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3300タイプ  トビー4030改造(1)

引っ越しの時に整理していたら、大学生の時作りかけて放置していた3300タイプが出てきました。次はそれをレストアすることにしました。
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4030は、本来3300系よりひとまわり小さい1320形のストレッチバージョンであったようなので、上回り共通でDタンク4030とCタンク3300を出そうとしたトビーの企ては、今考えると少し的外れであっかもしれませんが、さすがトビーの設計だけあって上回りは4030と3300の中間寸法で巧くまとめてあります。
30年前の改造時にはシリンダー間隔をつめすぎたため、クロスヘッドとロッドの当たりがでて上手く走らず、嫌になって放り出したように憶えています。今回のレストアでは少し拡げようとおもっていたところで 自宅のジャンクボックスを漁るとちょうど4030のものとおぼしきシリンダーブロックがでてきたので使いました。ただこれはスライドバーがついていなかったので、t0.8洋白板から削り出して補充しましたが、トビーオリジナルよりは少し細目にしました。

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なお3300のキャブ周りは、この製品よりもう少しスリムな印象なので、コールバンカーは1.5-2mm程度短縮してみようかと思います。また30年前の改造時に屋根は製品オリジナルの二重屋根を廃して普通の屋根にしようとしたみたいですが、今見るとかえってスリムな感じが損なわれています。外した屋根パーツが見つかったので、製品オリジナルんに戻します。

あとは先日レストアした4030と同程度のパーツ交換、ディテール追加などをおこなう予定です。


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京都物欲報告

土曜日は京都のボークスで開催されたレールエクスポ京都に行ってきました。
会場をひととおりぶらっと見て、いつものアルモデルさんとトーマさんのところで買い物しました。
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トーマさんのところでは、再生産になったミニトレインズのテンダー機改造用上回りキットを購入しました。このキットほとんどがアメリカ向けに売れているそうで、日本で複数買ったのは私だけだと社長にいわれました。ちなみの今回は3台目、一両は7000タイプのキャブになっています。もう一両も本来のミニトレインズ改造ではなく、他のロコに改造を画策中です。あと思わぬ土産もいただきました。
アルモデルさんのところでは、協三15トンボギーDLの動力台車のみ分売していたのを購入しました。車輪径は7mmで、ホイルベースは約10.5mmです。なおこれには7mm径車輪用のエッチング製クランクつき輪心とロッドも付属しています。帰宅後線路の上に乗せるとスルスル走ったのには感動しました(当たり前か?)
これはこの機関車の動力装置につかえるのではないかと思っています。
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その後は京都に泊まって翌日は京都鉄道博物館に行こうかと思ったのですが、最近週末の京都のホテル代が暴騰しており、狭いビジネスホテルでも一泊二万円近くするので、バカらしくなって大阪に泊まりました。イギリスのEU分離騒ぎで少し円高になって外国からの観光客が減る?とホテル代正常化するのでしょうか?
その後日曜日神戸の別の集まりに参加しようと思ったのですが、急用ができてしまいそのまま帰宅してしまいました。

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閑話数題(4)   贔屓の引き倒し

先日あるモデラーの先輩と杯を酌み交わしなら話したのですが・・・

モデラーの間でもみなさん贔屓のメーカーがあるようですが、そのメーカーの製品にケチをつけると怒り出す熱烈な贔屓筋モデラーの方もおられるようです。贔屓の野球チームの批判を耳にすると怒り出す野球ファンと同じようですね。そこまでいかなくても、ブログなどに製品の不備やそれに対する不満を書くと、「折角製品を出しているのだから、そういう悪口を書くのはやめてくれ」といわれたとかメールが来たという話も耳に入ってきます。
「日本のどの鉄道模型雑誌の製品紹介欄でも評価が甘く、製品の欠点は書かれていないので、発売ニュースとしての価値はあるが、実際あまり購入の参考にはならない」という声もよく聞きます。これは「新聞や雑誌と一緒で広告を出しているメーカーに対する遠慮(=下手すると広告出稿止められる?)」だろうといわれていますが、案外その製品の贔屓筋読者からの抗議も厄介なのかもしれません。まあそれと引き替えに鉄道模型雑誌に限らず日本のメディアに対する読者の信頼が最近は揺らいでいるわけですが・・・
50年近く前のTMSを読むと製品の紹介はかなり辛口なものもありますが、メーカー、小売店や読者を気にせずにそういうことが書けたのも○○天皇とまで言われたYさんが主筆をされて圧倒的な影響力を持たれていたからでしょうか?
また最近はアクセスの多い鉄道模型ブログでキットに対する辛口の批評がでるとその内容が、ブログ主独自の改造例や少し変わった見方によるもので、キットを素組するなら問題にならないような場合でも、製品の売り上げにかなり影響がでるということを某小メーカーの方がおっしゃっていました。

