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O HO N は同じようには考えられない

先日KNさんを団長とする視察団にくわえていただき、dda40xさんの完成目前のOゲージレイアウトを見学させていただきました。もちろん その迫力ある走行と車両・走行システムの完璧さには感服しましたが、もうひとう感じたのはこれは自分のしている鉄道模型とはまた別の世界だなということでした。
大きさが2倍になれば、質量は8倍、運動エネルギー(1/2・mv2)は32倍となります。さらにdda40xさんの車両は米国型大型蒸機なので、私の日本型中小型蒸機に比べると100倍近い運動エネルギーを持って走っていることになります。
ということは走行機構でも、同じように考えてよい部分もあるし、まったく違う部分もあるということです。考えてみるHO/16番とNゲージも同じような関係だと思います。それぞれのスケールの大きさに応じた走行機構を考える必要があるし、あるスケールで良好な結果が得られても、そのまま他のスケールに移行してもうまくいくとは限らないと思います。

またナローゲージモデルというのは面白くて、例えばHOナローなら上回り等はHO感覚で作ればよいですが、下回りもHOと同じ機構ではうまく走らなくて、Nゲージ感覚で作る必要があることです。HOn3も一時衰退していましたが、それはHOモデルをそのまま縮小した走行機構だったのでよく走らなかったことが原因のひとつのようです。その後BlackStone社がNゲージと同じような動力装置を持った製品を発売してよく走るようになってからは復興して、日本でも黒石病なる言葉が生まれたようです。

上回りのディテール工作でも同じことがいえると思いますが、同じ鉄道模型といってもO HO N は同じようには考えられないし、同じように考えて作るとよい結果が得られないと思います。

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Comments

全く同感です。
ゲージ毎に物理的センスが異なるだけでなく、
経済的センスも異なると思います。
鉄道模型には車両と線路が必要で、
しかも車両は動力車とトレーラーが必要です。
コストは新規作成だけでなく、メンテナンスも必要です。
模型とは云え、模型鉄道会社を運営する訳ですよね。

Posted by: 地鉄@岡鉄局管内 | February 20, 2016 at 08:41 PM

異次元の世界でしょうね~
運動エネルギー以外にも「集電」の問題が有ります。1輪当たりの荷重の違いで、変曲点のように挙動が変わる様です。
1輪当たり10~15gを超えると、微細な汚れの影響が急に軽減出来る境目が有ります。油汚れ、ごく薄い酸化膜などと思います。いわゆる「接触抵抗」として、数々の論文が有るようです。他にも、1輪当たり100gを超えると、急にレールの汚れに強くなる変化点が有るようですが、調査中です。

Posted by: 廣瀬 | February 21, 2016 at 03:13 AM

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