日車20tCタンク(8) シリンダー周り、ブレーキシュー
このキットのシリンダー中心間隔は26.5mmのようですが、車体幅が狭いためシリンダー部での偏心が大きく少し気になります。折角ロッドが薄いのですからもう少し狭くてもよいと思います。またシリンダー後蓋付近のディテールが何もないのも寂しいので、シリンダー中心間隔を25.3mmまで狭くして、細密パイプを組み合わせてそれらしくしてみました。25.3mmという半端な寸法になったのは、極細丸ヤスリで内側に向けて孔を拡げていった結果です。2.1mmの孔に拡げて、外径2.1mmと1.6mmのパイプを組み合わせてそれらしくしました。
オリジナルのスライドバーは使えなくなるので、洋白帯板を曲げて二枚重ねにしたもので作り直しました。
ガイドヨークの孔も台枠側に拡げました。
クロスヘッドと第1動輪のクランクピンとの当たりは、クランクピンを動輪のネジ孔を少し皿モミして頭を沈めたら回避できました。ところで模型ではロッドピンといいますが、実物ではロッドピンという言葉はなくてクランクピンだと先日クラーケンさんに指摘されました。
ブレーキシューは、エコ−のロストパーツ1775と真鍮線で簡単にまとめました。今回はスペース的にも苦しいので、テコや作用ロッドは省略します。
また第1動輪のブレーキシューは、キットのメインロッド受けの構造が災いして、このパーツがシリンダーブロックと第1動輪の間に入らないので省略しました。
キャブ下のステップはハシゴ状のエッチングパーツがキットに入っていましたが、ヘンシェルタイプではそれでは違和感あるのでエコ−のキャブ下ステップ(曲タイプ)1768に交換しました。
あとはキャブ左下のハンドブレーキのテコの取付が残っています。ブレーキシリンダーは台枠内側についているという想定で省略しようかと思いましたが、コンさんのキャブ右下にシリンダーがついているのを拝見すると私もつけたくなりました。
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