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レイアウトの構想(8)  続レイアウトルーム兼工作室の仕様

ちょっと公私ともに忙しく、蒸し暑いのもあって過労で数日間バテて沈んでていました。というわけで車両模型は進んでいないです。

レイアウトルームについては、なかなかレイアウト棚の位置が決まらないので、壁の下地で石膏ボードを入れるところに、棚受け材や金具を付ける可能性のある130-160cmの部分だけ、巾30cmのコンパネを石膏ボードの代わりに横方法に鴨居のように水平にいれてもらうことにしました。これでその高さならどこでも棚受け金具などを付けることが可能となりました。表面はシナベニア仕上げです。
Kabe
米国などに多いツーバーフォー工法などの板壁の家なら、棚受け金具を壁にボルトで固定するのは容易ですが、最近の日本の家やマンションに多い石膏ボード貼りの場合は、ボルトが効きません。

レイアウトの高さは計画通り160cmにしますが、内装工事の段階で床を上げるロフト化については、現状ではレイアウトのイメージがわかないので、見合わせとしました。やるなら完成後 置き家具でロフト化することにしました。

棚板の材料はは施工業者さんに相談しても、撓みの少ないランバーコア材をすすめられました。ただランバーコア材といっても中の木によって重さも硬さも性質がかなり違うように聞きました。当然ながら、南洋材のは軽くて柔らかいし、松などになると重くて硬いらしいです。

7/26追記
施工中の写真です。この上にシナベニアを貼って仕上げとなります。
20150726191129059


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山陽鉄道 100年前のビジネスクラス

先週ちょっとゆっくりできる時間ができたので、JTBキャンブックス「山陽鉄道物語」を熟読することができました。
そのなかでちょっとびっくりしたのが、174頁の二等寝台車(ロネ9130形)の記事です。山陽鉄道の二等寝台車ではシートピッチが1.2mしかとれなかったので、上半身部分の寝台を傾斜させて、後の乗客の足をその下に潜りこませる構造になっていたそうです。
これってまさに一世代前の国際線ビジネスクラスのライフラットシートの発想ですね。110年以上前に同じようなことがおこなわれていたのはびっくりしました。今の国際線ビジネスクラスはスタッガードシートに移行していますが、さすがにこの発想の寝台車はなかったようですね。
ちなみにスタッガードシートだと前の座席のサイドテーブルの下の箱状の空間に足を突っ込むことになりますが、私のように体が大きくて足が太いと寝返りを打てないのが苦痛です。その意味では寝返りの打てるライフラットシートの方が良かったです。
Sanyo


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レイアウトの構想(7)  レイアウトルーム兼工作室の仕様

新居(築25年のマンションのスケルトンリフォーム)の設計がほぼ終わって、見積が上がってきましたが、予想どおりかなり予算よりオーバーになってしまいました。というわけで、現在予算削りをやっています。ということで、レイアウトルーム兼工作室はかなりグレードダウンになりそうです。
内装は床と天井のみはプロに仕上げてもらい、壁面は未塗装キット状態で納入して施主仕上げ、レイアウト用棚は棚板をバラキット状態で納入、施主設置組み立てということになりそうです。レイアウト用棚の角材の切断ぐらいはできますが、大面積の合板の切断は、時間的にも無理なのでプロに依頼します。

またあまり幅広の棚だと壁に棚受け金具を付けて棚板を載せるのは無理がかかるということで、駅の部分などは下に収納家具を置いてその天板上にレイアウトの脚を立てる構造になりそうです。
また収納家具というのもピンキリですね。勿論品質は比べものにならないのですが、ホームセンターの安売り組み立て家具と家具職人に作らせるオーダー家具では、同じようなものでも10から20倍ぐらい価格差があります。棚などのオーダーでも家具屋さんに作らせるのと大工さんに作らせるのでは、全然価格が違いますね。住宅リフォームで話題になる「家具屋仕事」「大工仕事」の意味が理解できました。
レイアウトの高さに見合った収納家具をすべて家具屋にオーダーできればベストですが、そんなことをしていてはトンデモない金額になってしまうので既製品の利用であれこれ検討中です。メインの居住空間にはコストかけても、レイアウトルーム兼工作室はエコノミークラスということで、収納家具でもイケアから無印良品クラスのグレードで選定中です。

設計事務所には、米国カルンバッハ社が出版しているShelf Layouts for Model Railroadsも渡してかなり説明したのすが、やはりこういうのは施工例がないので、こちらが細かく指示していかざるをえないようです。

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