山陽鉄道 100年前のビジネスクラス
先週ちょっとゆっくりできる時間ができたので、JTBキャンブックス「山陽鉄道物語」を熟読することができました。
そのなかでちょっとびっくりしたのが、174頁の二等寝台車(ロネ9130形)の記事です。山陽鉄道の二等寝台車ではシートピッチが1.2mしかとれなかったので、上半身部分の寝台を傾斜させて、後の乗客の足をその下に潜りこませる構造になっていたそうです。
これってまさに一世代前の国際線ビジネスクラスのライフラットシートの発想ですね。110年以上前に同じようなことがおこなわれていたのはびっくりしました。今の国際線ビジネスクラスはスタッガードシートに移行していますが、さすがにこの発想の寝台車はなかったようですね。
ちなみにスタッガードシートだと前の座席のサイドテーブルの下の箱状の空間に足を突っ込むことになりますが、私のように体が大きくて足が太いと寝返りを打てないのが苦痛です。その意味では寝返りの打てるライフラットシートの方が良かったです。
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