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5900(7) シリンダーブロック(2)

この珊瑚のキットのシリンダーは細くて短い(6mm径11mm長)ので、作り直しました。金田さんの形式図を参考に7mm径12mm長としました。
シリンダーはふつうキットなどでは一体の挽物ですが、私は6500と同じく3ピースとしました。本体は外径7mmのパイプを9.6mmに切ったもので、前後フタは真鍮棒から旋盤で挽き出しました。
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こういう構造にする理由は、私はシリンダー前後蓋は磨きだしにするので、後蓋は運転調整のため本体と固定せざるをえまんが、前蓋は塗装後接着で取り付けたほうが塗り分けが楽なのがひとつ。あとハンダ付けするとき少しでもシリンダーの熱容量が少ない方が作業が楽だからです。
といってもハンダ付けするときはハンダゴテで点付けして仮固定してから、セラミックプレートの上に置いてフラックスを十分かけてミニトーチで炙って十分ハンダをまわします。
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フラックスの蒸気で全体が赤くなっています。

仮組してみました。モーターはネットオークションでテイトモケイさんから入手した小型モーターを仮置きしています。ギアボックスは珊瑚のA8用です。モーターには取付板を接着しています。
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シリンダーが少し太く大きくなったのでシリンダーまわりが力強い印象になったと思います。
またシリンダー中心がスケールより1.5mm高いので、シリンダーサドルのフレームへの取付面を1.0mm以上削ってスケールに近づけました。とにかくこのキットは腰高なので、車高を下げてプロポーションを改善したいと思います。
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Comments

まいど
皆さん考える事は同じですなー
小生もシリンダ蓋?前後とも分解出来るように作りました。
”シリンダー前後蓋”実物は真鍮(砲金)でしょうか?
小生の6500はクロームメッキと判断して洋白から作りましたがいかがでしょうか?

Posted by: はた坊 | March 22, 2015 09:19 AM

はた坊さん、コメントありがとうございます。

おそらく実物は金色ではなくて銀色だったとおもいます。やはりクロムメッキだったのでしょうか?米国がいくら湿気が少ないといっても鉄の磨きだしということはなかったと思います。
日本に輸入されたボイラーカバーがラシアンアイアンの蒸機が、比較的早い時期に普通に塗装されてしまったのはやはり高音多湿な日本の気候では錆びて保守に困ったのだろうと思います。

私が真鍮磨きだしにするのは、いわゆる模型的表現としてです。
自分の模型機関車はこういうのが多いです。
ニールスン6200(D9)のスチームドームも実物は鉄製で黒く塗られているようですが、わたしは真鍮磨きだしにしています。
梅小路にきた旧羽鶴の1070もドームは鉄製らしいですね。

Posted by: ゆうえん・こうじ | March 22, 2015 10:16 AM

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