8760とP8
少し前のフライッシュマン製P8(のちのドイツ国鉄38形)のモデルを手に入れましたので8760と並べてみました。P8は1/87で わが8760は1/80ですが、P8の方がデカイですね。
正面からみるとP8の方が煙室が太くて、ランボードが狭いので精悍な感じがします。
在庫している8800のキットを組むときには、こういうP8みたいな感じを出したいです。
杉山デュプレックス改造(4)
上回りは結局railtruckさんにアドバイスされたように、煙突の中から長ビスで止めました。煙突はエコ−のロスト製だったのでセンターに孔がうまく開けられるか不安だったのですが、さすがコンさんのお世話で輿入れしたアシナ姫を使ったせいかボイラーにつけたままうまく加工できました。最近やっとこのボール盤の手加減がわかってきました。
ところで長ビスですが、1.4mmビスはエコーモデルでも10mm長までしかパーツとしては発売されていないようでした。自分で旋盤で挽くしかないかと覚悟しましたが、ネットで検索したら松本産業のネットショップで、1.4mmビスの20mm長を扱っていましたので、取り寄せて使いました。ロコの前においてあるネジです。
キャブ内のギアカバーはやたら飛び出して、ポーターのキャブ内みたいになってしまいました。英国型のバックプレートはキャブの中には少し出張っているだけなので、これ全部をボイラーとみなすと非実感的です。ギアカバーの背面はバックプレートとして焚口などをつけて仕上げようとおもっていましたが、かえって不自然なので、黒子ということでこのままディテールなしにしようかとも思っています。
模型と実物の違いの心情的な問題
「模型と実物は違う」ということで、先日或る模型人と話していたときの話です。
B-B-BのEF電気機関車で模型では中間台車は駆動するかどうかという話になりました。実用的な牽引力からいうと、車重が同じなら牽引力と動軸数は関係ないので、中間台車は駆動せずダミーとして実質EDとしても全軸駆動と牽引力は変わらないはずです。また中間台車最低脱線しないだけの軸重は必要なので、バネで線路に圧着する必要があるのでその分だけ前後台車の軸重が減るので、牽引力は弱くなるはずですが微々たるものだと思いますし、中間台車にウェィトを積んで両端の駆動台車の軸重を減らさないという方法もあります。
だた実物好きの人からいうと、やはり実物は中間台車にもモーターが積まれているので、動力化することによって牽引力は増加しなくてコストアップになっても、やはり駆動して実物に近づけたいという気持ちが強いそうです。
そうなってくると理屈ではなく心情的な問題になってしまいますね。
ユウレイ(実物の非動力車に模型では動力を入れる)や蒸機のテンダードライブなども、心情的に受け容れられないといわれる方も結構おられますね。
というわけで「模型と実物は違う」がどこまで受け容れられるかは、いくら議論しても結論がでない課題だと改めて思いました。イデオロギーの問題となってくると共存するには互いに相手の立場を認めるしかなくなりますね。どちらかの価値観に揃えようとすると勝ち抜き競争するか戦争するかしかなくなります。
O HO N は同じようには考えられない
先日KNさんを団長とする視察団にくわえていただき、dda40xさんの完成目前のOゲージレイアウトを見学させていただきました。もちろん その迫力ある走行と車両・走行システムの完璧さには感服しましたが、もうひとう感じたのはこれは自分のしている鉄道模型とはまた別の世界だなということでした。
大きさが2倍になれば、質量は8倍、運動エネルギー(1/2・mv2)は32倍となります。さらにdda40xさんの車両は米国型大型蒸機なので、私の日本型中小型蒸機に比べると100倍近い運動エネルギーを持って走っていることになります。
ということは走行機構でも、同じように考えてよい部分もあるし、まったく違う部分もあるということです。考えてみるHO/16番とNゲージも同じような関係だと思います。それぞれのスケールの大きさに応じた走行機構を考える必要があるし、あるスケールで良好な結果が得られても、そのまま他のスケールに移行してもうまくいくとは限らないと思います。
またナローゲージモデルというのは面白くて、例えばHOナローなら上回り等はHO感覚で作ればよいですが、下回りもHOと同じ機構ではうまく走らなくて、Nゲージ感覚で作る必要があることです。HOn3も一時衰退していましたが、それはHOモデルをそのまま縮小した走行機構だったのでよく走らなかったことが原因のひとつのようです。その後BlackStone社がNゲージと同じような動力装置を持った製品を発売してよく走るようになってからは復興して、日本でも黒石病なる言葉が生まれたようです。
