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7000タイプを作る(27)

最初は通常の蒸機の模型と同じように、機関車は左側車輪絶縁、テンダーは右側車輪絶縁としていました。少し集電が不安定なようなのでDC運転では大丈夫でもDCC運転では不安定になるかもしれないので、全軸集電化することにしました。それなら機関車とテンダーを逆電位にする必要はないので、機関車とテンダーどちらも左側車輪を絶縁とし、集電ブラシを設けました。最初動輪は、ブラシがタイヤ裏面を擦るようにしましたが不安定なので、踏面を擦るようにしました。
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テンダー前部の手すりと後部の給水栓も取り付けました。
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機関車本体の組立図は手に入りましたが、テンダーの組立図は手に入らなかったので、給水栓の大きさや位置は推測です。

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7000タイプを作る(26)ガイドヨークなど

ガイドヨークをスライドバーにハンダ付けしました。本来であればガイドヨークは左右つながっているはずですが、これもスケールどおりの位置では動輪やロッドに当たってしまうので、中央は(仮想化して)省略しました。
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ガイドヨークをスライドバーにハンダ付けするときには、仮固定するために以前通販で買って使い物にならなかったので放置してあったヘルピングハンズという道具を引っ張り出してきました。
ワニグチクリップ様の保持具にピンセットに挟んだガイドヨークをくわえました。シリンダーとスライドバーは、ホビー用の鉗子でくわえました。これは保持とスライドバーから熱が伝わってハンダで組んだシリンダーがバラバラになるのを防ぐためです。
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ヘルピングハンズの保持具そのものでパーツをしっかり掴むことはできませんが、ピンセットにパーツをくわえてそれを保持具で掴むという使い方をすれば、役に立つ道具になりそうです。

前部の連結器は、ジャンク箱から探し出した昔の天賞堂のプラ貨車についていたダイカスト製のダミー自連カプラーを加工しました。
テンダーにつけたイモンカプラーと連結してみるとちょうどよい大きさです。
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いさみやのプライマー

今回8760の塗装には、いさみやのカラープライマーをつかってみました。
このプライマー 吹きつけするとつや消しの黒になりますが、筆塗すると艶が出ますね。
面白いと思いました。
筆塗の場合原液で塗ると少し濃くて塗りにくいですし、吹きつけは専用溶剤で二倍ぐらいがきれいに塗れるようですが、筆塗りだと薄くて角の部分に乗りにくいように感じました。
ミッチャクロンと同じでプラにも塗れるのはよいと思います。
しかしネットで使用した方のブログなど検索してみるとポリアセタールにはミッチャクロンの方が強い皮膜を形成するような報告が多いようです。

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7000タイプを作る(25)バルブロッド

一時中断していた7000タイプの工作を再開しました。
バルブロッドをつけようとしたら、バルブロッドのクランクへの取付部分がサイドロッドが一番上になった時干渉することが判明しました。
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赤線がバルブロッドの位置となります。
いまさら動輪のクランク半径を縮小加工するわけにもいかないので、バルブロッドはダミーとしてクランクとは切り離すしかないようです。
実物に比べてクランク半径が過大な模型の宿命ですが、いい加減な設計が祟ったともいえます。

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カテゴリーを整理しました

ブログのカテゴリーを機関車ごとに整理しました。まだ完全ではないですが、少しはわかりやすくなったと思います。

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ところでちょっとクイズです。この機関車の形式はなんでしょう?
ヒント 日本の機関車ではありません。
もしこの写真でわかる方がおられたら凄いと思います。


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6500カテゴリーを作りました

今回TMS1月号(874)に掲載された記事には、分解写真や組み立て途上写真が掲載されていないので、ブログの記事を参照していただければよいのですが、掲載が10年近くにわたっていて過去の記事が検索しにくいので 6500カテゴリーを新設しました。
記事右側CATEGORIESの6500をクリックしてください
それにしても着工以来、記事掲載まで10年かかっているのには自分でも呆れました。
放置モードになっていた期間も長かったですが、もう少し早く完成させないといけないですね。

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6500(0)ブログ開始前の状況

”汽車を作る”ブログ開始以前の日記サイトに書いた内容です。

■2004/01/11 (日) 1月1日~1月11日
所属クラブでの競作 米国型4-4-0に着手しました。
今回はテンダー台車からです。二軸ボギー台車はジャンクボックスをかき回していると軸距がちょうどの米国型テンダー用と思われるドロップ製台車が出てきましたが、軸箱まわりが見劣りし、軸ばね周囲のスタイルが違うので、改造してしまいました。一番下が改造前です。
一軸台車はカツミの9750(旧製品)用ドロップパーツを改造してそれらしくまとめました。

■2004/08/13 (金) 最近の状況
工作台日記更新、さぼっています。
工作の方はぼつぼつ進行中です。
関西鉄道の早風6500の下回りが形になってきました。
米国型4-4-0のスクラッチビルドは、初めてなので慣れないことが多く、なかなか進みません。

