ユニマット3
思えばこの機械は、大学生の頃アルバイトして苦労して買ったものです。以来模型を休止していた10年以外は約30年間現役で動いています。当時は日本製のホビー用旋盤などというものはなく、フルセットで15万円くらいはらった記憶があります。
サカイのML210を買ってからは、旋盤としてはほとんど使わなくなりましたが、リベット打ち出し機やフライスとして使っています。フライスもせいぜいドロップパーツの厚み削ったり、真鍮角材に溝を切る程度の作業なので大きなX1などのフライス盤をいれる気にはなりません。
箱の表面をみると、家族揃ってみんなで工作みたいな写真が印刷してあります。
欧米では当時からこういうホビー用ツールが充実していたのでしょう。
ホビー用なので安全を考えてモーターの出力は弱くしてあると聞いたことがあります。
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Comments
40数年前に入れたSL1が始まりです。
10数年前にKS200が入ってからはウチでもSL1はボール盤やリベット打ち、フライスのまねごとで使っています。
どうもKS200の精度はSL1よりも劣っているようでだましだまし使っています。値段相応ですね。
Posted by: railtruck | August 27, 2015 06:10 PM
箱をちゃんと持っておられるのがすごいです。
railtruckさんよりは、ずっとずっと悩んで、数年前にやっとKS200を購入しました。その1年後ぐらいに生産中止になったと思います。時々丸い物を挽くぐらいで、ほとんど工作室の飾りです。
Posted by: 美男(備南鉄道) | August 27, 2015 08:17 PM
懐かしいです。15年前まで、リベット打ち出し機として愛用していました。ダイヤルは100分メモリを切り、ストッパーをつけました。縁あって模型のお友達にお嫁に行きました。ML210があれば、もう用済みでしょうから、若い後継者に引き継ぐ事も考えてください。
Posted by: コン | August 27, 2015 08:51 PM
みなさんコメントありがとうございます。
ユニマット3型は作りがしっかりしているので、今でも使っておられるモデラーの方が多いようです。
三爪チャックの主軸への取付がねじ込みなので、おもちゃの旋盤だとバカにされた?という話も聞きましたが、三爪チャックではどうせ芯はでないのでチャックを交換するときはこの方が便利ですね。ML210のように本式の取付法だと、ボルトを3、4本締めないといけないのでかえって手間です。最初からバーチカルユニットもついていましたし、ある意味ではホビー用工作機械としては完成したカタチだったと思います。
私はノギスを簡易DROとしてつけたり、ハンドルを一時分売していたML210用に交換したりして使っています。
またKS200は5万円前後と安かったので、旋盤入門機としてはよかったのではないでしょうか?ユニマット3型もときどきネットオークションでは出ていますので、モーターが回って5万円程度なら買いだと思います。
本来旋盤という機械は、本体に精密さを求めるのではなく、いかにヤトイなどの治具をつかって精度の高い部品を作るかが勝負だと思います。その点でNC旋盤などとは根本的に違うものだと思います。
Posted by: ゆうえん・こうじ | August 27, 2015 08:52 PM
こんばんは
ユニマット3、小生の購入は昭和55年くらいだったと思います。
元箱、全く記憶にありませんなーーー。
本体、バーチカルユニット、コレットホルダー、コレット(1個たしか7,8千円くらい?、1mm、3mm、6mm)テーパー削り台、回転センター、ミーリングテーブル、ドリルチャック、センタードリル、エンドミル、等、、、2,30万の金額っだた様に思います。
これさえ買えば古典機関車が作れると信じて買いましたが、、、、、30年間で数台のカマが出来ましたので”ヨシ”としています。
昨年、高校時代の友人へ譲渡しました。
そこで、もう少し活躍して来れたらと思っています。
ボールドウィンのドームは旋盤無しではどうにもなりませんよねーー。
Posted by: はた坊 | August 29, 2015 10:24 PM
はた坊さんもユニマット3ユーザーだったのですね。
ボールドウィンの段付きドームは、確かにドリルレースでは難物ですね。
まあツーピースやスリーピースに分けてつくれば出来ないことはないです。というか私は、旋盤で作るときでも、ボールドウィンやポーターの段付きドームは、ツーピースで作ります。まあ旋盤使っていても、ドリルレース思考から向け出せないのかもしれません。
Posted by: ゆうえん・こうじ | August 30, 2015 11:02 AM