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荷物が届きました Bタンクキット

本日発売になったアルモデルのBタンクのキットが届きました。
T社のシェイキットは初回発売分の予約は逸してしまい、再生産分の予約をしましたので入手は6月以降になりそうですが、こちらは発売日に無事入手できました。
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ざっと説明書とパーツに目を通してみると、寸法的にはコンさんのBタンク(TMS571-577号)やつぼみ堂のBタンクを参考にしたと思われます。
そのため寸法的にエコーモデルの小型蒸機用パーツが交換用パーツとして利用出来るので、改造やグレードアップなどして楽しめると思います。
ボイラーはブラスではなくホワイトメタルの一体鋳造ですが、煙突やドームは別部品となっているので交換可能です。私もボイラー回りは改造してみようと思います。

またキットの価格も税別で一万円なので、入門用Bタンクのキットとしてはお手頃価格だと思います。
といってもこれを組むのは、ビギナーより昔つぼみ堂や模型社=中村精密のBタンクで遊んだおっちゃん世代のモデラーが多いような気がしています。

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やっと上下組んでみました。
ナンバープレートも貼りました。キャブのプレートの位置は6700に準じました。
あとは窓セル貼りと石炭積み込みぐらいでしょうか?
今回はいさみやの着色プライマーを使いましたが、色が付くのに惑わされて少し薄かったようです。
少し角の剥がれがでました。もう少し厚塗りにした方がよかったと思います。
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レイアウトの構想(6)  レイアウトは芝居か映画か?

レイアウトは芝居か映画か?

レイアウトのシナリーやストラクチャーをどこまで作り込むかというのは、大きな問題です。先日も書いた雲竜寺鉄道祖山線の帰納法「精密な車両には、実感的なシナリーを・・」というのを追求すると、車両模型の精密度がかなり上がった現在ではかなり精密度の高いレイアウトを作らないといけないことになります。

映画やテレビドラマでは、見かけ上は実物と同じようなセットを組んでそこで撮影がおこなわれますが、芝居の舞台では舞台装置は簡素なものですし、ときには実物とはかけ離れた小道具や書き割りだけがあって、そこで役者さんが演じることになります。
前者はあたかも実物のような空間が映像化されるのに対して、後者は観客が自分の想像力を使って空間を想像することになります。
鉄度模型の世界で前者を追求したのが、Chitesuさんがつくられるような精密レイアウトセクションですが、このレベルのものをレイアウトとしてある程度の大きさでつくるというのはなかなかできないと思います。もちろんプロが作ったものでは米国のFSM鉄道 (Franklin South Manchester RR)という巨大精密レイアウトも存在しますが、到底個人が自分だけで趣味として作れるレベルのものではないと思います。このレイアウト約15年前にまだ建設中のときに見学にいきましたが、「凄い」の一言でした。

むしろ凡人モデラーにとっては、車両と違ってシナリーやストラクチャーはある程度のレベルに抑えて想像力を働かせた方がよいと最近は思うようになりました。
また松謙さんがいわれるように「レイアウトには非均等な空間・時間の圧縮が必要」でありそれに矛盾しないように精密なシナリーやストラクチャーを展開するのはかなり難しいだろうと思っています。

以前どなたかが、「レイアウトという舞台で、車両という役者に、シナリーやストラクチャーを小道具として、鉄道情景という芝居を演じてもらう」と書かれていたのを読んで、それが理想のレイアウト在り方かと思いました。

まだ手をつけていない構想の段階でゴチャゴチャいうのも何ですが、全体のデザインにも関係してくるのですこし妄想にふけった一応の結論です。

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レイアウトの構想(5) 線路配置の概略は

文章で書いていてもわかりにくいので図で示します。
線路配置の概略は下記のようにする予定です。
赤が勾配線で、青が平坦線、緑が列車準備線とターンテーブルのある機関庫
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後は引き上げ線と貨物側線(ダミーにするかも)を追加するぐらいでしょうか
緑の列車準備線の中央部にリレーラーを設置します。
また列車準備線の一部にはギャップを切ってDCCのプログラミングトラックとして使用できる区間を設けます。