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DCC  わらしべ長者の夢をみる

これまでレンツとデジトラックスのコントローラーを使ってきましたが、最近デスクトップステーションというArudinoベースのオープンソースのDCCコントローラーができたというので興味をもっていました。先日主宰者のKBさんが、他社のDCCコントローラーとご自分のDSmainR5の交換を公募しておられるということで、あまり使っていなかったレンツのコントローラーと交換していただきました。
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本体は弁当箱ぐらいの大きさです。
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7インチのウィンドウズタブレットにつないでみました。

また4/29の鉄道模型市で実際にお目にかかって、いろいろお話しを聞くことができたので、Arudinoのシールドキットも購入してしまいました。なにしろオープンソースなので自分の気に入ったコントローラーを作って遊べそうです。以前から組込リナックスボードには興味がありましたが手を出しかねていました。鉄道模型であの世界で遊べるとは思っていませんでした。

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欧州2016雑感

5月末にハンガリーのブタペストで学会があったので、ついでにウィーン、ベルリンとまわってきました。

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往きは、関空から昔懐かしい747-400です。日本の航空会社は全機退役させましたが、さすがルフトハンザ物持ちがよく整備して飛ばしています。二階席に乗りましたが、昔はもっと騒音が静かだと思っていたのにうるさかったです。今回はCクラスにのりました、といってもANAのスタアラ特典航空券です。今は燃料サーチャージが無料なので、9万5千マイル以外に3万円弱払えばすみました。なお写真は撮っていませんが、帰りのベルリン〜ウィーンは、オーストリア航空のFokker100でした。この機材も乗り納めでしょうね。

ブタペストでは会議の合間に路面電車に乗って鉄道博物館などいってきました。
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一時期はシリア難民で溢れかえったらしいブダペスト東駅も もう落ち着きを取り戻していました。
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ブダペストでは蒸機はたくさんみたので少し食傷気味となり、ウィーンでは蒸機に火が入る日でもなかったのでストラスホッフの鉄道博物館には行かず、ウィーン市の交通博物館で電車を見ました。4年前に行った時は電車やバスが並べてあるだけでしたが、今回は展示物がかなりできて博物館風になっていました。といってもどこかの国の鉄道博物館のようにすし詰め展示ではないので写真も撮れるしゆっくり見れます。
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現在リニューアル工事中のU4(地下鉄4号線)は、昔は汽車が走っていました。
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最後にベルリンによって街を歩いてきました
ZOO駅近くのホテルに泊まっており少し時間があったので、近くの模型店Modelleisenbahn Turbergをのぞいてきました。
在庫量が非常に多く、マイクロメタキットの特製完成品やレマコのブラスロコなども並べてあったのでよい目の保養をさせてもらいました。
本の在庫もたくさんあったので、ザクセンの蒸気機関車の本を購入し、模型はTilligの12mmのスナップ線路だけを買ってかえりました。
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ベルリンのハンブルグ駅

ベルリン中央駅近くに、ハンブルグ駅美術館という現代芸術の美術館があります。
これは昔、ハンブルグ方面への鉄道のターミナルだった旧ハンブルグ駅を改装して美術館にしたものです。使われなくなった鉄道駅を改装して美術館にしたのではパリのオルセー美術館と同じです。
特に鉄道関係の展示があるわけではないですが、展示ホールになっているアーチ屋根の下で、昔ここから蒸機に牽かれた列車が出発していたのだと想像するだけでワクワクしてきます。
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なおベルリンも昔は、ヨーロッパの他の大都市と同じように方面別にターミナル駅が分かれていましたが、東西ドイツ統一後に新しく中央駅(Haupt Bahnhof)が建設されています。そして現在ハンブルグ方面のICEはこの美術館から数百メートル離れたベルリン中央駅の地下ホームから発着しています。

今回は二年ぶりのベルリンです。前回は仕事半分だったので、時間の制約で見ることができなかったこのハンブルグ駅とドイツ国会議事堂を見学しました。


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ブダペストの鉄道博物館

先週仕事でハンガリーのブダペストに行ったので、鉄道博物館をのぞいてきました。
転車台の周りの扇形の線路に蒸機が展示されていました。
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左手の方が古典機で、右手の方が近代機です。製造年順に並べてあるようです。
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ハンガリーも初期は、ドイツ製やオーストリア製を輸入していたようですが、後には社会主義時代を含めて自国製造していたようです。

私の興味があるのは古い時代の蒸機なので、たくさん写真を撮ってきました。
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標準軌なので、アウトサイドフレームの蒸機は、弁室がシリンダーの上ではなく、台枠内側にもってきているようです。
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ここへ行くには、地下鉄M3のLehel térで下車して、14番の路面電車に乗り換えて、Rokolya utca停留所で降りて歩いて10分弱です。


この博物館とは関係ありませんが、ハンガリー型蒸機をスクラッチしているかたのHPを教えていただきましたので、リンクしておきます。

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