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(続々)室内灯回路

いろいろ試行錯誤してみましたが、下記の回路が実用になりそうです。

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まずブリッジダイオードで線路からの電流を整流します。ショットキーバリアダイオードのブリッジを使っています。

A.(線路からの供給電圧>大容量キャパシタの充電電圧)のときは、青のダイオード経由で直接DC−DCコンバーターに電流が流れます。大容量キャパシタには5V三端子レギュレーター経由で充電されます。
赤いダイオードがあるので、大容量キャパシタには5V以下の電圧しかかかりません。

B.線路の電圧が下がって(線路からの供給電圧<大容量キャパシタの充電電圧)のときは、赤のダイオード経由で、大容量キャパシタに充電された電流がDC−DCコンバーターに流れます。青いダイオードがあるので、大容量キャパシタに充電された電流が5V三端子レギュレーターの入力側に流れることはありません。

今回は赤と青のダイオードに手持ちのシリコンダイオードを使って実験したので、点灯開始電圧は2.3Vぐらいです。これもショットキーバリアダイオードにすればもう少し点灯開始電圧が下がると思いますが、せいぜい2Vぐらいにしかならないでしょう。
私は停車時の1.5Vでの低電圧点灯は考えていなのでこれで十分かと思っています。今回は大容量キャパシタには0.1Fの電気二重層コンデンサーを利用しましたので、12Vフル付加で3分前後通電して、1分程度はLEDは点灯しています。もうすこし電気二重層コンデンサーの容量を増やしてもよいかと思います。
なお青いダイオードのバイパス?回路がないと、三端子レギュレーターでの電圧降下と電気二重層コンデンサーの充電で電圧が降下するので、最初は入力電圧が6Vぐらいにならないと点灯しません。

DC−DCコンバータは、saka4725さんのブログで知ったストロベリーリナックスのLT1615昇降圧DC−DCコンバーターモジュールです。

三端子レギュレーターと大容量キャパシターの間の抵抗は今回は手持ちの5Ωを入れました。これがないと大容量キャパシターの突入電流が大きいためか三端子レギュレーター(100mA)が手で持てないくらい発熱して機能しなくなります。この抵抗値は要検討です。

また車輌に組み込めたら報告します。

なおこの回路は、DC運転で大容量キャパシタによるある程度の時間の停車中点灯と走行中のちらつき防止が目的で、DCC運転でも使用可能という目的で設計したものです。
いうまでもなくDCC運転だけならこんな複雑な仕掛けは不要です。

追記 1.0Fの電気二重層コンデンサーで12V3分充電だと4分30秒点灯していました


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