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レイアウトの構想(4) ヤード 機関庫 貨物側線

レイアウトの細かい線路配置などは、部屋が完成して後で決めればよいのですが、レイアウトを設置する棚の配置だけは、部屋全体のデザインや照明の絡みもあって早く決めておく必要があります。もちろん後で変更はありますから自分で追加工事は可能な仕様にはしておきます。

そこで問題になったのが、レイアウトの幅です。駅以外の部分は奥行き30-35cm本棚の上面に合わせれよいと思いますが、駅はどうしても幅広になりがちです。あまり広い棚をつくると圧迫感がでて部屋の居住性が落ちると設計事務所からはアドバイス受けています。
また駅に平行してヤードを設置するかどうかです。
ヤードについてはあまり収容力の大きなものをつくっても、自分の性格から考えると車両を放置してホコリまみれになりそうですし、たくさん線路つくっても自分の車両を全部並べるのは無理で、ハンドクレーンで収容箱から出し入れするという方が多いようです。というわけでヤードは省略して運転する車両を並べる線路を手前に一本だけ設置しようと思います。この線路にはENさんのアドバイスで踏切型?の組込リレーラーを設置する予定です。

あと機関庫とターンテーブルも設置したいのですが、先日お邪魔したUさんは機関区セクションをつくられてレイアウトと接続されたが、結局本線で運転するときには使わないので、はずしてレイアウトルームから工作室に持ちかえられたそうで、ターンテーブル作るのはよいが飾りなら別セクションでもよいのではないか?というアドバイスもいただきました。

一時期TMSでは「グルグル回しの運転だけではつまらないので、貨車の入換えなども楽しめるレイアウトプランがよい」といわれたこともありましたが、貨物側線や引き込みをつくっても結局飾りとか撮影用という方が多いようす。それなら最初からそういった線路は電気配線せずダミーで考えてもよいとも思うようになりました。米国とは違って貨車の入換えは流行らないようです。そういえば欧州や英国のレイアウトプランでは貨物引き込み線はあまりついていないような印象を受けました。このあたりも米国鉄道模型至上主義の悪弊かもしれません。

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レイアウトの構想(3) レイアウトの目的

本日は備南鉄道の美男さんに紹介いただいて、倉敷のUさんのお宅のレイアウトを拝見しにお邪魔してきました。複々線にヤードがついた線路配置で、屋根裏のロフトに設置されていました。
いろいろレイアウト建設のお話しをうかがいましたが、一番参考になったのが「レイアウトを建設するには、利用目的・用途をはっきりさせた方がよい」というお話しでした。個人用なのか、みんなで集まって運転会するのがメインなのか、運転を楽しむのか、車両の性能確認用線路なのか?・・・
確かに自宅にレイアウト作ろうとはおもいましたが、そこまで明確な目的意識は持っていませんでした。

というわけで考えてみると私の場合は、自分で作った車両を走らせて性能確認するのが一番の目的、リラックスしたときに模型が走るのをボーと眺めたいということでしょうか?
また車両製作がメインなので、レイアウトは精密化せず、簡略なシナリーとしてストラクチャーのディテールにも凝らないということにしようと思います。しかし鉄道模型の特質である「動く模型」にはこだわったものにしたいと思います。

かの雲竜寺鉄道祖山線の製作記事に書かれていた「精密な車両模型にはそれに見合った精密度をもったレイアウトを作るべきである」という帰納法にハマッてしまうと、いつまでも完成しそうにないし、車両模型も作れなくなりそうなので割り切ることにします。

