていますが、各診療科の建物は昔からの低層階の個別棟というドイツ式医学部の構内です。美しい建物が整然と並んでいます。
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眼科教授Albrecht von Graefeの像
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最後にメジャーなところでポツダム広場のソニーセンター、ここで飲むビールはおいしいですよ
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5月のドイツといえば Spargelアスパラガスの季節です。新鮮な味覚を楽しんできました。
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7000タイプを作る(2)サイドロッド

ドイツから帰国して一週間経ちましたが、仕事のある日はちゃんと朝起きていますが、時差ボケが残っているのか今日は休みなので昼前まで寝ていました。
ということで夕方から工作開始となったので、サイドロッドだけ作りました。今回は小型機なので、ロッドはt0.6洋白板から切り出しました。現在仕上がり外形+0.1mmぐらいのところまで削ってあります。ロッド調整後に最後の整形をします。
いつもなら旋盤のバーチカルユニットを使って、テーブルの送りでロッドの孔開けをするのですが、今回はノギスでケガいてオプティカルセンターポンチでセンターポンチを打って普通にボール盤で孔開けしました。以前テストしたときと同じく1/20mm以内の誤差で穴をあけることができました。

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こういった小型機関車ではロッドを細く仕上げるとロッドピンの部分が大きくなりますが、ロッド駆動にするなら実物並みに細いピンだと強度的にもたないのでしかたないです。それなりの形態でまとめました。ギア連動だとピンはダミーなのでもっと細くできますね。
今回使用予定のエムテックスの9.8mm径動輪(東野DC20用)に付属しているロッドピンは直径1.5mmなので、ロッドピン穴は定石通り+0.1mmで1.6mmとしました。動輪のネジ孔は1.2mmネジなのでもう少し細いロッドピンの自作も考えましたが、せいぜい直径が0.1-0.2mm細くなるだけなので止めました。

ところで今回は動輪は三点支持の可動式の予定ですが、サイドロッドに関節は入れませんでした。
なぜだかわかりますか?

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