5900(14) ドーム・煙突を削り直す
珊瑚のキットに入っているドームの修正をしました。
金田さんの形式図からみると、スチームドームが1.0〜1.5mmぐらい、サンドドームが0.5mmぐらい背が高いようです。
スチームドームは約1mm頭を削りました。サンドドームは高さは削らず肩のカーブのみ修正しました。
頭を削るのは旋盤にヤトイを加えてねじ込んで、バイトとヤスリで削りました。こういうドーム類をバイトだけで削るのは至難の業で、ベテランモデラーの方でも最後のカーブの仕上げはドリルレースの方が多いようにお聞きします。
旋盤をお持ちでない方はその辺りムツカシく考えておられるようですが、旋盤はしっかりしたドリルレースマシンぐらいに考えられた方がよいと思います。材料をドリルチャックで保持するのと三爪チャックやコレットで保持するのでは全然違います。
キットオリジナルの煙突キャップは、形が不○工なのでキャップを真鍮棒から旋盤で削り出しました。煙突胴体はキットのパーツを利用して別パーツにしたのですが、嵌め合いがきつすぎて抜けなくなってしまいました(笑)塗装の時はマスキングが必要になりました。
私はドームや煙突のカーブは、まず最初にバイトで大体の寸法に荒削り?をして、その後実物写真を傍らにおいてそれを参考にカーブをみて削って仕上げていきます。
工作の達人は平面図面に描いただけで、出来上がりのカーブが頭の中で想像できるようですが、私にはそれができません。やはり学生時代に工学系の専門教育をうけていないかもしれません。
だからドームなどを図面をかいてNC旋盤や3Dプリンターで外注なんていうのは自分には無理です。まあ模型のメーカーさんでも設計者でもそれがうまく出来ない方もおられるようですが・・・しっかりしたパイロットモデルがあるのに、実際の製品は・・・ もうこれ以上は書かないことにします。
Comments
「ドームを削り直す」今日の記事は、ひらめく物がありました。1040の煙突の寸法を直せるかも。ありがとうございます。
Posted by: 美男(備南鉄道) | May 14, 2015 07:05 PM