乾電池式パワーパックを作る
最近少し電子工作づいています。
これまで乾電池を使った鉄道模型用12V電源など作ってきましたが、ストロベリーリナックスより12Vでもう少し電流を多く流せるのDCDC昇圧コンバーターが発売されたので、それを使って乾電池式パワーパックを作ってみました。
以前から乾電池を使ったパワーパックは、6本や8本を直列につないで9-12Vの電圧にして、これをトランジスターで電圧制御にしたものが作られてきましたし、市販もされていました。しかい少し重いのが難点でした。最近はDCDCコンバーターが高機能小型化したので、これを使って単3乾電池3本を使ったパワーパックを作りました。
一旦4.5VをDCDCコンバーターで12Vに昇圧して、これを電源としてPWM(パルス)制御にしています。勿論可変電圧レギュレーターを使用した電圧制御も可能ですが、その方式では降圧分のエネルギーを熱で放出してしまうので、今回は電力の利用効率のよいパルス制御にしました。
DCDCコンバーターはストロベリーリナックスのLTC3124という完成基板、PWMコントローラーの部分は秋月電子のPWM(スイッチング)方式DCモーター可変キットを使いました。後者はキット形式ですが、説明書のとおりハンダ付けすれば一時間もかからず組み立てることができました。なおこのキットの鉄道模型パワーパック化については雷門模型クラブのHPを参考にさせていただきました。保護装置は1Aのポリスイッチを入れました。
ケースはタカチの電池ボックス付きケース LC135-M3-Dです。
なお今回は昇圧した12Vの直流も取り出せるようにしてありますので、ここに電源延長コードを接続すれば、DCCコントローラーやKATOのサウンドBOXの携帯電源にもなります。
種類が豊富な電子キットや完成基板をつかえば、自分で回路設計できなくてもいろいろなものができます。ネット検索すれば自分の目的にあったものが簡単に見つかります。よい時代になったものです。
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