日車20tCタンク(1) 動輪可動式への改造
仕掛かり品を多く抱えているにもかかわらず、下回りが30分で組めるとか上回りが一時間で組めるとかいう甘言に惑わされて
先月上京した時に手に入れた トーマモデルワークスの日車20tCタンクのキットに手を出してしまいました。
さすがにとーまさんのように2時間以内には組めませんでしたが、4,5時間でカタチになりました。ここまでハンダ付けなしで組んでいます。説明書どおりで、特に修正もなく組めました。
とはいっても素組ではおもしろくないので、動輪を可動式にしました。ただ本格的にすると大変なので、ギアのついた第三動輪はキットのまま固定、第1動輪は中央で支持して、第2動輪はバネ可動にして3点支持にすることにしました。
ということで第1動輪は動輪中央一点で支える必要がありますが、軸箱を一旦抜いて打ち替えるのは大変なので、軸箱を真鍮板をU字型に曲げたもので支えることにしました。
これは坂本衛さんが、以前TMSに自作蒸機を発表されたとき使われていた簡易軸箱からヒントを得ました。
というわけで、フレームは組むまえに下面の動輪のはまりこむ部分を左右に0.5mmずつ拡げておきました。
この軸箱支えはフレームの内側で、軸箱のフレームの内側に出た部分を支えます。
さすがにこのロコぐらい軸距(約34mm)があると第2動輪の穴を上下にひろげてごまかすわけにはいかず、サイドロッドには関節を入れざるをえないです。このキットには調整用に3組サイドロッドがついていますので、関節はダミーにして第2動輪のピンで重ね合わせた簡易型の関節入りロッドにする予定ですが、今回はここまでこれはまた後日の工作とします。
なおこのキットは、動輪固定式のままでもよく走るようです。動輪可動式に改造するのは、自分の楽しみのためであって、オリジナル製品の品質、走行性能が悪いから改造するのではありません。
このメーカーの前作シェイのバラキットでは、メーカーでは「誰でも組めるシェイのバラキット」という方針で、あえて全軸駆動にしない設計で製品をつくられたようですが、一部の方が徹底改造してブログに発表された、なかにはK先生のようにラインシャフト駆動に改造する方まであらわれて、キットオリジナルの素組では走らないと誤解した風評被害も発生したらしいので、念のため最後に付け加えておきます。
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