4/26 追記 上記の記事のTMS 古い号でお持ちでない方も多いようなので、下に引用します。

ブレーキシューのついた機関車・・・・・・

そんな機関車には、パイピングも完備した客車を連結すべきである・・・・・・

そんな列車は、ザグザグ音のするようなバラストの上の、銀色のレールを走らせるべきである・・・・・・

そんな線路の周囲には、細かい葉を茂らせた草木と、ニューアンスに富んだ建物を配置すべきである・・・・・・

(中略)
言葉を換えれば、すべてに調和がとれていて、レイアウト上のものが一つ残らず、いわゆる「それらしく」なっていなければならないと思います。

雲竜寺鉄道祖山線(荒崎良徳) TMS247号 レイアウトテクニックに再録 より引用

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レイアウトの構想(2) 鴨居レイアウト ロフト

レイアウトの構想を少しブログに書きましたところ
多くのコメントやご意見メールありがとうございました。

いただいたコメントで多かったのが、やはり取り外し可動部分がある、特に頻繁に動かす部分があると接続部の不具合が出やすいというご意見でした。
といってもこの部屋には一カ所窓と入口扉があるので、その部分の通行は確保しないとなりません。
そこで考えたのが、鴨居レイアウト化です。これまでのTMSなどの模型雑誌やネットをみると鴨居の高さに棚をつくって線路を敷いてレイアウトを作っておられる方は少なくないようです。ただその高さ(1.8-1.9m)にレイアウトを固定すると上方の高さがとれないので、1.6mの高さにしようかと思います。鴨居の高さに線路を敷かれたSgさんは天井板撤去して一部をロフト化されたそうですが、私のところはマンションなので最大2.5mまでしか天井を上げられないので、1.9mぐらいだとレイアウトの高さがとれません。
ただ1.6mでは高すぎて建設や観覧が困難なので、レイアウト周囲の床を上げようと思います。45-50cm上げるとちょうど椅子の座面と同じ高さになるので、クッションを置けば作り付けの椅子と同じように使えそうです。この部分には下に押し入れ用の収納プラコンテナを入れる予定です。また座面の高いカウンターチェアの市販品もあるようなので、低い部分の高い椅子に座って目線の高さで鑑賞というのも可能かと思います。
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またレイアウト下面は150-155cmは確保出来そうなので、あまりかがまなくても通行可能と思います。窓の部分は上20-30cmぐらいは塞ぐことになります。

ところで今回マンションのリノベーションの設計監理は地元の設計事務所にお願いしています。建築家といわれる方に仕事を依頼するのは、はじめてなのですが、相談しているといろいろ興味深いことがありました。
今建築ではバリアフリーが大流行で、床面の段差をなくすのが主流ですが、建築家の考えではむしろ床に段差をつけて空間を工夫した方が住みやすい家が出来るとのことです。というわけで一部床を上げるという発想がでてきました。また窓の一部を塞いで部屋のデザインをしていくというのもはじめてでした。それで窓の上部を一部塞いでレイアウト設置するという発想も出てきました。

引き続きみなさまのご意見・コメントをお待ちしております。

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5900(12) 先台車(2) など

先台車をさらに加工しました。


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左が前方、右が後方の先輪用です。後方用の中についているのが、飛び出す先台車用リンクです。カーブに入ると約0.5mm前方に繰り出します。リンク機構は6500に装着したものと同じです。
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組み立てて機関車に取り付けた写真です。
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上面のU型の金具がフレームの間にはまりこんで、回り止めとなります。
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キャブ内のボイラーは、キットオリジナルでは棒形モーターを隠すため約6.5mm後方に延長されていますが、スケールどおりの位置で切り取りました。バックプレートはウィストジャパンのロストパーツ・米国型古典機用バックプレートの周囲を削って小さくして、短縮したキャブ内ボイラーにハンダ付けしました。
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動輪イコライザーの軸箱に接する部分を0.5mm削りました。それでもまだシリンダー中心が、動輪中央より1mm近く高いので、もう0.5mmシリンダーサドル下面を削りました。
あちこち削った何とか、車体高さが煙室部でスケール+0.7mm、後方ボイラーでスケール+1.0mmの高さになりました。これだけ下げるとかなり腰高感は消えました。先輪とシリンダーの位置関係も感じがよくなりました。あともう少し現物あわせで削っていけばスケール+0.5mmぐらいまで下げられそうです。
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今回の組み立てでは、以前作ったカーボン製の簡易デジタルノギスを利用した車高測定器が大活躍しました。
英国型古典機はランボードを基準に高さをとっていけますが、米国型は基準線となるものがないので前後の傾きを調整するのが難しいですが、今回この道具で簡単に測定、調整できました。
トースカンで水平出すよりずっと便利です。
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レイアウトの構想(1)