上回りのディテール工作でも同じことがいえると思いますが、同じ鉄道模型といってもO HO N は同じようには考えられないし、同じように考えて作るとよい結果が得られないと思います。
乾電池式パワーパックを作る
最近少し電子工作づいています。
これまで乾電池を使った鉄道模型用12V電源など作ってきましたが、ストロベリーリナックスより12Vでもう少し電流を多く流せるのDCDC昇圧コンバーターが発売されたので、それを使って乾電池式パワーパックを作ってみました。
以前から乾電池を使ったパワーパックは、6本や8本を直列につないで9-12Vの電圧にして、これをトランジスターで電圧制御にしたものが作られてきましたし、市販もされていました。しかい少し重いのが難点でした。最近はDCDCコンバーターが高機能小型化したので、これを使って単3乾電池3本を使ったパワーパックを作りました。
一旦4.5VをDCDCコンバーターで12Vに昇圧して、これを電源としてPWM(パルス)制御にしています。勿論可変電圧レギュレーターを使用した電圧制御も可能ですが、その方式では降圧分のエネルギーを熱で放出してしまうので、今回は電力の利用効率のよいパルス制御にしました。
DCDCコンバーターはストロベリーリナックスのLTC3124という完成基板、PWMコントローラーの部分は秋月電子のPWM(スイッチング)方式DCモーター可変キットを使いました。後者はキット形式ですが、説明書のとおりハンダ付けすれば一時間もかからず組み立てることができました。なおこのキットの鉄道模型パワーパック化については雷門模型クラブのHPを参考にさせていただきました。保護装置は1Aのポリスイッチを入れました。
ケースはタカチの電池ボックス付きケース LC135-M3-Dです。
なお今回は昇圧した12Vの直流も取り出せるようにしてありますので、ここに電源延長コードを接続すれば、DCCコントローラーやKATOのサウンドBOXの携帯電源にもなります。
種類が豊富な電子キットや完成基板をつかえば、自分で回路設計できなくてもいろいろなものができます。ネット検索すれば自分の目的にあったものが簡単に見つかります。よい時代になったものです。
ボール盤の整備
引っ越しして模型部屋が少し広くなった(5.5->9畳)のを機会に、仙台のKNさんにお世話いただいてアシナのボール盤ASD305を導入しました。町工場で長年使われていたようですが、チャックの交換のみで快調に動いています。それ以外はハンドルのグリップを交換したのと目盛のナットをクランプレバーに交換したぐらいです。
今回これにプロンクソンのフライス用クロステーブルNo.27150を装着しました。
ボール盤とクロステーブルの取り付けスリットの位置があわないのでどうしようかと思いましたが、KNさんが片側のスリットで2本のボルトで取り付ければ十分といわれるのでそのようにしました。
またMONOTAROで売っているマグネット付きフレキシブルライトもつけましたが、穴開け位置が明るくてはっきり見えるのでよいです。このライトにはいろいろ不満もありますがまあ¥1300ならお買い得だったと思います。
いまは床の上に置いていますが、やはり台に乗せたいと思います。
これもクロステーブル上面が70cmぐらいの高さになる台がよいのでしょうか。
貨車にBluetoothスピーカーシステムを組み込む(2)
Bluetoothスピーカーシステムを天賞堂のワフ28000に組み込んでみました。
この車両に組み込むには、単4電池でも大きすぎるので単5電池を使いました。
この回路に使ったのは数日前に書いた、bluetoothオージオレシーバーと秋月のHT82V739使用ミニモノアンプ基板です。なおこのアンプは3Vで作動しますが、bluetoothレシーバーは電源に5Vが必要なのでやはり秋月の5V出力コイル一体型昇圧DCDCコンバータで3Vから5Vに昇圧しています。心配していたDCDCコンバータからのBluetoothレシーバーへの影響はないようでした。
これで貨車からKATOサウンドBOXの音が聞けます。
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