先台車は、実物のような二軸台車ではなく、後輪はフラせず、前輪のみ一軸先台車として振らせて機能上は2Bではなく実質1Cとなっています。
こうしておくと後輪の動きが制限できるので、シリンダー間隔を狭くすることが出来ます。本機はシリンダー間隔スケールでは21ミリですが、22ミリに押さえることができました。

■2004/08/20 (金) 8月14日~8月20日
6500テンダーのリベット何とか打ち終えました。

今回はユニマットに打ち出し機を取り付けて、刃物台に材料をくわえてリベッティングしましたが、これだけの数を打ち出すのはやはり大変でした。刃物台の送りハンドルを間違わないようにまわすのは、いい精神修養?になりました。
それにしても昔ケガキ線に沿って綺麗に打ち出された先輩方達には脱帽してしまいます。

■2004/09/03 (金) 8月28日~9月3日
6500のシリンダー後ろ蓋、クロスヘッドまわりを作りました。
メインロッドは、外形を削ったモノを仮につけています。
スライドバーともども、これから外形を整形して溝を付けていきます。

なお見かけ上のシリンダー間隔は22ミリですが、ピストン穴を0.5ミリ偏位させて実質23ミリです。これなら先台車の後輪に多少の動きを許しても550Rも通過できます。

■2004/09/14 (火) 9月4日~9月14日
6500もメインロッドの溝を付けました。スライドバーの後端をメインロッドに当たらない様に削らなければならないのは、実物よりクランク半径の大きくなりがちな模型の宿命のようなものです。かつて羽鳥さんが作られた名作6500ではクランク半径を縮小されたようですが、今回はそこまで加工する自信がなくそのままです。

フレーム組み立て治具はこちらを参照してください


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おおらかに模型を楽しむ

某氏のブログで京都・マツモト模型の客車が話題になりました。ご存じのようにマツモト模型の客車は京都の紙細工職人さんがつくるペーパー製完成品なのでブラス製に比べて軽く、非力な機関車でもそれなりの客車編成を引くことができます。他社では発売されていない旧型客車も多種発売されています。
といっても他社の製品と同じで寸法や細かいディテールはかならず正確とは言いがたいところも多々あります。ただそれらしい感じはよく出ている模型だと思います。
そのブログ主さんは
私は10年前くらいから「マツモトの客車は”スケール”ではなく”模型としての
味”」なのだと思います。
歳を重ねると、細かいことより”おおらか”になるのだと思っています

とおしゃっていますが、まさに同感です。

逆に今一番おおらかでない模型製品といえばModels Imonの製品だと思います。シビアというか実物を出来るだけ忠実に模型化しようとした製品群で、実物写真を撮っていた方たちが、その模型を手に入れたいという理想には一番近い製品だと思います。といってもそれを批判しようという気は毛頭ありません。ちなみにオーナーさんとも面識はありますがおおらかな方だと思います。実物追求路線もひとつの方向だと思いますし、それゆえ同社が、16番ではなく12mmゲージ1/87の製品を出しているのも納得がいくところです。

ただ自分の模型はそういう方向とは違っていると思います。実物で格好が悪いと思うところは、模型化するときには自分の好みに変えて、それらしい雰囲気がでることの方を優先したいと思います。またあまり細かいディティールもつけたいのとは思っていません。模型としての走行性能に支障があるなら、形態より走行性を優先したいと思います。今月のTMSに掲載された6500形蒸気もスーパーディティールの精密機模型ではなく、ソコソコの精密度で雰囲気重視で作ったつもりです。

というわけで、今後もおおらかにゆるい模型を楽しんでいきたいと思っております。

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あけましておめでとうございます

みなさん、あけましておめでとうございます。

昨年はなんとか関西鉄道早風クラス6500形の記事をまとめてTMS1月号に掲載していただくことができました。
同誌への投稿は2007年のスイス型Cタンク(765号)以来約8年ぶりでしたが、やはり記事にしていただくと、ブログ記事とはまたひと味違う記録となりました。次作のフリーランス8760形も是非記事にまとめたいと思います。全体塗装は終わったのですが、細部塗装がまだで工場入りのままです。あとは9850タイプのマレー機とピッツバーグタイプCタンクも完成させたいです。

あと二軸貨車のフカヒレ可動化の記事をまとめてみたいとは思いますが、皆さんのご意見では拙ブログの記事を見ただけではよくわからないとのこと。実際にスケルトンモデルの動きをみるとよくわかったといわれるので、静止画と文章だけで理解しやすいコンテンツにするにはなかなかハードルが高そうですが、がんばってみようと思います。

今年もまず車両模型の仕掛かり品や罪庫キットの組み立てをすすめて、いこうと思います。
私の場合80%ぐらい完成した時点で仕掛かり化する確率が高いようです。

また工作室移転の予定もあるので、懸案のレイアウトに着工できるかもしれないです。

本年もよろしくお願いします。

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