リベット打ち出し機の改良
私はリベット打ち出しは、ユニマットIIIにJALCO特製の打ち出し機を装着して使っています。
ユニマットIIIはメインの旋盤作業はML-210に譲って、リベット打ち出しと簡易フライス専用機となっています。
フライスもせいぜいドロップパーツの厚み落としたり、細い溝を真鍮に切るぐらいなので、フライス専用機導入には至らずこのマシンでだましだまし工作しています。中国製を日本で調整したフライス専用機なら10万円ぐらいで買えるようですが、工作室にさらに40-50kgあるマシンが一台増えるとなるとなかなか購入に踏み切れません。
ところで今回は7000のテンダーのリベット打ち出しをするため下記の改良をおこないました。
これまで材料は、ユニマットIIIオリジナルの刃物台に材料をくわえていましたが、市販の鉄製コーナー金具とアルミ板から専用のブラケット?を作りました。こういう物もメタルロックという強力金属接着剤が出たので、接着で作れるので楽になりました。
またこれまでは、ハンドルの送りでリベット数えていましたが、よく間違えてオシャカを出していたので、横送りのみ簡易DRO化しました。
といっても市販の簡易デジタルノギスのアゴの部分とデプスゲージの部分を切断したものをテーブルと送りネジの軸受けに両面テープで貼っただけです。1000円台の(メイドインチャイナ?)簡易デジタルノギスは精度がイマイチといわれますが、それはミツトヨなどの高級品と比べてのこと!こういう用途なら十分使い物になります。0.01mmの精度は到底無理ですが、0.1-0.2mmぐらいの精度でよければスケール代わりにはなります。
簡易デジタルノギスでもステンレス製は硬くて加工しにくいので、カーボン樹脂のノギスで十分です。普通のノコで切れますし、ドリルで孔開けも可能です。
Comments