(続々々)室内灯回路
前回は5.5V耐圧の電気二重層コンデンサーを用いましたが、今回は3V耐圧5Fの電気二重層コンデンサーと3Vの三端子レギュレーターが入手出来たので、下図のような回路をブレッドボードで組んでみました。今回の回路ではコンデンサーフル充電で約10分点灯していました。
電気二重層コンデンサーは、5.5V耐圧のものと2.5-3V耐圧のものがありますが、前者は内部抵抗が100Ωぐらいあり、後者は50mΩぐらいしかなく 耐圧が違うというだけではなく特性に大きな違いがあります。これは前者はメモリのバックアップなどの小電流用で、後者は動力などのもうすこし大きな電流バックアップ用らしいです。
5.5V耐圧のものは放電するときに内部抵抗による電圧降下があるので、通常のコンデンサーと同じように室内灯に並列に継いだだけでは、充電した電圧より低い電圧しかえられず一瞬暗くなります。それに対して3V耐圧のものは内部抵抗が小さいので放電時の電圧降下は小さいですが、充電時に大電流が流れないように抵抗を入れる必要があります。
今回の回路には最大電流を0.1Aにしたかったので、単純に3V/0.1A=30Ωの抵抗を入れてみましたが、これだと充電に時間がかかりすぎるようです。コンデンサーの電圧が2Vになるまで2分前後かかりました。またコンデンサーを完全に放電した状態でスイッチオンにしたときの突入電流は25mAぐらいなのでもうすこし抵抗値を小さくしてもよさそうです。5-10Ωぐらい?
また使用しているDCコンバーターは、最低1.2Vの電圧が必要なので、赤いダイオードの電圧降下分0.6Vを考えると、コンデンサーの放電電圧が1.8V以上のときのみこの回路は作動します。
もう少し工夫してみたいと思います。またアドバイスがあればコメントお願いします。
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