このたび住んでいるマンションをリノベーション移転することになって、自室がやや拡張されて約8畳のスペースになるのを機会にレイアウト建設を企だてました。といってもレイアウト専用室ではなくて、工作室、書庫兼用なので部屋のまわりの周回式で考えています。
レイアウトを作った方にお話しを聞くと、結局は本線をグルグル回しで走らせて楽しむのがほとんどで、引き込み線を作っても撮影用にはなっても入替えして遊ぶことはほとんどないということでした。
というわけで、基本的には2本のエンドレスで考えています。本線上で客車列車の機関車をとっかえひっかえつなぎ替えて遊ぼうというコンセプトです。
また勾配については、「全線平坦線の方が、走行中スロットルをずっと握っていなくてもよいので楽」「模型の機関車は勾配で牽かないので実物どおりの編成では走らせるなら勾配がない方がよい」という話も聞きますが、やはり「勾配がない線路では、本格的な車両走行性能の確認ができない」と思いますので、一本は勾配なしのエンドレス、一本は勾配つきエンドレスで考えています。
シナリーはあまり凝ってしまうと建設に時間がかかるので、ざっと簡略にまとめるつもりです。
これまで発表されたレイアウトでは、レイアウト・ビルダーズ5に掲載された九十九鉄道佐世保線のコンセプトを参考にさせていただこうと思っています。

現在迷っているのが、いわゆる従来型の周回式レイアウトにするのか、あるいはBookshelf Layoutで書棚の中に仕込んだような形にするかということです。これは部屋の内装工事にも関わってくるので早急に決める必要があります。また周回式の欠点のひとつである駅が片面からしか眺められないというのは、隣のリビングルームとの壁に窓を開けて駅舎を両面から眺めることができるようにする予定です。
レイアウトの高さは、最近の米国のレイアウトの高さが54インチが標準と聞いたことやレイアウト下に書庫などを設けるため130cmで考えています。

なおレイアウト作りの参考にさせていただくため多くのレイアウトオーナーのお宅に見学で押しかけるかもしれませんが、その際はよろしくお願いします。
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乾電池3本で鉄道模型を走らせる

最近超小型のDC-DC昇圧コンバーターがいろいろ発売されています。
今回ストロベリーリナックスから発売されているLMR62421 昇圧型DC-DCコンバータモジュールを電池ボックスに組み込んで12V電源を作ってみました。勿論乾電池8本直列につなぐと12V電源にはなりますが、もう少し小型の電源ということで試作しました。
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秋月で売っている単3電池4本用の電池ボックスの電池一本分のスペースにこのモジュールを仕込みました。なお電池ボックスの裏面に放熱板としてアルミの1mm厚の板をはって、ボックスの底には角穴をあけて、モジュールをその孔をとおしてそのアルミ板の裏面に熱伝導テープで貼り付けて固定しました。
これを以前製作した電圧制御式パワーパックにつなぐと鉄道模型が運転できました。
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なおこの昇圧型DC-DCコンバータモジュールは出力側に保護回路をもっていないので、出力側には保護回路を持った鉄道模型コントローラーをつなぐ必要があります。そうしないと脱線してショートするとDC-DCコンバータモジュールが壊れます。なお実用的な出力は0.5A以下です。なおDC-DCコンバータは電圧は上げても、電力を増幅するわけではないので、大容量のものはできません。また電力変換効率もよくても80%ぐらいです。接続する鉄道模型コントローラーも電圧降下分を熱にしてしまう電圧制御型よりもPWM(パルス)制御型のほうがエネルギー変換効率がよいので、電池が長持ちすると思います。

