温度調整式ハンダゴテのコテ先を改造する 補追
前の記事でdda40xさんから「銅棒に深孔をあけるのは大変でしたでしょう。」というコメントをいただきましたが、いわれたとおり結構大変でした。
銅棒は材質が柔らかいので、かえって材料の送り加減が難しいですね。切削油をたっぷり使いながらソロソロ穴を掘っていきました。またそのまま一気に穴を開けようとしても、ML-210ではドリルが振れて鳴いてしまいます。
結局 36mmの深穴を開けるのに、10-15mmずつ掘っては少し細いドリルに交換して三段に穴を開けて、最後に4.1mm のドリルで仕上げました。具体的には3.5,3.2,3.0を使っています。
今回は中空軸の駆動部品を作るように真円の中心に穴を開けないといけないわけではないのでこれで十分でした。
またハンダゴテのヒーターは昔のアカエ以来、コテの外側にヒーターをとりつけるのがほとんどですが、熱の半分が逃げてしまう?ので効率が悪いと思います。それとも何か理由があるのでしょうか?このgootのPXシリーズは、コテの中にヒーターが入り込んでいるので、効率がよいと思います。
Comments
やったことのある人でないと、難しいことはわかりませんからね。
そういう意味でも井上豊氏のアレゲニィのボイラのくりぬきは大変な仕事です。
Posted by: dda40x | September 02, 2016 09:27 AM