デジタル電圧・電流計のついたパワーパック
所属するクラブでパワーパックにデジタル電圧計をつけるのが流行っています。
私の手持ちのシンプルなトラコンにデジタル電圧計つけましたが、今度はデジタル電流計も欲しくなりました。ネットを検索しているとLT3081という次世代型レギュレーターに電流モニター機能が付いていることを知りました。このICを搭載したモジュールが、ストロベリーリナックスから発売されているのでそれをパワーパックに仕立てました。電源は別電源で小型の電源アダプターを利用しました。
上の赤いLEDが電圧(V)、下の緑のLEDが電流値(A)です。負荷はモーターを接続しています。
なおこのモジュールは電流モニター端子から、1Aが2Vとして出力されるので一工夫して、1Aが1Vとして出力されるようにしてデジタル電圧計に接続しました。
これで動力車の電気的性能が簡単にわかるようになりました。
なおこのレギュレーターモジュールは出力の保護回路も組み込まれているようですが、可変型定電圧レギュレター用の電子回路部品であって鉄道模型運転のためのパワーパック用ではないので、鉄道模型の運転に使われるときはご自分の責任でお願いします。出力をショートさせてもICは焼けないようですが、かなりモジュール自体が熱くなりますので、長時間ショートしたままにすると問題がでると思います。
2015.3.3追記
電流計は1V=1AとするためにIMONイモン?端子とGNDの間に電流計と並列に10KΩの抵抗をつないでいます。多少誤差はでるようです。
2015.3.31 さらに追記 ストロベリーリナックスさんに電流値の誤差について問いあわせたところ、
LT3081のIMONを確認してみましたところ、規定では1.5A流したときに誤差±10%と
なっています。100mA~1.5Aにおいては誤差の規定はされていないようですが、
同様に±10%と考えればよさそうです。100mA以下は規定されていませんのでもっと悪化する可能性もあります。それがメーカーが保証している精度仕様です。
例えば10kの抵抗の代わりに、20kΩのボリュームをつけて1Aで1Aを表示するように
調整していただければいいと思います。
というご返事をいただきました。
また通常の三端子レギュレーターでは、モーターなどの誘導負荷をつなぐと逆起電力で問題が出ることがあるが、LT3081は逆電圧に耐えられる変わった構造になっているので特に問題ないそうです。
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