追加 (4/22)
これをDigitrax社OEMのKATODCS50Kコントローラーに接続したら運転できました。

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5900(11) 煙室をつくる

このキットの煙室はスケールより細く、前方が弱々しく見えるので作り直すことにしました。またエッチングのリベットが小さいのと煙室ブレイス(デッキ支え棒)の受けの位置も気に入りません。
キットの煙室が15mm径だったので、同径の肉薄(t0.5)真鍮パイプが手元にあったので、これにリベッティングしたt0.2の洋白板を巻くことにしました。
旋盤のクロステーブルにつけたリベット打ち出し機で、リベットを打ち出しました。そのとき煙突やクリーニングホール、ブレイスの位置にもリベットを打っておいて、それをセンターポンチ代わりとして下孔を開けると、正確な位置に孔を開けることができました。
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これを円筒状に曲げて外径15mmの真鍮パイプに被せてハンダ付けしました。そのあと下穴をガイドにクリーニングホールなどの孔を所定の径に加工しました。
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煙室戸はトビーの4030用ドロップパーツを使用しました。「細かいディティールより全体のプロポーションを重視した」といえば格好がよいですが、結局煙室戸まで作り直さず横着を決め込んだことになります。
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なお米国型蒸機では煙室が一段細くなっているのが通例ですが、このキットのオリジナル設計のように煙室をボイラーの内側に差し込んでしまうと段差が大きくつきすぎるように思います。今回のようにパイプか円筒形に丸めた下板をボイラーを差し込んでその上にt0.2程度の薄板を巻いたぐらいの段差(0.2-0.3mm)がちょうどよいと思いました。打ち出しでリベッティングした板を円筒形に丸めるのは面倒ですが、薄板なら簡単に曲がるし、打ち出しリベットもきれいに出ます。

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二軸貨車の簡易型フカひれイコライザー 修正補追

二軸貨車の簡易型フカひれイコライザーについて、やはり模型雑誌に投稿しようと思って 原稿を書いています。それを数人の方に読んでいただいて、ご意見をうかがっています。学術雑誌でいう投稿原稿への査読を自主的におこなっていることになります。
私は左右のリンクを対称にして、リンクを車軸の中心を結ぶ中心線の両側に対称に並べていましたが、それだと厳密にいうと左右のリンクの捻り角度が違ってくるのではないかというご指摘をddx40aさんにいただきました。そこでスケルトンモデルの結節点リンクのU字型の受けをつけていない側のリンク(赤)を中心線上において、反対の受けをつけたリンク(青)を線径の分だけサイドにシフトするように修正改造しました。
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実際は捻り角度も小さいので、実用上は左右の車軸の捻り角が大きく違うなどの支障はないと思います。これまで作ったのを修正改造する必要はないと思いますが、新らたに作られる場合は上記のように作っていただいた方がよいと思います。


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5900(10) テンダー組み立て(2) 端梁をつくる

キットに入っているテンダー後部端梁は、リベットがエッチングで表現されていますが、小さすぎるので新製しました。ここははごついリベットなので、植込むことにしました。
植込みリベットの場合も、私はまずクロステーブルで薄板にリベットを打ちます。そのリベットの裏側から植え込む線径のドリルで孔を開けたものを材料にハンダで仮止めして、ドリルで植込み用の孔を開けます。こうした方が、ケガくよりリベットの位置決めが楽です。
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今回は0.5mm径の真鍮線を植え込みましたが、頭はヤスって高さを揃えたままでは、平たくて大きくみえるので、コーンカップカッターで頭を丸めました。こうすると小さく見えるのと丸鋲の感じが出ます。中央の5個並んだリベットのうち、左2個が頭を丸めたもの右3個が仕上げ前です。
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テンダーに取り付けた状態です。
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あとボイラーとキャブを組みました。キットだと一気に形が出来るので気分が楽ですね。
気にいらない部分は、ハンダを炙って分解して作り直せばよいのです。
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煙室部は15mmの肉薄パイプです。この外周に0.2mm洋白板にリベットを打ったものを巻き付けます。
この5900キット寸法的にはいろいろ問題多いですが、部品の精度はよくて組み立てはスムーズです。


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